2008年1月8日火曜日

the ARROWS 「GUIDANCE FOR LOVERS」


昨年12月にリリースされたアロウズの新作。

坂井竜二の歌詞がすばらしい。

「月光の街」という曲があるのだがこの1曲だけでも十分聴く価値のあるアルバムだ。
この「月光の街」実に泣ける曲なのだ。
サビでは「親に最近電話をしたか 風邪をひいて仕事とかどうすんだ・・」などなど坂井竜二の極めて個人的な心の悩みや不安を誰にでも分かるような具体的な言葉で洗いざらいぶちまけ、そして最終的には「君にね 君にね あいたいんだ~」と愛を求めて叫び続けるという、なんとも分かりやすくかつ切ない曲である。

CDで聴くたびに胸にこみあげてくるものを感じるのだが、ライブだとなおさらヤバく、目頭が熱くなり、周りで涙する女性ファンも少なくない。
ここまで露骨にアーティスト自身の個人的な悩みや葛藤をリアルに吐き出した曲を私はいまだかつて聴いたことがないように思える。

もちろんそのほかの曲も捨て曲なし。
アロウズは「踊れて楽しい」だけではなく「せつなく情けなく悲しい」という側面も持ったバンドであることを証明したアルバムといえる。

オススメです!

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