2007年12月31日月曜日
大晦日。
午後から部屋を大掃除。
いらない衣服を整理した。
ベッドの裏側にある凄まじい量のホコリを掃除機でとった。
いつも掃除中は音楽を流すのだが今日は部屋のTVに映画DVDを再生して流した。
「図鑑に載ってない虫」
「スクール・オブ・ロック」
「サマータイムマシーンブルース」
の3本。全て面白い。途中掃除を忘れて見入ってしまった。
今年6月からブログをはじめた。
ここまで無事毎日投稿することができたのも周囲の方々のおかげである。
07年は間違いなく06年よりいい年であったと思う。
ずっと行ってなかった夏のロックフェスにも行った。
ロッキンオン主催のカウントダウンにも3年ぶりに行った。
そのほか素晴らしいライブを何度も体験できた。
ステキな映画にであい、ステキな作家の書いた本にであうことができた。
ウェルカムボードを書き始め、おかげさまで年内に4枚も作ることができた。
先輩や友人、後輩、の結婚式や送別会などで1年間に計6回もギターを持って歌わさせていただいた。
こんなに人前で歌った年はかつてなかった。
全て多くの方々のご支援なしにはありえなかった事である。
来年を今年以上にいい年にしたいことは間違いないが、大晦日を迎えて思うのはあまり「今年」とか「来年」とか無理に気負わずに、08年は07年の延長線と考えてこれまでやってきたことを冷静に穏やかな気持ちで続けていこうという事である。
今年お世話になった全ての方々へ、ありがとうございました。
来年もご指導のほどよろしくお願いいたします。
2007年12月30日日曜日
COUNTDOWN JAPAN 07-08
昨夜は結局2時頃までF氏と色々語った。
8時半に起床。9時半にF氏と家を出た。
東京駅でF氏と別れて京葉線で海浜幕張へ向かった。
COUNTDOWN07-08だ。
入り口で会社の先輩Kさん夫妻、元先輩Mさん達と合流。
皆でクロークに荷物を預ける。
その後「レミオロメンを観る」というほかの人と別れてオレが単身向かった先は・・・、
DJブースである。
TAICHI MASTERと宇多丸である。
「DJブースなんてメインになれるわけない場所なんですよ!吹き溜まりですよ!歌が聴きたいヤツはいまからレミオロメンにいけ!!」
早くも宇多丸節が炸裂。ビール片手に楽しんだ。
がしかし、なんとも単調なバックトラックとパフォーマンスに、30分で飽きた・・。
昨日からの疲れも感じたため、その場を離れリラクシートゾーン(寝るためのイスが1000席ある場所)へ避難ししばし仮眠。
そのあとレミオロメン後のKさんから連絡があり合流。
Kさん夫妻はレミオロメン後にDJブースに行って宇多丸のパフォーマンスを楽しんだ模様。
結局最後のほうで名曲「あ・い・ど・る」とライムスの曲を1曲披露した模様。
「最初にやれよ!」と悔しかったが仕方ない。
その後会場内で仕事を終えた宇多丸氏本人とすれ違う。思わず背後から写真を撮ってしまった。
ここには載せないが、やはりオーラが出ていた気がした。
それにしても今日のDJブースでのパフォーマンス、90分って長すぎだろ。もっと短時間で簡潔にやってほしかった。
その後Kさん夫妻と美味しくない「ほうとう」を食べてからアースステージへ。
GO!GO!7188を3年ぶりに観る。
これが予想以上に素晴らしく熱のこもったステージで早くもオレの中で第一のクラマックスを迎えた。
序盤はニューアルバムの曲が中心。シンプルだがダンスミュージックに徹した決して若手には出せないような強固なリズム感とグルーブがこのバンドの経験値の高さを感じさせた。
震えたのは初期の代表曲「ジェットにんじん」である。
出だしのギターリフで震えてしまった。5年前くらいにオレが毎日聴いていた曲だ。
決して涙するような曲ではないのだが、個人的な5年間の思い出やらなにやら色々考えて涙しそうになってしまった。
その後も代表曲「浮舟」そしてラストは定番である「こいのうた」。
言うことなしの3曲で多いに満足。今後の活躍を期待したい。
そのまま同じアースステージで斉藤和義を観る。
「歌うたいのバラッド」「歩いて帰ろう」しか知らなかったけどそれなりに楽しめて満足。
初めて聴く生「歌うたいのバラッド」はやはり良かった。
その後は「アジカンを観る」というKさん夫妻と別れてオレはムーンステージへ。
アロウズである。
この日のパフォーマンスは07年の締めくくりにふさわしい気迫のこもった簡潔なステージであった。
「ナイトコール」「マストピープル」「ロックンロールダンシングガール」の3連発で観客に年内の踊り納めをさせたあとはしっとりと「さよならミュージック」。そしてラストは名曲「月光の街」。
聴くたびに素晴らしい曲になっていく「月光の街」。この日の演奏も素晴らしかったがなにより坂井竜二の歌声が力強くて気持ちの入り方がハンパなかった。目頭が熱くなり涙が出そうになってしまった。
そのままやりきった表情でステージを後にするメンバー。たった5曲で「もう終わりかよ・・」という声も聞こえたが、ホントにアロウズを好きなファンは今日の「月光の街」のただならぬ熱量にかなり感動しており、まわりには涙をぬぐう客が少なからずいた。
その後はDJブースやら曽我部バンドやらをななめ観して時間をつぶした。
トリは結局ムーンステージのオレスカバンドにした。
スカのリズムに合わせてただただ踊るだけって感じで良かった。
大分疲れていたがそんなの関係ねえって感じで踊りまくった。
こうしてオレのCOUNTDOWN07-08は終わった。
行く前はかなり不満だったが、
素晴らしかったアロウズ、予想以上に感動したGO!GO!7188など行ってみれば楽しいイベントであった。
そしてこれでオレの07年の全てのライブが終わったのだった。
Kさん夫妻に車で送っていただき0時前に帰宅。
Kさんありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
2007年12月29日土曜日
2007年12月28日金曜日
2007年12月27日木曜日
同期忘年会。
新橋にて会社の同期の忘年会。
男女合わせて30人以上が集まる楽しい会であった。
幹事は会社を今年3月に辞めたS氏。
会社を辞めたとはいえ同期を人一倍愛する彼の気持ちは尊敬に値する。
この日も人一倍気を遣って同期全員に明るく話かけていた。素晴らしい男だ。
そして後半では景品大会があり私は宝くじが当たったのだった。
今では会社を辞めた人も多く集まって実に楽しい夜だった。
なにはともあれ同期そしてとくに幹事のS氏に感謝である。
1次会は22時半頃に解散。
←23時前から同期K氏と2ヶ月ぶりに蒲田で降りて軽くのむ。(12月27日23:04)
音楽好きなもの同士熱い音楽論を繰り広げた。
といってもオレがモーサムトーンベンダーについて語っているのがメインであったが・・。
こうして酒を飲んで色々な仲間と楽しく話しあえるのもホント皆様のおかげである。
1年前は飲みたくても体が受付ずのめなかったのだ。
ホントに周囲の方々に感謝感謝である。
というわけで今日はもう寝る。
明日も会社だ。そして呑み会だ。
師走である。
以上。
2007年12月25日火曜日
28歳のクリスマス。
自分で書いててうぜータイトルだと思うが事実なので仕方ない。
今日は会社の後輩で仕事で色々お世話になった後輩S氏を慰労する意味で同じ部のM先輩と私の男3人で呑み会であった。場所は大森の焼肉居酒屋。
焼肉やカルビクッパを堪能。値段相応でなかなか良かった。
(12月25日19:33)
その後はS社員の希望で男3人でカラオケへ。
「クリスマスソング」限定という縛りで1時間半を熱唱。
序盤はみなネタに困らず、「白い恋人達」「クリスマス・ラブ(サザン)」「クリスマスキャロルの頃には」
「雪が降る街」「粉雪」などを各々熱唱。写真はM先輩選曲によるカズンの「冬のファンタジー」。「そんなユニットあったよな~」といった感じで盛り上がる。(12月25日22:57)
クリスマスソングといっても3、4曲以上はなかなか思いつかないもので、後半はみなネタに苦戦しだし気づけばラストはなぜかT・M・REVOLUTION「LEVEL4」でダンサブルに締めくくりとなった。
帰宅後むしょうにモーサムトーンベンダーが聴きたくなる。
ほろ酔い気分で入浴しながら聴いたのはミニアルバム「FASTER」。
「GREEN&GOLD」の光のように放たれるギターアルペジオを聴きながら湯につかる。
現在の日本にモーサムが存在していることと、彼らのライブを体験できることはロックを愛するオレにとっては本当に救いになっているんだよな~。なんてことを実感しながら風呂からあがり今ブログを書いている。
今年もあとわずか。とりあえず気を引き締めて本年を終えるべく今日はもう寝ることにする。
(いま12月26日1:17)
2007年12月23日日曜日
鍋パーティー。
大学時代の同期A氏のアパートにて鍋パーティー。
15時頃から仲間が集まりだす。
写真は大学同期のT氏。
(12月23日15:42)
ビールが消費されていく。
(12月23日16:56)
19時前に6人のうち3人が帰る。
残された3人はテレビ観賞。
M-1グランプリを観賞。
優勝は敗者復活から優勝をとげたサンドウィッチマンであった。
(12月23日20:53)
その後は東野圭吾原作の感動映画「手紙」を泥酔しながら観賞しだす。
今年すでに観ているので2度目の観賞だ。
途中で寝る。
(12月23日21:50)
23時前におきてA氏宅を後にした。
つまれた空き缶が時の経過を感じさせた。
(12月23日22:56)
0時前に帰宅。
スーパーバタードッグ「FUNKASY」をBGMにして眠りにつく。
(12月23日23:46)
以上師走を感じさせる夜であった。
Aさんありがとうございました!
石田衣良「4TEEN」
2007年12月22日土曜日
2007年12月21日金曜日
「葡萄屋」にて焼き鳥食べる。
2007年12月20日木曜日
村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」
2007年12月19日水曜日
2007年12月18日火曜日
2007年12月17日月曜日
名古屋城観光。
モーサムライブから明けて月曜。今日は名古屋城を観てきた。
ホテルのあった栄駅から地下鉄名城線に乗って市役所駅で降りる。
←駅の入り口もしゃれた造りになっていた。
←名古屋城天守閣である。
徳川家康の命によって1612年に建てられた。
多くの城がそうであるようにやはり第2次大戦時に空襲で焼失している。
現在の天守閣は昭和34年に再現されたものだそうだ。
天守閣の中は尾張徳川家や名古屋城にまつわる貴重な資料が多く展示されていてそれらをじっくり堪能。
←なかでも驚いたのはこの写真である。
空襲で燃える天守閣である(岩倉一郎氏撮影)。
こんな写真があったとは驚きだ。そしてなんか悲しい。
先月に大阪城も行ったけど城ってなんか落ち着くなあと思った。
そして歴史の凄さとはかなさの両方を感じて切なくなるのであった。
以上名古屋「死に物狂いツアー」は名古屋城観光でしっとりと幕を閉じた。
これで今年のライブはほぼ終了。あとはカウントダウンジャパンのみである。
2007年12月16日日曜日
MO'SOME TONEBENDER LIVE at NAGOYA CLUB QUATTORO
モーサムトーンベンダー「死に物狂いでリズムを刻めツアー」ファイナル公演である。
「死に物狂い」で踊ってきた。楽しかったな~。
メンバーはボクサーが試合登場時に着るような大げさなガウンを羽織って登場。
ベースの武井氏は相変わらずの怪しいダンスで登場。酔っ払った佐藤B作に見えて仕方なかった。
1曲目はニューアルバムから「Young lust」。音が鳴った瞬間からそこはモーサムの生み出すグルーヴの渦となった。「これだよこれ!!」そう思いながらあとは笑いながら踊るしかなかったな。
ボーカル百々氏はツアーでのどがやられたらしく確かに声はあまり出ていなかったが、それでも気迫はしっかり伝わってきて常にマックスなテンションでフェンダームスタングをかきむしっているその姿は誰がどう観ても「YOU ARE ROCK'N ROLL」そのものであった。まさに「死に物狂い」で歌っていたわけだ。
聴きたい曲は大体聴けて楽しく踊れた。
今日のライブのクライマックスは間違いなくニューアルバム収録の「Bad Summer Day Blues」であった。今回ニューアルバムをブロデュースしたドラムの藤田氏がある雑誌で「今度のアルバムのテーマは『ジュリアナ東京』です」と言っていたが、この「Bad Summer Day Blues」で打ち込みとバンド演奏が融合したダンスミュージックの轟音が鳴り続けるのと同時に照明がストロボのような激しさでチカチカとなりまさに会場は「ジュリアナ東京(じゃなくて名古屋か?)」状態になった。3ピースのロックバンドでこんなことやる連中が他にいるだろうか??いるわけないのだ!激しく点滅する照明の中でオレは笑うしかなった。
アンコールではバラード「ペチカ」、そして光のようなアルペジオがステキな大好きな「GREEN&GOLD」の名曲2曲が聴けて個人的には大満足。
スタッフが機材の撤収を始めた後も2度目のアンコールをしつこく要求する客に対して武井氏がステージに登場。「来年もかっこよい曲つくるんでよろしく!」といって去っていた。
モーサムトーンベンダーはやはり楽しくそしてつかみどころのない「無党派」バンドなんだよなと痛感した名古屋の夜であった。
2007年12月15日土曜日
「未来世紀ブラジル」鑑賞。
1985年 イギリス映画
テリー・ギリアム監督。
名作「未来世紀ブラジル」を高校時代以来12年ぶりに観た。
高校時には画質の悪いレンタルビデオで観て「暗い話だな」と思った。
12年ぶりにDVDで観てその世界観のオリジナリティ溢れる鮮やかさと編集の凄さに驚愕。
DVDの鮮明な画質で観るにはまさにうってつけの作品であった。
テリー・ギリアムのイマジネーションとブラックユーモアが溢れる独特の世界がテンポよい編集で全編を疾走する。管理社会の恐ろしさを描いたSF作品で、この作品の主役はその独特すぎる映像世界を妥協なく生み出したギリアム監督自身である。
管理社会の恐ろしさを批判しつつも絶望的なラストは、結局そこから逃避行することは無理なのだといっているかのようでなんとも恐ろしい。そんな救いようのない話を全編素晴らしいスピード感とカラフルでコミカルな映像で彩っており、正に「他に見たことのない映画」となっている。傑作である。
テリー・ギリアムといえば「12モンキーズ」がかなり好きなのだが「未来世紀ブラジル」と「12モンキーズ」は多くの共通点(管理社会に踊らされる主人公、美女に金髪のカツラをつけさせるetc)があることに気づいて面白かった。
高度に情報が管理され、その反動でテロが勃発している社会という設定も現在観るとなおいっそうリアルである。
独特すぎる世界観を受け付けない人もいるであろう。
誰にでもオススメできる作品ではないが、間違いなくSF映画の名作として語りつがれる作品である。
(生涯609本目の作品)
2007年12月13日木曜日
伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
先週あっという間に読み終えた「ゴールデンスランバー」。
伊坂幸太郎らしさがギュッと凝縮された手に汗握る傑作だ。
この物語はアメリカのケネディ大統領暗殺事件がモチーフとなっている。
仙台で全く罪のない一般人が国家側の策略によってある日突然首相暗殺の犯人に仕立てあげられてしまう。
全編にわたって戸惑いながらも命からがら逃げ続ける主人公の苦悩に対して、対照的に所々はさまれる決して戻る事のない淡い青春時代の回想シーンが実によい効果を出している。
特に中盤の主人公が逃避行を続ける場面の面白さとスリルは読んでいて時間を忘れるほどすごい。
終盤のラストに向かって物語が収束していく様子はかなりの「ご都合主義」で、人物描写も雑になり、残り少ないページであわててパズルを無理やり終わらした感があるのだがいざ読み終えてみれば「面白い!!」としか言いようのない力作だった。
誰が読んでも「ハマる」作品だと思う。
オススメである!
2007年12月11日火曜日
2007年12月9日日曜日
渋谷タワレコへ行く。
渋谷タワレコで欲しいけど買ってなかったCDやらDVDやらを買ってきた。
っていうか最近そういうのが多すぎて大変だ。
ザゼンボーイズのニューシングル。
最近のライブですでに何度も聴いているのでオレにとってはすっかりおなじみの曲ばかりだ。
今週12日のライブはもちろん行く予定である。
アロウズのニューアルバム。
来年2月28日のワンマンのチケットはもちろんゲットずみである。
マボロシの新作。
ライムスターのマミーDとスーパーバタードッグのギタリスト竹内氏によるユニットである。
来年1月のワンマンはもちろん行く。
そしてライムスターといえば・・
今年3月の武道館ライブのDVD(初回限定盤)である。
もちろんこのライブ行ったよ。
今夜あたりじっくり楽しんであの時の興奮と感動を再び味わおうと思う。
2007年12月8日土曜日
行こうぜ ピリオドの向こうへ!!②
2次会でオレはトリに氣志團の「ONE NIGHT CARNIVAL」をやることになっていた。
学ランを着て金髪のカツラをかぶり、サングラスをした。
カラオケCDをながしてその上からフェンダームスタングを弾いて熱唱するという内容だった。
「行こうぜ!独身生活のピリオドの向こうへ!」
そう叫んで演奏を開始した。
歌い始めてすぐにお店の方がなにやらアンプをいじって音量の調節をしているのがみえた。
その後思うようにギターの音がでなくなった。カツラとサングラスがずれはじめた。
歌はわりとうまく歌えていたが、ギターもカツラもグラサンもなにもかもが非常にまどろっこしくなった。
あと「このまま音のないギターを弾いていてもマズイな」という冷静な考えもあった。
とにかく「このままじゃやべえ!!」と異常な衝動を感じたオレは音が出ないギターを投げ捨てた。サングラスをとって床に投げつけさらにそれをコナゴナに踏みつけた。そしてカツラも床にたたきつけた。このときの気分は言葉にできないが、なにしろ興奮していてアドレナリンが尋常じゃなく放出していたのだ。
あの時オレの頭の中には銀杏BOYZで常軌を逸したパフォーマンスに走る峯田和伸の姿があり、ギターを投げ捨てて火で燃やすジミヘンの姿があった。そういういわゆる破壊的なパフォーマンスに走る衝動が少しは分かったような気がした。
結果的にはこの予定にない破壊的なパフォーマンスが観客にはかなりうけていたと思う。
ハンドマイクでダンスしながら最後まで熱唱した。
歌いおわったあとオレはH氏にこう聞いた。
オレ「どう?ピリオドの向こうへ行った??」
H「・・・行ったよ・・」
ということで「ONE NIGHT CARNIVAL」はなんとか成功したと思う。
協力してくれたT氏とY氏を始め多くの方々に感謝である。
その後は20時から有楽町の居酒屋で3次会。
ここで2次会ではほとんど弾かなかったギターを弾いて歌いまくった。
写真はオレ、
ではなくて同期M氏の旦那さんである。
音楽をこよなく愛するボリビア人J君である。
そんなこんなで楽しい1日は終わった。
結局本番で1分くらいしか使わなかったギターとアンプをもって家に帰った。
音が出なくなったこと自体は残念だったが、そのせいであのようなパフォーマンスができたのは逆によい経験だったと思う。大げさじゃなくて「ロックンロール」ってなんなのかがすこしはわかったような気がした。そんな夜だった。
Hくんあらためておめでとう!!
今後もよろしくお願いします。
学ランを着て金髪のカツラをかぶり、サングラスをした。
カラオケCDをながしてその上からフェンダームスタングを弾いて熱唱するという内容だった。
「行こうぜ!独身生活のピリオドの向こうへ!」
そう叫んで演奏を開始した。
歌い始めてすぐにお店の方がなにやらアンプをいじって音量の調節をしているのがみえた。
その後思うようにギターの音がでなくなった。カツラとサングラスがずれはじめた。
歌はわりとうまく歌えていたが、ギターもカツラもグラサンもなにもかもが非常にまどろっこしくなった。
あと「このまま音のないギターを弾いていてもマズイな」という冷静な考えもあった。
とにかく「このままじゃやべえ!!」と異常な衝動を感じたオレは音が出ないギターを投げ捨てた。サングラスをとって床に投げつけさらにそれをコナゴナに踏みつけた。そしてカツラも床にたたきつけた。このときの気分は言葉にできないが、なにしろ興奮していてアドレナリンが尋常じゃなく放出していたのだ。
あの時オレの頭の中には銀杏BOYZで常軌を逸したパフォーマンスに走る峯田和伸の姿があり、ギターを投げ捨てて火で燃やすジミヘンの姿があった。そういういわゆる破壊的なパフォーマンスに走る衝動が少しは分かったような気がした。
結果的にはこの予定にない破壊的なパフォーマンスが観客にはかなりうけていたと思う。
ハンドマイクでダンスしながら最後まで熱唱した。
歌いおわったあとオレはH氏にこう聞いた。
オレ「どう?ピリオドの向こうへ行った??」
H「・・・行ったよ・・」
ということで「ONE NIGHT CARNIVAL」はなんとか成功したと思う。
協力してくれたT氏とY氏を始め多くの方々に感謝である。
その後は20時から有楽町の居酒屋で3次会。
ここで2次会ではほとんど弾かなかったギターを弾いて歌いまくった。
写真はオレ、
ではなくて同期M氏の旦那さんである。
音楽をこよなく愛するボリビア人J君である。
そんなこんなで楽しい1日は終わった。
結局本番で1分くらいしか使わなかったギターとアンプをもって家に帰った。
音が出なくなったこと自体は残念だったが、そのせいであのようなパフォーマンスができたのは逆によい経験だったと思う。大げさじゃなくて「ロックンロール」ってなんなのかがすこしはわかったような気がした。そんな夜だった。
Hくんあらためておめでとう!!
今後もよろしくお願いします。
行こうぜ ピリオドの向こうへ!!①
2007年12月6日木曜日
SPECIAL OTHERS LIVE at LIQUIDROOM
8月末のSUN SET以来のスペアザのライブに行ってきた。
3ヶ月ぶりだったが、
予想以上に音が力強くなってて驚いたな。
でもスペアザらしさはちゃんとそこにあって期待通りのライブだった。
リキッドルームには椅子がある。会社帰りで疲れていたので今回は開場とともにステージ正面の椅子を確保。のんびりと座りながら、満員の観客でパンパンになったフロアを眺めながらライブを楽しんだ。
まずは「Star」でスタート。宮原氏のドラムが以前よりも力強い気がした。その結果音全体が非常にガッシリしていて太くなっているようであった。その後はひさびさに「random」。ピアノの軽快な音が印象的なこの曲もこれまで以上にセリザワ氏の鍵盤が強く激しいサウンドになっていたように感じる。そしてまってました「Ngoro Ngoro」。この曲はいつもどおりの繊細さとやさしさでうっとりしてしまった。ヤナギシタ氏のギターのここちよさったらもう言葉にできないのだ。
その後は「Aului」「Mambo No5」と続き「Sunshine」でそのサウンドの強度はクライマックスへ。
そしてmcをはさんでから新曲「Laurentech」。タワレコ限定シングルとして11月に発売したものの瞬時で売り切れたというこの曲が実にポップでキュートでせつないまさにスペアザの真骨頂的な曲であった。シングルを購入していなかったことが大変悔やまれたが、最近配信でリリースしたとのことなのでなんとか購入したいと思う。
スペアザのワンマンはいつも2部構成でありここで1部は終了。
そして10分ほどの休憩をはさんで2部がスタート。
いつも思うのだがこの休憩がクセものであり、ここで観客の緊張感は当然ながら1度切れてしまう。そしてリキッドは特に前回7月のワンマンでも思ったのだが、休憩で酒を呑んだせいか2部から非常にうるさい客が多くなる。なにがうるさいって演奏中もずっとしゃべっているのである。ザワザワしていて繊細なスペアザのサウンドが台無しだ。この点は多いに問題だと思う今日この頃だ。
そんな不満を感じながらも2部はスタート。
まずは大好きな「Srudo」でしっとりと始まり、その後はキラーチューン「IDOL」!!私が最もスペアザの中で好きな曲だ。サビの4つうちになる部分が特に好きで、まるで光が放射されるような感覚なのだが、今回のライブではついに照明もこの曲のすごさに合わせた形になっており、サビではストロボのような強烈なフラッシュの連続となっていたのが印象的であった。目がチカチカしたよ。そんなサウンドもそして照明もまさに光の放射そのものであった「IDOL」を終えてから代表曲「Aims」へ。この曲にやはりオーディエンスは狂喜。フロアは一瞬にしてタテノリのいわゆるロックフェス的なノリと化した。前回のワンマンでも感じたが私的にはこのノリがどうも気にくわんのだ・・。スペアザって「みんなで一緒におどろう」ってサウンドではないと思うのだ。まあライブの楽しみ方は個人の自由なんだが、あまりの盛り上がり方になんか冷めてしまった。
その後は1年ぶりに「Yagi&Ryota」でヤナギシタ氏の驚愕のギタープレイを堪能。いやーこの人のギターはやっぱすごい。凄いことをすごいと思わせないで滑らかにポップにやってしまう点がすごいのだ。「Yagi&Ryota」はそんな彼のギタープレイの凄さが集約された佳作であると思う。
そしてその後は「Good Morning」で無難に盛り上がり本編ラストはこれまた切なく大好きな「Uncle John」。これ聴くと「生きててよかったなあ」なんて思ってしまうのだ。
アンコールはやはりというか期待通りの「BEN」。デビューアルバムの1曲であるこの曲がライブのラストを飾ることは多い。この曲こそ成長し続けるスペアザの現在の姿そのものといっていい。この日の「BEN」は特にヤナギシタ氏のギターソロがすさまじかった。ロックしていたといってもよいくらいアグレッシブでソリッドだった。そして終盤の宮原氏のドラムソロの応酬も凄かった。「BEN」は一番古い曲であるが、ライブで聴くと一番新しいスペアザが分かる曲だと思う。曲のラストでギターとベースの2人がゆっくりとアイコンタクトをとりながら終わりを告げてライブは終了。
サウンドの強度は増しつつもそのスタイルは変わることなくスペアザらしさをいかんなく発揮したライブであったと思う。15日の横浜追加公演も行く予定である。
以上
2007年12月3日月曜日
「ショート・カッツ」鑑賞。
ロバート・アルトマン監督
1994年アメリカ映画
個人的にずっとDVD化を切望していたアルトマン「ショート・カッツ」が気づけばDVD化していた。
しかも3時間以上のこの作品がなんと2500円!もちろん即購入。
高校時以来、12年ぶりの鑑賞だったが、最高に面白かった。
最近でこそ多くの映画で用いられる「複数のエピソードと登場人物達が微妙にリンクして物語が進んでいく」という手法の作品の中で、最も痛快でかつスタイリッシュ(たとえ収録時間が188分あっても)なのはこの「ショート・カッツ」に他ならないのではと思う。
登場人物達はみなアル中だったり家族とうまくいっていなかったり、過去に秘密があったりと一癖ある人ばかりなのだが、アルトマンのどこかクールで突き放したような視点のおかげで見ていて疲れない。あっという間の188分だった。
アメリカインディペンデント作品の象徴ともいえるトム・ウェイツとリリー・テイラーの2人が出てきただけでももう満足。そのほかティム・ロビンスやロバート・ダウニー・jrも素晴らしい。が、なんといってもこの作品は常に性欲に支配されるバカな男達に対して、一歩も二歩も上手でしたたかで強い女性陣が実にリアルなのである。マデリーン・ストーンとジュリアン・ムーアの姉妹、複数の愛人をもちしたたかなフランシス・マクドーマンド、自宅で子供の前で大声でテレフォンセックスを業務的にこなすジェニファー・ジェイソン・リーなど。青春なんてにとっくのとうに忘れたかのような彼女達の演技はリアルでかつパワフルである。それに比べてティム・ロビンスやクリス・ペンなど男達は実にマヌケだ。
「男と女」、「親と子」、「生と死」、「結婚と浮気」など現代において人間が生きる上での日常的なありとあらゆるテーマを、そのどれにも感情移入しすぎることなく、どこか冷めた視点でテンポよいジャズに任せて軽快に物語は進む。このリアルさと面白さは見事としかいいようがない。
「人生とはなんなのか?」という事にたいして大してドラマチックなエピソードがなくても優れた監督の力があればこれだけ面白くリアルな作品が撮れるのだ。
ロバート・アルトマンの手腕の凄さを改めて痛感した。
「ショート・カッツ」の面白さを堪能しつつ、
「『ザ・プレイヤー』もDVD欲しいな~」と思った今日この頃であった。
(生涯608本目の作品)
2007年12月2日日曜日
相田みつを美術館へ行く。
私は年に1回は国際フォーラムにある「相田みつを美術館」へ行く。
主に卓上カレンダーを購入するのが目的であるが、
たずねるたびにその言葉の前に立ち止まり深い感動を覚えると同時に心がやすらぐのであった。
本日も08年の卓上カレンダーを購入しに行ったのだが、今回は特別企画として星野富弘氏と相田みつを氏の2人の作品世界を展示していた。
みつを氏の作品が「詩」のみ、つまり文字だけであるのに対し
星野富弘氏は花の画に詩を添えた作品であった。
星野富弘氏は中学校の教員時代に器械体操のクラブ活動での指導中、あやまって首から転倒。その結果全身に障害を持つこととなってしまう。彼の作品は厳しい9年間の入院生活の中からお見舞いにもらった沢山の花々を観て生み出されたものであり、両手が使えないので全て口で筆を加えて描いたのだそうだ。そういった経緯だけでも十分深い感動を呼ぶのであるが、その作品自体も実に美しく、命そして人生とはなんたるかをやさしい言葉で簡潔にかつ深く表現していて目が離せないものばかりであった。
相田みつを氏は栃木県で、星野富弘氏は群馬県でその作品を生み出しており二人は実に近い距離で活動していたといえる。群馬と栃木の県境を流れる渡良瀬川についての作品が両者ともにあったり、同じような内容の言葉の作品があったりして、この2人の世界観が決して遠いものではないことを静かに語っていた。開催されるべくして開催された企画といえよう。
普段は力強く繊細な言葉だけのみつを展だが、今日は星野氏の色彩豊かな花の画が実に見事に会場を彩っておりとてもやさしく感動的であった。
卓上カレンダーと同時に星野氏の絵葉書セットも購入。
「よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
しあわせに近いような気がする」
この言葉に深く深く深く共感。
今回の企画は08年の3月2日までやっているのだそうだ。
超オススメです!!!