オープニングでしびれる映画って
えてして面白いものが多い。
1973年のスコセッシ監督の「ミーンス・トリート」。
大好きな作品である。
オープニングのロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」は鮮烈な印象を残す。
スコセッシ監督の中では「タクシードライバー」よりも断然この作品の方がいいと思うのはオレだけだろうか?
これを観たのは高校2年の夏。
当時タランティーノにはまっていたオレであるが、
音楽の使い方、カメラワーク、赤い照明のバー、熱気、
長まわし気味のセリフ、ドキュメントタッチの暴力描写などなど
「タランティーノのやってることを20年前に全部やってんじゃん!!!」という衝撃を受けたのだ。
そしてそして、ヤバすぎんのがこの映画のロバート・デニーロなのだ。
彼の暴走しっぱなしのくどい演技はスマートな体型もあって最高にクールだ。
この作品はスコセッシの最高傑作であるとともにデニーロの最高傑作でもあると個人的には思っている。
そしてこの後スコセッシ&デニーロのコンビは数々の名作を生み出すこととなる。
そういう意味でも価値の高い作品であるが、世界でも日本でもなぜか「知る人ぞ知る作品」になってしまっていて大変悔しい。
おすすめです!!!
(少なくとも「デトロイト・メタル・シティ」映画版よりは)
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