女の一生には二部があった。
個人的には一部よりも完成度が高い気がした。
感動した。
一部は幕末の長崎が舞台でキリシタンの弾圧についての作品だったのに対し
二部は第二次対戦の長崎と東京が舞台である。
また、アウシュビッツも描かれている。
戦争という強大な「悪」に対してキリスト教とは如何なる力を持っているのか?
アウシュビッツで毎日多くの女性や子供が虐殺されているのに
神はなぜだまっているのか?
遠藤周作の代表作「沈黙」にも共通する重いテーマが根底に流れている。
登場人物も大変魅力的である。
読んだ後に「いい本を読んだなあ」という充実感を感じた。
以上。
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