2010年3月13日土曜日
ラッキー★フレンズ ヒストリー2 2008年冬編
2008年9月20日 ベーシスト誕生
8月10日のライブを終えたラキフレは路頭に迷っていた。
ベースがいない。
練習しようとしてもどうにもならない。
イシイは自身のブログ上でベーシストを募るも、1日50アクセス程度の弱小ブログに広告としての力があるわけもなく、応募者ゼロの状態が続いた。
そんな中、タカハシとイシイは「カモダがギターをやめてベースを弾けば全ては丸く収まるんじゃないか」という、言いたくてもなかなか言いだせない想いを日々強くしていく。その想いが通じたのか、9月20日の土曜の夜にイシイのケータイにカモダから1通のメールが届いた。そこには「今日からベーシストになります。」という文章が。こうしてベーシストが誕生。
スリーピースとしてのラキフレ第2期が始まった。
2008年10月 練習の日々
10月になり次回ライブが決定した。
イシイの会社の先輩であるMさんの結婚式2次会である。
日程は12月7日。
10月、11月と2次会に向けて練習をする日々が続いた。
曲はMr.CHILDRENの「終わりなき旅」である。
スローテンポの曲である。ここで重要なのはドラムである。いかにリズムをキープするかという点なのだが、タカハシのドラムはテンポが定まらない。やっていく内にどんどん加速していくのだ。俗にいう「ドラムが走ってるよ」ってやつだ。
12月5日に最後の練習を行った。やはりドラムが曲の最初と最後で違う速さになってしまう。
最終的にとった策は「ボーカルイシイが体でリズムをとり、タカハシはそれに合わせてドラムを叩く」というまさしく逆転の思考法であった。こうしてリズム面で不安を残しつつ12月7日を迎えた。
2008年12月7日 終わりなき旅
Mさんの結婚式に、タカハシとイシイは披露宴から参加した。
披露宴が始まる前に2次会の幹事のIさんから言われた言葉に2人は憤った。
「おまえらさー、持ち時間3分とかでいいっしょ?っていうか曲の途中でやめてくんないかな?」
「終わりなき旅」はどうやっても5,6分かかる曲だ。それを途中でやめろという。
幹事はラキフレに対してあまりいい印象を持っていなかったのだ。
「ただ目立ちたいだけじゃないか?」「ちゃんと演奏できるのか?」「ギャグバンドなんでしょ?」という不信感に加えて、2次会の内容がクイズ大会などの諸々の余興が多数予定されており、よくわからんバンドなんかに6分近くも割けないという状況であった。この幹事からのラキフレへの不信感をビシビシ感じながら披露宴を終えたタカハシとイシイは2次会会場のある池袋へ移動。カモダと合流したバンドメンバーは2次会会場がオープンするまでの間、幹事とともに1.5次会として軽く飲むことになった。ここでもIさんからは「3分たったら強制終了すっからね」ということをひたすら言われ続けた。この幹事Iさんからの逆風が3人の力を結束させたのかどうかはわからないが、会場に移動してから、客が入る前にリハをやったところ、事態は逆転。
リハ演奏を終えた3人に幹事Iさんは「なんだ、全然すごいじゃん」と手のひらを返したのであった。
本番も無事成功。
そしてこのライブにより、12月中に新たなライブの依頼もきた。
3月に結婚する会社の先輩Kさんより「2次会で1曲やってほしい」とのオファーを頂いたのである。
こうして結成から半年を経てラキフレは比較的順調に活動しながら2008年を終えたのであった。
そして09年へ続くのであった。
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