2011年1月29日土曜日

「ソーシャルネットワーク」鑑賞。


2010年アメリカ映画
デヴィット・フィンチャー監督。

丸の内ピカデリーにて鑑賞してきた。
世界最大のSNSである「フェイスブック」の創始者マーク・ザッカーバーグについての映画。

テンポが非常にいいので最期まであきずに楽しめた。
フィンチャー監督特有のダークな映像は、この作品では影をひそめており映像的には大変観やすい。

だがしかし、結局この映画は何をいいたかったのか?何を主眼においているのか?
そのへんが正直甘すぎる。
このあたりがフィンチャー監督の限界なのかも。

エンドクレジットには「この作品は実話にもとづき、創作も加えたものです」という趣旨のコメント。
最近多いよな、この手のコメント。
だったらどこが創作なのかを検証しないと映画としての面白さや完成度も全然変わってきてしまう。
この作品だとザッカーバーグはフェイスブックのアイデアを、
ハーバード大のボード部の兄弟からそのまま盗用したということになっており、
兄弟側から訴訟を起こされている。
これは本当なのか?
その他にもあれは創作?それとも本当?という箇所がいくつもあるので検証しないとな。

正直この映画をみただけではザッカーバーグも、
その相棒のサベリンも単に女にもてたくてフェイスブックを作ったとしか思えん。
動機が軽薄で結局「出会い系サイト」と同じじゃないかと思うんですが。

というわけでとっても観やすくて面白い映画であったが
ただそれだけといった感じで、社会に対するメッセージなどは皆無のわりと軽い作品だった。
これでアカデミーはとれないと思うが・・・。でもアメリカでは大絶賛らしい。
どうなんでしょう。


生涯715本目の作品。

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