2008年3月30日日曜日
Rodrigo Y Gabriela LIVE at duo MUSIC EXCHANGE
渋谷にてロドリゴ イ ガブリエラの来日公演を観て来た。
スパニッシュギター2本のみで超テクニカルな演奏を繰り広げる男女2人組である。
チケットはソールドアウト。
ライブが始まって一番最初に思ったのは、
ガブリエラが写真よりもめちゃくちゃかわいいという事!!
ちゃんと日本語で挨拶してくれた。
ロドリゴもいい男だ。
そして2人の演奏が始まると、観客は狂喜するしかなかった。
基本的にガブリエラがギターを叩きながら鋭く力強いリズムをとる一方で、ロドリゴがメロディを鮮やかに奏でるという分担であった。
超絶テクとはこのことなんだろう。
スパニッシュギター2本だけとはいえ、そのダイナミズムは明らかにハードロックそのもの。
2人が以前スラシュメタルバンドをやっていたというバックグラウンドがライブ中濃厚に感じられた。
途中「スモーク・オン・ザ・ウォーター」とか、ホワイトストライプスの「セブン・ネイションズ・アーミー」など、ロックの名曲のギターリフをロドリゴが奏でる場面があった。姿勢はロックなんだよな。
80分くらいでライブは終了。すさまじく濃厚な時間であった。
今年のフジロックにも出演が決定している模様。
CDもいいけど、この凄さはぜひライブで実体験して頂くことをオススメする。
2本のギターのみで繰り広げられる濃厚で情熱的で、繊細かつ大胆な空間。
まさに音楽そのものであった。
以上!
2008年3月29日土曜日
「3月29日」Ⅲ
会終了後は六本木近辺で仲間と朝までコース。
まずは九州から来た親友F氏と久々にサシでのむ。
(←3月29日23時10分)
大通りから少し外れた住宅街にポツンとあったプレハブの海鮮居酒屋「鮮魚富八」で1時間ほど呑む。
店の閉店時間が0時ということで0時前に店を出た。
その後は皆が集まっていた居酒屋へ2人で合流。
(←3月30日1時10分)
1時過ぎまで呑む。
そのあとは店の隣にあったラーメン屋「一風堂」へ男5人で入店。
(←3月30日1時23分)
餃子や、もやし炒めをおつまみにビールを呑み、最後にラーメンを頼んだ。
正直、食欲がなかったんでオーダーした「白丸」の麺はほとんど残した。
隣にいらっしゃった柔道部のI先輩から貴重なお話を色々と頂いた。
ラーメンのスープ同様なかなか濃く充実したひとときであった。
←驚いたのはトイレの内装である。ハイセンスな内装に脱帽。
「一風堂」も六本木だとこうなるわけだ。
このあとはF氏と向いのバーへ行って2時半頃まで呑んだ。
とりあえずソルティードッグやレッドアイなどを呑んだ。
(←3月30日2時28分)
そのあとはまたタクシーで移動して西麻布のおしゃれな店へ。
入店後すぐに爆睡。
4時過ぎに起きてタクシーで家まで帰った。5時頃帰宅。
さすがにクタクタだ。
ギターとアンプを持ちながら夜の六本木で5件のハシゴはなかなかハードであった。
一晩中オレの引き出物を持ってくれたF君、ありがとうございました!
以上!!
「3月29日」Ⅱ
今回もまたギターで1曲新郎新婦へ贈った。
愛用のフェンダームスタングを持ち込んだ。
←21時半過ぎに熱唱。
曲はレミオロメンの「3月9日」である。
3月29日ということで20日間のラグはあるものの、
「大切な人と春を迎える」という点ではぴったりの曲だったと思う。
無事終了。
ちなみに、会終了後ギターを片付けていたら、会場の方が話しかけてきて、
「昔、ここでレミオロメンがホントに『3月9日』を歌ったんですよ!」
とおっしゃっていた。
ドラマ「1リットルの涙」の打ち上げがこの会場であったらしく、その席でレミオロメンが「3月9日」と「粉雪」を演奏したとのこと。偶然だけどもなんか嬉しかったな~。
22時半前に会は終了。
←幸せそうなI先輩夫妻。
あらためておめでとうございます!!
2008年3月28日金曜日
桜舞う季節に送別会Ⅱ
色紙と花束だけでM氏への送別が終わるわけもなく、
オレは持ち込んでいたギターをかついで、1曲贈った。
曲はケツメイシで「さくら」である。
ラップあり、歌ありで、正に桜が舞い散るこの季節にぴったりの送別ソングとなった。
←「またやってるよ」的な苦笑いを隠せないM氏。
「さくら」はそこそこ盛り上がって無事に終了。
自分的にも200%熱唱しきったので後悔はない。
手拍子してくださった同期のみなさん、ありがとうございました!!!
あと歌っているときに上の写真(↑)を撮ってくれたI君、ありがとう!
こうして22時半過ぎに無事M氏送別会は終了。
幹事としてはホッとした限りである。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!
その後は23時から近くの居酒屋で5人でかる~く2次会。
オレは幹事として送別会をやり遂げた安堵感でとりあえずホっとした。
←笑顔のまぶしいM氏。
生ビールを2杯ほどのみ0時前に終了。
←3月29日0時02分に、大森駅でM氏と別れたのであった。
明後日30日に名古屋へ移動するとのこと。
彼はこのステキな笑顔からも分かるとおり、
オレの持っていない「やさしさ」を持っていた。
それゆえ魅かれていたのだと思う。
いま思えば彼のやさしさに助けられていた事も多々あった事は間違いない。
間違いなく尊敬できる同期であり、そして親友であった。
とりあえず、がんばれ向井!!
名古屋へいっても健闘を祈るぞ!!!!
以上忘れられない夜であった!
桜舞う季節に送別会。
2008年3月26日水曜日
2008年3月25日火曜日
ブランキージェットシティに酔いしれる。
最近ブランキーを聴いてるんだが、やっぱいい。
この3人のグルーブは決して噛み合ってないんだけど、そこにスリルがある。
それこそがブランキーのグルーブでありこのバンドの醍醐味なんだと思う。
↑「ガソリンの揺れ方」は後期ブランキーの中では、ただならぬダイナミズムと緊張感に溢れた超名曲だ。
前奏のギターからしてなんかもうヤバイんだよ。
こういう緊張感を持ったバンドはもう現れないのだろうか。
ベンジーの歌詞もいいね。
ひたすら純粋に自分の好きな世界だけを追求していく美しさがある。
後期ミッシェルの歌詞なんてはっきりいってベンジーのパクリにしか聴こえないんだよ。
あとブランキーは曲調がバラエティに富んでて飽きない。
ベスト盤を聴いて痛感するのは「似ている曲がほとんどない」という、3ピースのロックバンドにとっては驚愕の事実である。
それに比べてミッシェルは・・。
でもオレはどっちも好きなんだよ。
どっちか再結成してくんないかな~。
2008年3月23日日曜日
「機動警察パトレイバー劇場版」観賞。
1989年 日本映画
押井守監督
パトレイバーの劇場版第1作目は、ほんとに完成度が高いアニメだと思う。
押井守の超理屈っぽい説明的なセリフをのぞけば、この作品はホントにすばらしい完成度だ。
映像は映画顔負けの美しさ。構図の取り方とかが極めて実写的でリアルなのだ。
なんといっても東京の中で取り残されては消えてゆく錆びれた街並みが実にリアルである。
音楽も良い。エンディングを飾る「朝陽の中へ」は1度聴いたら耳から離れないカッコよさ。
あと音響もいい。レイバーの機動音のなんとリアルなことか。
物語もスキがない。
後半の「箱舟」でのアクションシーンはハリウッド映画もしのぐ展開の緻密さとダイナミズムであり、何度観ても飽きることがない。
オレが基本的にアニメを観ないのは、そこに「リアリティ」が希薄だからである。
がしかし、このパトレイバー劇場版には確かな「リアリティ」がある。
ただのロボットアニメではなく、そこには警察組織とメーカーの癒着、コンピューターウィルスを使った大規模テロ、東京という街の虚無感、などなど公開から20年近く経った現在でもまったくもって色褪せることのない深いテーマがぎっしりと内包されているのだ。
恐らくこれから20年後に観ても色褪せる事のない名作であろう。
あと、「零式」最高!!
(生涯623本目の作品)
「きくかわ」にて鰻丼食べる。
2008年3月16日日曜日
「デス・プルーフ」観賞。
2007年アメリカ映画
クエンティン・タランティーノ監督作品
タランティーノの最新作。
面白かった!
難しいことは一切なしの超B級映画!
頭をカラッポにして観ることができる。
殺人ドライバーを演じたカート・ラッセル以外は登場人物は女性ばかり。
作品も女性達のダラダラとした下品な会話がメインだ。
レザボアドッグスのギャング達も顔負けなほどホント良くしゃべる。
そのくだらない会話の内容も、良く聴くといかにもタランティーノらしいマニアックな映画や俳優の名が出てくるので面白い。
「いつまでしゃべってんのかな~」と少々タイクツに感じた頃に、カート・ラッセルの「耐死仕様:デス・プルーフ」の殺人車が登場して、激しいアクションシーンが炸裂する。見事な面白さだ。
一番の見所である後半の長時間にわたるスリリングなカーチェイスシーンは、本職の女性スタントマンが文字通り体当たりで演じており、このリアルな面白さはCGや派手な爆発シーンなどに食傷気味なオレにはある意味とっても新鮮だった。
印象的だったのは全編を彩る音楽だ。ロックが多かったけど、とってもクールでポップ。
この選曲のセンスのよさはタランティーノの武器である事は間違いない。サントラが欲しくなってしまった。
人生や真実についてなんてはこれっぽっちも言ってないけど、「まだまだ誰も作ってない映画はあるんだよ!」という事を力強く証明している作品だ。映画への愛が溢れている。その愛だけで映画は作れるんだよな。形式だけで中身のない映画は大キライなんだが、これだけ情熱がこもっていれば認めてしまう。
タランティーノの勢いは健在だったと感じた佳作であった。以上!
(生涯622本目の作品)
「ノーカントリー」観賞。
2007年アメリカ映画
ジョエル・コーエン監督作品
コーエン監督最新作「ノーカントリー」を有楽町で観てきた。
殺し屋を演じたバビエル・バルデムがコワすぎた。
アカデミー助演男優賞もうなずける怪演だった。
夢に出てきそうなほどコワい。
銃を使わずに高圧ボンベのスタンガンで次々と殺人をしていくそのさまはホント怖かった。
「悪」が金をめぐって、連鎖的に殺人を犯していき、その1歩あとを「正義」が追うという単純な物語展開は「ファーゴ」と類似しているが、大きな違いはラストだ。後味の悪いラストは、「悪」とはもはや一般人の常識では全く理解できない領域であり、しかも日常生活に静かに潜んでいるという、あきらめにも近い結末であり、そこにはなんの解決策もないのだ。トミー・リー・ジョーンズ演じる保安官はオープニングからどこか、この世の悪に疲弊しており、この物語でバビエル・バルデム演じる殺し屋に立ち向かうも、2人は結局一戦も交えないまま物語は終わってしまう。正義と悪が衝突することさえないのだ。
「ファーゴ」でも無言で殺人を次々と犯していく殺人鬼が出てきたが、ラストではフランシス・マクドーナンド演じる婦人警官に逮捕される。がしかし、この「ノーカントリー」ではバビエル・バルデム演じる殺し屋は、突然の交通事故でひどい損傷をうけながらも結局は生き残り、何事もなかったかのように昼下がりの住宅地を歩いて去っていく。そこには何があっても「悪」はうまい具合に生き残るのだという暗示を感じ取ることができる。この2作の決定的な違いは10年という時代の違いなのだろうか。それとも2001.09.11年以降ということの違いなのか。
いずれにせよ、1996年に製作された「ファーゴ」と2007年の「ノーカントリー」では「悪」の強さが全く違う次元にきている事が分かった。
というわけでなんとも救いようのない映画だったが、コーエン監督の確かな演出力は200%健在であり、最初から最後まで画面から目が離せない緊張感と面白さだった。
そういう意味では予想通りに「面白く」そして予想以上に「暗い」作品だった。
しかし、くどいようだがバビエル・バルデムはほんとコワかったな~。
(生涯621本目の作品)
「せたが屋」でラーメン食べる。
昼はずっと行きたかった品川の「品達ラーメン」へ。
「せたが屋」で全部入りラーメンを1000円食べる。
ちとしょっぱい。
岩のりが美味い。
バラ肉チャーシューとても美味い。
魚介スープは胃にもたれなくて良いね。
総じてまあまあだった。もっとまろやかなのがいいな。
次回はつけめんにチャレンジしたい。
「せたが屋」で全部入りラーメンを1000円食べる。
ちとしょっぱい。
岩のりが美味い。
バラ肉チャーシューとても美味い。
魚介スープは胃にもたれなくて良いね。
総じてまあまあだった。もっとまろやかなのがいいな。
次回はつけめんにチャレンジしたい。
2008年3月15日土曜日
サンボマスター「世界ロック選抜ファイナル 全曲やって裏夏フェスをぶっ飛ばした日」。
というわけで、サンボマスターのライブDVDを観た。
DVDは2枚組。いま1枚目だけ観終わった。
いやー、すごいっす!!!
やっぱサンボマスターはいい!!
これまでの曲を全曲やるということで「残像」とか名曲「熱中時代」とか、
めったにライブでやらない曲も観れて、嬉しい事このうえない。
ライブは3部構成。DVDの1枚目には1部と2部の模様がダイジェストで収録されている。
2部は豪華なゲストが登場し、サンボの曲を2曲づつカバーしていくという内容。
奥田民生やホフディラン、コレクターズに真心ブラザーズなど豪華この上ない。
が、しかしどのゲストも他人の曲ということで、歌詞は覚えてないようで、歌詞カードを堂々と見ながらのパフォーマンスであり、正直「やらされ感」が否めない。特に真心ブラザーズの倉持は全く覚えてないようで終始歌詞を見ながらオドオドとしたパフォーマンスでやる気のかけらも感じられない。ヒドい・・。
が、そんな中で、1人だけ歌詞を完全に覚えている男がいた!
歌詞カードなど一切見ずに、完全にサンボマスターの曲を自分のモノにして、
己の踊りを踊りながら、立派に歌いあげるすばらしいゲストがいたのだ!
その男とは・・・
←スクービードゥー コヤマシュウである。
歌詞カードなど見ずに熱唱するコヤマ。完全にサンボの曲を自分のモノにしている。
このライブでの彼のパフォーマンスは、どこか「やらされ感」と「上から目線」が漂うほかのゲストとは全く違い、真面目で誠実さに満ち溢れているのだ。
やっぱコヤマシュウは正真正銘のエンターテイナーだ。
ちなみに彼が歌い上げるのは「Oh ベイビー」「夜が明けたら」の2曲である。
さて、2枚目を観るかな。
サンボマスターのライブについて。
サンボマスターは昨年9月1日に国技館にて、なんとこれまで発表してきた全55曲を6時間かけてやるという、驚くべきライブをやった。そのDVDが出たので買ってきた。まだ観てないけど。
タイトルがまたいい。
「サンボマスター世界ロック選抜ファイナル
全曲やって裏夏フェスをぶっ飛ばした日」
ちなみに昨年9月1日オレはここでいうところの「裏夏フェス」であるSUN SET LIVEへ行っていた・・。
オレはサンボのライブは06年8月を最後に行っていない。
06年8月のライブがあまりにひどかったからだ。
例によってそのときの日記を抜粋して載せることとする↓
【06年8月31日 サンボマスターに納得いかず。。】
ZEPP TOKYOにてサンボマスターツアーファイナル。思っていたとおりによくない内容だった。
CDとおりに歌わずアジテーションばかりする山口。MCもやたら長いがどれもこれもたいしたことは言っておらずダラダラとライブでおきている事全てを正当化するために言い訳しているようにしかきこえず大変カッコ悪い。音もでかすぎて私も含め耳をふさいでいる客多数。「朝」「手紙」など美しい曲もあったが全体的には雑な演奏といらないしゃべりばかりが目立つステージで音楽というよりもなにかの儀式のような感じであった。今後もますますこの傾向が強まってしまうのか不安だ。
茨城在住時代に味わったようなカタルシスは全く味わえず、凄まじい耳鳴りと違和感が残った。
(以上で日記は終了)
このあと彼らのライブは変わった。
山口氏はちゃんと歌うようになったらしく、最近のライブはわりといい内容らしい。
これからこのDVDを観てそのへんのところを確認だ。
そして4月6日はサンボの日比谷野音ライブなのだ。
2008年3月14日金曜日
大森で呑む。
茨城在中時に営業所の所長であったS所長と、大森「こりゃうめえ」でサシのみ。
02年から05年まで3年間、茨城で大変お世話になった所長であり、
この人なくしていまの私はないといっても過言ではない。
会社について、仕事について熱く語り合った。
S所長は焼酎をロックでしかのまない。
生ビールを2杯呑んだ後は、所長に合わせて芋焼酎をひたすらロックで飲み続けた。
当然のごとく泥酔。
大森駅で所長と別れたあとは、ミッシェル・ガン・エレファントを聴きながら帰宅。
解散直前のミッシェルの作品は、どことなく哀しいのが良い。
S所長、ごちそうさまでした。
あと、「こりゃうめえ」の出し巻きたまごが、ハンパなく美味かった。
以上熱い夜であった。
2008年3月13日木曜日
平和島でギター弾く。
想い出の高崎CLUB FLEEZE。
今週のぴあによると、ソイルのニューアルバムが5月に発売!
そしてそのあとにはまたまたライブツアーが予定されている。
しかも会場は渋谷AXと高崎CLUB FLEEZEだ!
高崎CLUB FLEEZEだ!
そう、高崎CLUB FLEEZEなのだ!!
なんでこんなに高崎CLUB FLEEZEにこだわるのかというと、昨年4月8日に行った高崎CLUB FLEEZEのソイルのライブが、あまりに凄かったのだ。
間違いなくオレが昨年行ったライブのベスト1であり、生涯でもベスト3に入るライブだった。
その原因は会場の狭さであった。
←昨年4月8日の写真である。
どれだけこの日のライブが凄かったかについて、パソコンにつけていたこの日の日記をそのまま載せることとしよう。
【07年4月8日SOIL 高崎公演 最高なライブ!!】
16時52分東京発の新幹線で高崎へ。18時前に高崎に到着。駅の吉野家で数年ぶりに牛丼を食べたあとCLUB FLEEZEへ向かう。2月にやるはずだったライブが秋田氏の病気により延期となり、その結果今回の春ツアーの1発目の公演となった。
CLUB FLEEZEは天井も低くステージと客席の距離がとにかく近い。
最前付近に立っていたが開始とともにすさまじいモッシュの嵐となり強制的に前から2列目へ。
体力がもつか心配だったがライブ自体はそんな心配を吹きとばす素晴らしさであり、演奏も丁寧でそれでいて力強く、かつ楽しさに満ち溢れた内容。至近距離の元晴はやはり圧巻。丈青の指の動きもはっきり見ることができる近さで、こんなに笑いっぱなしのライブはいままでなかった。新作「PIMPOINT」の曲はどれも実に楽しくライブ映えする曲ばかり。この日個人的にうれしかったのは「SAHARA」の元晴ソロがCDと同じ演奏であったこと,「ZAMBEZI」で元晴、社長、タブの3人がそろってダンスをし始めたこと、「THE PARTY」から「サフォケーション」へとまさに必殺の展開となったこと、すべての演奏が終わったと思われた後で丈青が「MATUER」の前奏を叩き始め、もう1曲サービスで追加となったことなどあげればキリがない。終わって笑顔のまま21時14分の新幹線で帰る。
SOILライブ11回目にして最高のライブであった。今後のツアーも楽しみである。
(以上で日記は終了)
というわけだ。
あれから1年。
今年の6月も高崎へ絶対行くのだ!!
以上!
2008年3月12日水曜日
2008年3月11日火曜日
続・春の名曲。
かなり気温も上がって春が近づいている。
春に合う曲といえば、ピチカートファイブの「スウィート・ソウル・レヴュー」が思いつく。
オレが初めて買ったピチカートのCDは95年にリリースされたベスト盤だ。
当時チャゲアスとかを聴いていたオレは、この日本人離れしたセンスに驚いたものだった。
「スウィート・ソウル・レヴュー」は比較的明るい曲であるが、実はピチカートの曲で小西康晴が書く詞はとてもとても暗いものが多い。そこにはいくらパーティーをやっても、決して満たされることのない現代人独特の虚無感のようなものが常につきまとっている。
この暗さが不気味なんだけども、ピチカートの魅力でもあるんだよね。
さて久々に聴いてみるとするかな。
2008年3月10日月曜日
2008年3月9日日曜日
「サッドヴァケイション」観賞。
2007年日本映画
青山真治監督
浅野忠信のカッコよさを再認識した。
「Helpless」と「ユリイカ」に次ぐシリーズ3部作とのことで、設定も基本的にはこの2作を引き継いでいる。この2作を観ていない人には、わかりにくい部分が多いと思う。
主人公は「Helpless」で衝動的に殺人を犯し、自殺したチンピラの妹を連れて行方不明になったままのケンジ(浅野忠信)。
幼い頃に見捨てられた母親(石田えり)と偶然再会し、母親への復讐をしようとたくらむ。
がしかし、最終的には母親のほうが1枚も2枚も上手であり、親子の縁は切れないまま、これまでの彼自身の苦悩や葛藤などがなんでもなかったかのようにして物語は終わる。
この作品は親と子の物語であり、そして男と女の物語でもある。
石田えりの存在感がすばらしい。
男達はみな何かにおびえるようにして時に感情的になり、必死で生きているのに対し、この映画に登場する女性達はみな、堂々としていて何事にも動じることなく凛としたたたずまいを見せている。それは単なる強さという以上に、理屈なんて通用しない、男とは全く違う次元でのずぶとさのような無限の強さである。
母親に見捨てられ、父親に自殺され、殺人を犯し、人生を暗く過ごしているケンジは、このような人生になった諸悪の根源である母親への復讐を固く誓うのであるが、思うようにはいかず、結局は母親の無限の愛の前になすすべがないのであった。
しかし浅野忠信の心にでっかい闇を抱えたままの緊迫感あふれる鋭い演技は、やはりオンリーワンでかっこええ。オダギリジョーとの共演場面もかなり見ものだ。オダギリも旬な俳優であるが、鋭さと狂気という点では、浅野忠信には全く及んでいない。まあこの作品のオダギリがそういう役なんだが。
期待してなかったけどそれなりに面白い作品だった。
あ、宮崎あおいはあまり意味あったようには思えなかったが・・。
(生涯620本目の作品)
2008年3月8日土曜日
恵比寿にて結婚式2次会。
土曜の午後。
久々にダラダラ過ごした土曜の午後。
まずはスペアザの新作についていた初回特典DVDをようやく観る。
←「STAR」のPVがカッコよすぎて震えた。
画面に映った英語をようく読むと、これまでのスペアザの道のり、リリースしてきた作品、ライブツアーの詳細などがこと細かにしるされているのだ。
これぞまさしく「プロモーションビデオ」だ。
かっこええ。
3月23日のツアー初日である代官山ユニットのチケットは、残念ながらとることができなかった。
彼らの人気が、ここ2年で急激に高まっているのは否定できない事実だ。
オレがスペアザを知ったのはいまから2年前。
←06年7月のユニットワンマンライブのチケットの整理番号はなんと2番だった!
いまでは考えられない番号だ。
あのころオレはホントスベアザにはまってて、06年秋だけでも3回くらい観たんだよなあ。
なんてことを思った土曜の午後だった。
あとは購入したけどずっと観てなかった「ハチミツとクローバー」のDVDをようやく観賞。
やっぱ好きやねん、この映画。
くどいようだが、蒼井優と伊勢谷友介の演技だけでも一見の価値ありだ。
ダラダラと午後を過ごしたこのあとは、結婚式2次会にいってくる。
2008年3月7日金曜日
2008年3月6日木曜日
「インランド・エンパイア」観賞(2度目)。
月曜から3夜かけて観終わった「インランド・エンパイア」。
昨年劇場でも観たけど、やっぱわけわかんないとこ多すぎ。
しかも180分の大作だ。
でも決してタイクツじゃないんだからすごい。
今回DVDで観直して分かったのは、この映画、現実の世界は約1時間だけで、残りの2時間はひたすら悪夢と呪いの世界が延々と描かれているということ。そこには時間や空間の概念は一切ない。映画の3分の2は理屈は通用しない世界なわけだ。こんな作品作っても賞がとれるのはリンチ監督だけだろう。
←今回観終わってからとっても役に立ったのは、劇場用パンフレットに付いていたこの作品の「案内マップ」である。
この地図は日本の映画評論家2人が、一生懸命悩みながら、勝手に作ったもので、監督の意思は一切無視した、いわばアンオフィシャルなものなのだが、それでもこの地図を見るとこの作品の全体図らしきものが見えてくるのがすごい。
というわけでインランド・エンパイアは、「3分の2が悪夢で出来ている」極めて感覚的な作品であり、リンチ監督しか作りえなかった作品である。
デヴィット・リンチ監督を知らない人にはオススメできない。
まずは「ロストハイウェイ」、「マルホランドドライブ」あたりを観て頂き、リンチワールドに免疫をつけた上で味わっていただきたい作品である。