2008年10月1日水曜日

「アメリカンギャングスター」鑑賞。


2007年アメリカ映画
リドリー・スコット監督

面白い!
久々にどっしりと骨のある男のギャング映画を観た気がした。
ギャング映画で「ギャングとその家族」を描いているものにはハズれなしだ。
「ゴッドファーザー」「グッドフェローズ」どれもギャング映画でありながら、家族映画でもあった。
この作品も例外にもれずそうだ。

唯一の問題点はデンゼル・ワシントンがあまりにステキで、極悪人に見えてこないという点か。
逮捕されてから留置所で笑顔を見せるのだけはやめてほしかった。彼の笑顔はホントにステキで善人にしか見えないのだ。
あとは完全にデンゼル・ワシントンに食われているラッセル・クロウにもう少し魅力が欲しかったかも。

しかし総じてとっても良い作品だと思う。
全編を彩るソウルミュージックが最高だ。

映像美だけに注目されがちなリドリー・スコットだが、基本的に彼はいつもドラマを重視している。
今作は映像とドラマのバランスが実に良い。名作だと思う。

「ノーカントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」など昨年のアカデミー賞候補作品はどれもハズレ無しだなと思った今日このごろであった。
以上!
(生涯646本目の作品)

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