2009年1月29日木曜日

「蛇にピアス」鑑賞。


蜷川幸雄監督
2008年日本映画

なんだかなあ。
まず、吉高由里子の迷いのなさというか、気迫は十分伝わってきた。そこはすごいと思う。
けど、世間的には彼女の文字通り体当たりの演技というか、その裸体のみが話題になってしまいそうな作品だ。
原作は未読なのだが、映画は「痛み」とかそういうテーマ以前に、彼女の整った外見の美しさと艶かしさだけが強烈なインパクトを与える。
ちょっと軽いんだよなあ。
これで彼女の声やカツゼツが良ければいいのであるが、とてつもなく舌足らずなんだよなあ。「転々」みたいなコメディだと違和感ないけど、こういう映画はちょっとなあ。
シリアスなセリフをしゃべってもあの声のせいで台無しな気がした。
でもって物語展開もイマイチな気がして、そこに吉高由里子の演技力の無さというかあの声が加わって主人公のルイってただの自己中な女にしか思えなかった。
葬式で刑事にキレる場面なんて単なる酔っ払いにしか見えなかったし。

ARATAって役者は初めて見たけどカッコよかったな。

以上!総じてイマイチな作品であった。
(生涯655本目の作品)

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