2012年6月16日土曜日

SOIL &"PIMP"SESSIONS LIVE at 日比谷野外大音楽堂

ソイルの野音ワンマン。
ワンマンといってもちょっと特殊なライブである。
2部構成で、1部がビッグバンドと称して、ホーン隊にゲストミュージシャンを6名迎えての大編成。
2部がソイルのみの演奏である。
結論からいうと、1部も2部も「超きもちー」ライブだった。
この日のセットリストは、ひたすらキラーチューンの連続であり、まったりとしたバラード系の曲は一切なしであった。
つまり、観客はひたすら笑顔で踊り狂うしかなかった。
ここまで攻撃的なセットリストは初めてかも。
以下熱いライブレポである。
彼らにとって野音ワンマンは2007年以来2度目である。こんときワタシは、左サイドの最前列で踊り狂った記憶がある。
あのとき天気は大雨だった。 そして今回も雨であった。
なんとも雨バンドのソイル。途中からほぼ止んだけどね。

17時に有楽町で会社の後輩A氏と待ち合わせ。
コンビニで缶ビールを1本買ってから野音へ。
雨が降っているのでカッパを装着してから入場。

B7列に座る。けっこう前のほうで安心。
座っている間にどんどん雨脚が強まってくるが、
ビールを飲みながらA氏と音楽についていろいろ語っていると気にならなくなってきた。
しばらくするとビールがなくなったので会場内の売店で氷結を4本補充して開演に備えた。

18時10分頃にSEが鳴り出した。いつものソロとは違う昔のジャズ風のSEである。
メンバーが登場。
ソイルのメンバー+6名なので12名と大所帯である。
ビッグバンドらしくホーン隊もまとまった場所に着席して楽譜を観ながらの演奏スタイルである。

社長がセンターに立ち、最初のMCで弱気なカンジで「皆さんわかっていると思いますが、・・・雨です・・・」みたいなこといっててちょっとウけた。

1曲目は「Some Skunk Funk」。
最新アルバムからの曲である。
いつもは2人のホーン隊が4倍になっているので当然音がブ厚い!!!
割とスキマが多いこの曲は1曲目にはふさわしい感じであった。
見どころはゲストミュージシャンのソロ演奏である。
元晴とタブさん以外のトランペットやサックスの演奏をソイルのリズム隊をバックに聴くことができるのは大変貴重な経験であった。

この1曲でゲストミュージシャンの半分くらいがソロ演奏を披露したと思う。
続いて2曲目は「マクロケ」!!!大好きな曲なので感動。
ここでもう1人のゲストとしてユアソンのサイトウジュン氏が登場!!!
社長と熱いセッションバトルを展開!!!
これって2007年の渋谷AX公演以来のバトルだああ!!!と一人感動。
ちなみにそんときのライブレポはこちら↓
そんなこんなで大感動していると、「マクロケ」は終盤をむかえ、8人のホーン隊が熱い叫びをあげて「マシロケ」へつないだのだった!!!「マクロケ」→「マシロケ」この流れが何年たっても鳥肌がたつほど大好きなワタシであった。
「マシロケ」の終盤で、ここまでゲストの演奏を「どれどれ」といった感じで伺っていた感じの元晴とタブソンビが席を離れてフロントで熱い演奏を展開!!!「オレらこそデスジャズなんだよ」といわんばかりのカッコよさ。この3曲で「今夜はもうヤバすぎ」と痛感。

4曲目でちょっとしっとり来るかなと思いきや、ここで必ず盛り上がるカバー「Fuller Love」!!!全くもって攻めの連続!!!
元さんの長い長いソロが披露された。
丈青のピアノも繊細かつ熱い。
見どころ満載のこの曲が終わって、つづいては「THE SLAUGHTER SUITE」。またしてもディープな曲で攻めてきた。
ここでは丈青のスタンディングキーボードプレイが冴えわたる。これまた大満足。
もうおなか一杯だと思ったところで一部最後の曲である。
なんとここにきて「POP KORN」!!!手拍子で迎える観客。
社長のデスボイスで歌う部分はサイトウジュン氏も登場して一緒に観客を煽っていた。

以上、濃すぎる6曲で1部が終了。
ゲストミュージシャンと比較して思ったのはタブゾンビのトランペットってやっぱすごいんだなあということである。あんなに味のある音であそこまで熱いプレイをできるのは彼くらいかもしれない。

酒がほぼなくなってしまったので、休憩時間に再度後ろへいって缶ビールを補充。
ステージに戻ってしばらくするといつものカッコいいSEが鳴り始めて照明が赤く光り、メンバーが登場。
第2部がスタートである。

第2部1曲目は「No Taboo」。これをライブで聴くのは初めてかもしれない。メジャーファーストアルバムのオープニングを飾る曲である。
こんな昔の曲をやるとは驚きであった。
性急なビートのこの曲が終わってそのままアルバムの曲順通りに「Suffocation」!!!出ました、キラーチューン!!!
そのまま「閃く刃」ヘなだれ込んだ。
この段階で2部も素晴らしい内容であることを確信。

このあとは長めのピアノの演奏で「Harbor」。これはインディーズファーストアルバム収録曲である。そのままド定番の「SAHARA」へ。
観客が1つになったところで「Fantastic Planet」!!!この3曲は曲を削ってメドレー的に展開していたようだ。
しかし「Fantastic Planet」はキクなあ。観客は全員手を振りながら「ラーラーラーラーラーラー」と大合唱である。この日は社長が野音の観客席に降り立ち、スタッフに囲まれながらグルッと客席を1周してアジテートしていた。
この怒涛のメドレーが終わり、さすがにメンバーも観客も燃え尽きた感が強い中、1人の女性がステージに登場。
聞き覚えのあるホーンのイントロで彼女が歌いだした。
椎名林檎であった!!!
きいてないよー!!!
自分の曲でソイルとコラボした「カリソメ乙女」を披露。オーラに圧倒された。観客は狂喜していた。
その後短い紹介MCを挟んでソイルのアルバム「6」でカバーした「MY FOOLISH HEART」を披露。彼女の歌唱力を野音で十分堪能できた。

こうしてもうおなか一杯なところでシメの「Summer Goddess」!!!もちろん最新アルバムに収録の高速ヴァージョンである。

こうしてメンバーもファンも笑顔で熱い熱い第2部が終了。

アンコールは 、もうやる曲ないよといわんばかりに、「殺戮のテーマ」→「SATSURIKUニューウェイブ」のエンディングの定番2曲の連続で終了。


ソイルのライブは昨年のSUNSET以来であったが、「やっぱソイルのライブはこれからもいかなきゃダメだなあ」と思った素晴らしすぎる夜であった。

以上!!!










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