なんだかよくわからんはじまり方だと思ったら、
シリーズものの続編(完結編?)だったらしい。
怒りと暴力の連鎖で物語がドロドロと進んでいく。
その負のエネルギーにぐいぐいと引き込まれてしまった。
物語展開はかなり強引で「なんでそんなことしちゃうの?」って感じる箇所が多いのだが
その強引さも登場人物達の怒りの勢いで押し切っているといった感じ。
次から次へとあらわれる魅力的な登場人物。
そのほとんどがヤクザやチンピラといったアウトローなキャラクターである。
登場人物がちょっと多すぎる気がしたがそれが桐野夏生作品の手法なのかもしれない。
7月だけで桐野夏生を3作読んだ。
他にも読んでみるかな。
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