音楽雑誌MUSICAが震災に対して立ち上げた「HOPE FOR TOMORROW」というサイトがある。
このサイト自体を否定する気はないし、素晴らしいとは思うのだが、
ひとつ気になるのは、参加しているミュージシャンの表現手法がバラバラだということ。
メンバーが横並びにただコメントしているのもあれば、
ギターをもってアコギで熱唱して「音楽」として表現している方もいる。
正直ミュージシャンなら音楽で表現すべきではと思ってしまう。
ワタシが最近音楽雑誌を買わない理由は
「音楽は言葉では表現できないから」ということである。
ミュージシャンがいくら言葉で自分がリリースしたアルバムを語ったところであまり伝わるものはない。
そのアルバムを直接聴いたほうが早いのだ。
そしてこのサイトでもその点が露呈されている。
震災に対して希望を与えるというのが目的のようだが、
震災に対してのコメントをのべるミュージシャンよりも
エゴラッピンのアンプラグトでのすさまじい歌唱力の方が断然エネルギッシュで
このような非常事態の日本に対して明らかにある種の感動を呼ぶ。
正直ミュージシャンからのコメントなんてカウントダウンTVのVTRコメントにしか感じない。
そしてうれしいのはザ・ビートモーターズの秋葉もこのサイトで熱唱しているということだ。
しかも曲は「ばらいろの世界」。
♪荒れ狂った悪魔の海か
底なしの地獄の沼か
出かけようぜ
ばらいろの世界♪
この非常事態において
声高らかに歌うには明らかに勇気がいる歌詞だが
それでも秋葉はそのまんま熱唱している。
ますますビートモーターズを好きになったよ。
ワンマンライブは5月。
中止にならないことを祈りたい。
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