2012年4月30日月曜日

安藤裕子 LIVE at 国際フォーラム

結論からいうとだめだめなライブであった・・・。
精神的に不安定なようで後味悪すぎる終わり方だった。

1曲目は「輝かしき日々」。
イマイチ歌声が安定していない。

2曲目「勘違い」。
これも演奏とかみ合わない・・・。

3曲目「エルロイ」。
アップテンポのアッパーな曲。これはバシっとしていていい感じ。

だがこのあとも彼女のパフォーマンスは安定することはなかった。
ライブが進むにつれて歌詞がトんでしまい歌えていない箇所が増えていく。

途中のMCではとにかく緊張しすぎて本調子ではないことが繰り返し語られていた。その背後にあるのは、昨年妊娠をきっかけにアコースティックライブを中止にしてしまったこと(これについては謝罪もしていた)、本日がそれ以来初のライブとなること といったプレッシャーであることはダレの目から見ても明らかであった。

新作のナンバーを中心に「のうぜんかつら」「あなたと私にできる事」「Lost child,」などの旧ナンバーも織り交ぜながらライブは進む。
終盤「The Still Steel Down」はなかなか迫力があってよかったがそれでもどこか危なっかしい感じは否めない。

そしてそして新作からの「飛翔」が披露されたが、
安藤裕子は途中からほとんど歌えなくなってしまい、曲が終わらないうちにバンドの演奏を置き去りにして、マイクを置いてステージから駆け足で姿を消してしまったのだった。

演奏だけが続き、曲が終わった。次の曲を演奏しようにもボーカルが不在のステージ。バンドメンバーはなすすべもなく待機。するとスタッフらしき男性がステージに駆けつけバンドに楽器を置いていったん退場するよう促したらしく、バンドメンバーも全員退場してしまった。

「おいおい・・・大丈夫か・・・」という雰囲気が客席には濃厚に漂う。
それでもアンコールを求める拍手が自然に発生。

しばらくして安藤裕子が登場。
バンドはピアノのみ。
何度も深くお辞儀をして謝罪したあとに「地平線まで」を歌うがやはり泣いてしまい歌にならない・・・。
曲が終わり安藤裕子はステージを去る。
しばらくして
客電がついて「本日の公演はすべて終了」のアナウンスが。
イマイチな表情をしながら会場をあとにする客。

彼女がライブ前は非常に緊張することはよくきいていたが、ここまでうまくいかないとは・・・。
プロとしての精神力の弱さが露呈されたライブであった。そうとしか言えない。





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