2010年 日本映画
中島哲也監督
面白かった。
原作は昨年読んでたんで、救いようのない、暗い作品であることは知っていた。
中島監督は大好きな監督。
過剰な演出が特徴なんだがこの作品では原作の雰囲気を忠実にすべく過剰な演出は極力排除され、
画面の色調も終始ダークなトーンで統一されている。
原作のもつテンポのよさは映画でもしっかりと再現されていて中だるみしなかった。
序盤の松たか子のセリフがまんま原作と同じ独白調なのにははげしく違和感を感じたのだが、
気づけば気にならなくなってた。これは原作の力かも。
というわけで結局のところ原作とほぼイコールの面白い作品だった。
しかし面白くてもこの原作および映画が「素晴らしい作品」かというと、それは肯定しかねますね。
生涯716本目の作品。
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