2012年6月27日水曜日

高村薫「マークスの山」

1か月かけてダラダラと読んだ。
読み応えはあったが終盤の展開は想像を超える面白さではなかった。
しかしこの本は物語展開がどうというよりも、
主人公の合田をはじめとする警察の男達が、ときに争い、ときに協力しながら、各々の人生をすり減らしながら事件解決に全力であたっていく描写や、事件そのものを何等かの形で隠ぺいしようとする「正義」とは違う上部からの見えない圧力など、ヘヴィーな空気が全編に漂っており、その点が大変読み応えのある本なのではと思う。

ワタシとしてはまだこの作品を100%理解できていないようで、
犯人がなぜあそこまでの計画を短期間に企てることができたのかイマイチわかりません・・・。近いうちにもう1回読んでみようと思う。

以上!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿