先週の名古屋ツアーの際に品川駅で購入して新幹線の中で読んだ本。
安藤忠雄の日経での「履歴書」に連載していた記事をまとめた内容である。
彼の生い立ちからその哲学はなかなか面白く、岡本太郎にも通じるものがある。
読んでいて共感できる部分が多かった。
当然彼の造った建築物も素晴らしいんだろうと思っていろいろ調べてみたが、彼の建築物については賛否両論があるらしい。
「コンクリート打ち出し」が彼の建築物の代表的な特徴なのかもしれないが、これは一般市民が長年住む住居としてはかなり住みにくいらしい。なるほどな。
しかしこの本の冒頭のエネルギー問題に対する彼の考えかたはワタシが知る限りではどこのだれよりも冷静で具体性があり、大変感銘をうけた。
その内容は20年、30年をかけて緩やかに電力から代替のエネルギーへ変えていくべきだというもので、ヒステリックに「脱原発!!!」を叫びまくる日本人よりはよっぽど説得力があると感じた。
以上。
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