中島哲也監督
2008年 日本映画
うーん・・・。
こりにこった映像はスバラシイ。
役者もみな頑張ってる。
けどトータルはイマイチ。
過剰な演出が結局全体の足をひっぱってるような気がした。
物語の中心がパコなのか、役所広司演じる「おおぬき」なのか、イマイチ焦点がハッキリしない。
物語展開もいいんだけど、登場人物が多すぎて、一人一人のエピソードがどうも中途半端。
その結果それほど感情移入できない。
これだけのディティールに凝った世界観と情報の多さなら150分くらいの大作でやってほしかったな。
そうはいかなかったのは子供向けにつくってあるということなのか。
役者のメイクにしても、素顔がわかんないくらいに過剰なのはどうかと思う。
小池栄子と加瀬亮はエンドクレジットみるまでマジで誰なのか分からなかった。
妻夫木にしてもふつーに見たら分からない人もいると思う。
すごかったのは阿部サダヲ。
やっぱコイツは役者だ。
というわけで好きな監督だけに辛口になってしまったが
しっかりと作られていてつまらなくはない。
けど「下妻物語」「嫌われ松子」には劣るのであった。
以上(生涯661本目の作品)
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