2009年8月27日木曜日
「少年メリケンサック」観賞。
2009年 日本映画
宮藤官九郎監督
まあまあでした。
この手のロック、パンクについての映画というのは
正直ギャグは少なくていいと思う。
なぜならパンクやロックは、ステージそのものがどこか異常で非日常でおかしいものだからだ。
余計なギャグがおおければおおいほど、ライブシーンのインパクトがかすむ。
余計なギャグのせいでリアリティが減れば減るほど、真面目でドラマチックな場面で感情移入がしにくくなってしまう。
この手の映画はやっぱりバンドの演奏シーンがものをいう。
この映画のライブシーンでは終始1曲しか披露されないのだが、
長い劇中の中で2曲は持ち歌が披露されないとタイクツだ。
あとこれは「デトロイト・メタル・シティ」を観た時もすんごい感じたんだけど、
ポップなジャンルのバンドとかアーティストをすごくダサく描いて、
その対比としてロックやパンクを際立たせる手法がオレには気にいらない。
ジャンルが違うとはいえ全ては同じ音楽だ。
音楽映画の中で音楽をバカにするような描写はなんだか違和感を覚える。
それがロック映画だったらなおさらだ。
何がいいたいかというと、
上記の課題を全てクリアしていた「アイデン&ティティ」はやはりすごい作品だったということだ。
おっと、違う映画の話をしてしまった。
でもでも、
「アイデン&ティティ」の監督の田口トモロフはこの映画でボーカル役やってるし、
「アイデン&ティティ」もクドカンが脚本だったし、
「アイデン&ティティ」でも峯田はやっぱボーカル役だった。
これだけ同じ人材がそろっていながら、その完成度は雲泥の差だと思う。
結論は
「やっぱ、みうらじゅんはすごかった!!!」
ということか。
この映画にここまで熱くなるオレが間違いなのかもしれん。
だがしかし、今後ロック、パンク映画には
余計なギャグはいらないんで、ひたすら熱い路線のものを望みたい。
それがロックじゃないのか???
以上!!!!!!!
あ、宮崎あおいはまあよかったです。
(生涯676本目の作品)
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