森見登美彦最新作「有頂天家族」。
読む前は主人公が人間ではなく狸だと聞いてかなり不安だったが、期待通りに面白かった。
現代の京都に住む狸の5人家族を中心に、狸と天狗と人間が入り乱れて沸き起こる破天荒な物語だ。
独特のスピード感と浮遊感とイマジネーション溢れる原色豊かな世界は森見登美彦ならではもので、洒落ていて可笑しく上品な味わいがある。
そこに今作はほどよい程度の「家族愛」が加わっているおかげで主人公が狸といえども読者の共感しやすいものとなっている。
今作は空を飛ぶシーンが多いのも個人的には好きなポイントだ。
やはりスタジオジブリっぽい!!
最終貢を見ると早くも続編が決定しているとのこと。
いまから楽しみである。
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