2007年10月5日金曜日

THE BAYS,SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at LIQUIDROOM


会社帰りにリキッドルームへBAYSとソイルを観に行ってきた。

この1週間かなり忙しかったので疲れており、体が重い。
リキッドはサイドと後ろに椅子があるので今日はそこに座ってゆっくりと見物しようと思った。
ステージ左サイドの椅子に座ってMOODMANのDJの音をガンガンに浴びながらソイルの出番を待った。

①SOIL&"PIMP”SESSIONS
サイドの椅子に座ってフロアを眺めながら「傍観者モード」で観るソイルもまた面白い。
いつものオレは最前左側の元晴ゾーンで踊りまくりなのだが、今日はおとなしくステージ全体を眺めていた。いつもはあまり観ないみどりんのドラムの凄さが良く分かったな。

まずは「PLUTO」。もうこれは元晴のための曲といっても過言ではない。
元晴のサックス自体が最近違う。東京JAZZのときもそうだったけど以前使っていたやつよりも細身で光沢のある楽器だ。このせいか音も鋭さが増している。ソロも絶好調でホントに疲れを知らん男だ。対するタブゾンビのトランペットも今日は好調そうでなかなかいいライブになる予感がした。
続いてメジャーファーストアルバムから「LOW LIFE」。ライブで聴くのは初めてだ。意外な選曲にびっくり。そのまま「閃く刃」へなだれ込んだ後はソイルといえばこれ、「SAHARA」。最近のライブは中盤のクライマックスは必ずこの曲を持ってきてフロアを1つにまとめあげるのが彼らのライブのやり方になりつつある。この曲は私が思うにソイルの中でもっとも踊りやすい曲だ。BAYS目当ての観客もここまでですっかり彼らの迫力にヤラれた模様。ノリノリで踊る客を眺めながらのライブもまた面白い。
そして久々に「SCOOP OUT」。丈青のショルダーキーボードが唸りを上げる。タブゾンビが対抗してエアーショルダーを狂ったようにやっていたのが面白かった。SUN SETでもやってたな。
曲が終わると社長のMC。するとその最中に社長の横に小さな鍵盤がセッティングされた。「これは『マクロケ』→『マシロケ』の2連発に違いない!」今年6回のソイルライブ経験からそう判断したオレはもう我慢できなくなりフロアへ降り立った。予想は見事的中しオレは疲れを忘れていつものように踊りまくった。しかし「マシロケ」ってほんとに楽しい曲だなとつくづく思う。メロディアスで性急でポップなんだよな。しかしこの頃になるとタブゾンビの体力は限界にきたようで序盤の好調さは消えてしまい、トランペットを吹けなくなる場面が多く見受けられた。対して元晴は相変わらず好調だった。まあこれもまたソイルのライブの醍醐味だよな。
その後は「SATSURIKUニューウェイブ」の「ソイル」コールで終了するはずも、客のコールがイマイチだったらしく、「このままじゃ終われねえよ!」と社長。「なんか明るい曲やろう!パーティやろう!」ということで急遽「THE PARTY」をやって終了。おとなしく観るつもりが結局いつものように楽しんだのだった。
ベイズ目当ての外国人が「サイコウデス!サイウコウデス!」と叫んでいたのがおかしかったな。

②THE BAYS
ベイズ、すごかったよ・・。
イギリスのバンドだ。演奏開始直前にバンドについて説明のナレーションがあった。

「BAYSはレコードを作らない。リハーサルをしない。演奏する音はこのライブ限りのもの。BAYSはライブをみなさんとのコミュニケーションの場と考えている。」
このナレーションにどよめきのような歓声が湧き上がるフロア。

なんと約90分間、休みいっさいなしで音が鳴っていた。このバンドの核はドラムかな。ときに繊細にときに力強く、どんなに熱くなっても安定したままの演奏であった。この集中力をドラムを叩いたまま90分間も持続するのは並大抵の力ではないはずだ。
演奏開始直後はメンバー同士が様子を伺っている様子で、客も踊りにくく、ユラユラと体を揺らす程度だったが、30分くらいで最初のクライマックスがきて4人の生み出したダンスミュージックの洪水がフロアにどっと流れ出して観客は狂喜!!その後もドラムが微妙にリズムを変えながらもグルーヴは絶やすことなく、ぶっというねりと音の光をフロアに送り続けた。終盤ではドラムンベースのように強烈なリズムになったりして観客からは何度も狂喜の雄叫びが沸き起こった。椅子から観てても体が勝手に動いた。

この魅力を言葉にするのが大変難しいが早い話「グルーヴの洪水」だったんだよ。しかも90分間ノンストップで!このノンストップってのがポイントだ。酒でも飲んで踊って、しかもDJではなくバンドの生音が90分も止まなかったらこれは相当くるに違いない。今度はいつか酒のみながら、踊りまくりながら観たいなあって思ったよ。
次回来日が望まれるバンドだ。
また観たい!

相変わらず楽しかったソイル、驚愕のダンスミュージックの洪水をぶちまけたベイズ、いやはや疲れているのが悔やまれる金曜の夜だった。

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