デヴィッド・クローネンバーグ監督
2007年アメリカ、イギリス、カナダ映画
これまた観たのは1週間くらい前なんですがアップが遅れていました。
ロンドンに君臨するロシアンマフィアの内部を描いた作品。
映像が美しく、暴力シーンもこれまた美しい。
この映画では銃が一切使われていない。
みなナイフなど鋭利な刃物で戦うわけで、
刺されたときの痛みがとってもリアルに伝わってくる。
終盤のサウナでの戦いも、銃を使えばすぐ済むのに、
あえてそうせず、ナイフを使って目が離せないくらいすさまじい死闘を繰りひろげるのだ。
その痛々しさったらもうハンパない。
とにかく主演のヴィゴ・モーテンセンがすごい。
静かな中にも熱い魂。
そして頭もいいのだがそれを表に出しすぎずに、
組織の中で運転手からどんどんのし上がっていく様は見ていてスリリングだ。
この映画で完全にハマリ役。
ナオミ・ワッツは完全に食われてる。
ラストはなんだか尻切れトンボのような気がしたけど、
これまでに観たことのないマフィア映画を観た気がした。
以上!
(生涯650本目の作品)
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