2007年アメリカ映画
ピーター・ウェーバー監督
つまらん。作んないほうが良かったと思われる作品だ。
「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士がどのように殺人鬼になっていたのかを描く作品。
後半からは単なる復讐劇となる。
全体的に深みにかける。それは役者のせいだろう。名優が皆無なのだ。
ギャスパー・ウリエルの演技も単調だ。
コン・リー、すっかりハリウッドに定着したようだがこの作品にはふさわしくないな。
レクターに東洋的な美学を教える役とでもいいたのだろうが、ムラサキっていう意味不明な名前とか、剣道をやるシーンとかホントに剣道経験者からいわすと、もうカンベンしてほしい。結果的にはレクターが殺人を犯していく上での最大の武器となる日本刀を与えただけじゃないか。
レクターとの関係も中途半端だし。レクターの殺人をとがめながらも警察には言わないし。
作品のテンポもよくない。影を重視した映像は暗すぎて観にくい。
伝説のままでよかった物語を安っぽく作ってしまった失敗作だと思う。
以上!
(生涯600本目の作品)
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