2009年12月19日土曜日

「ミッシェル・ガン・エレファント THEE MOVIE -LAST HEAVEN031011-」観賞。


2009年日本映画
番場秀一監督

初回を観てきた。

まさかの舞台挨拶があり。
といってもチバとかがでてくるはずもなく、
でてきたのはミッシェルのマネージャーであった能野氏と
この映画の監督の番場氏。
この映画は9月から作成開始して12月9日になんとか完成したとのこと。
ちょっとトークがぐだぐだでイラっときた。
気合入れて作ったならそれなりにビシっとしゃべれって感じ。
「今日は天気がいいんで、アベ君も笑っていると思う。」
とか泣かせるコメントもあった。


そんでもって映画である。
基本は2003年10月11日の解散ライブがメイン。
このライブには行ったし、DVDももう何回も観てる。
曲順も全部しってる。

そんなオレだがそれなりに楽しむことができた。
まず音がいい。ここでいう「いい」とはクリアということではない。
迫力という意味である。
ギターの音がちょっときこえにくいんだが、ライブの実際の音のような感じで臨場感があった。
そしてなによりチバの声のすごさがようく分かった。

映像もDVDと同じ部分もあるが違う部分もある。
そして、解散ライブの途中途中にはさまれるのはバンドが成長していく過去の映像である。
なかでも99年の仙台公演の際、天井の照明かなんかが壊れかけて、ライブを中断する旨をメンバーが客に伝える場面(めずらしくアベがしゃべっている)など、ファンには貴重な映像もあった。

何度も観ている解散ライブだが、
改めてこの日の曲順がベスト・オブ・ベストである感じが伝わってくる。
「ドロップ」でドラマチックに始まり、いきなり「ゲットアップルーシー」、「バードメン」と代表曲をかまし、
そのあともわりとアップテンポの代表曲をつづけ、
中盤の「ブギー」、「赤毛のケリー」、「ゴッドジャズタイム」の3連発で切ないミッシェルを見せつけて、
とどめの「エレクトリックサーカス」はマジ泣ける。

そこからガンガンもりあがって、アンコールも楽しい曲ばかり。
2回目のアンコールで「世界の終わり」。

デビューシングルが「世界の終わり」ってタイトルなのがすでにカッコよすぎるのであるが
解散ライブの最後の曲が「世界の終わり」って、なんだがもう解散するときのことを計算していたかのような隙のないカッコよさだ。
アベが4弦をギターから引きちぎる場面がうつっていて感動!!!
DVDにはうつってないんだよなあ。

ということで映画の内容どうこうよりも、
夜の映画館でミッシェルファンと爆音で解散ライブを改めてみるという体験自体が
ちょっと切なくて、貴重な体験だったと思う。
それ以下でもなければそれ以上でもない。
もうミッシェルは2度とこの世に姿を現すことはないのだから。

アベフトシのご冥福を心よりお祈りいたします。

以上、バイバイ ミッシェル!!!!
(生涯686本目の作品)

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