2007年10月31日水曜日
SOIL&"PIMP"SESSIONS「U WANT MORE?」
ソイル待望のライブDVDが本日発売!!
今年5月の日比谷野音ライブと昨年7月のモントルージャズフェスティバルの模様が中心となっている。
05年12月にもDVDが出ているがこちらはドキュメント色が強くライブ映像自体は少なかったので、今作は正にファン待望のライブDVDである。
あんだけいいライブをしてるんだからどんどんDVD化してほしい限りだ。
まずは昨年のモントルージャズフェスのライブだが、やたらと画像がよい。
カメラマンもメンバーの白熱する演奏を縦横無尽に動き回りながら時にアップに迫力満点でポイントをおさえて捕らえておりなかなか「いい仕事してます!」な内容。当然のごとく外国人だらけのオーディエンスだが、1曲終えるたびに確実に増えていく歓声がソイルの音楽に国境がないことをなによりも証明している。
←笑顔でドラムを叩くみどりん
柔軟に動き回るカメラマンのおかげでみどりんのドラムプレイが色々な角度から映るためにドラムのすごさが良く分かる。
そして今年5月の日比谷野音ライブ。
カメラアングルはモントルーには劣るが、熱いことに変わりはない。
このライブでオレは最前列で踊っていたため用心深く鑑賞し、3回ほど自分の姿が映ってるのを確認!
←かなり観にくいが中央の黒いTシャツきて笑っているのがオレです。(坊主頭の方の右隣です。)
ちなみに市販のライブDVDに自分が映っていたのはこれで3本目である。
すこし嬉しい。
まだ全部は観てないけどやっぱソイルのライブは「楽しい!」の一言につきる。
土曜の早稲田学祭が楽しみである。
2007年10月30日火曜日
thee michelle gun elephant「Chicken Zombies」
最近毎朝聴いているのはミッシェルの3rd「チキン・ゾンビーズ」。
まだミッシェルが「thee michelle gun elephant」というふうに小文字表記であった頃の最期のアルバムである。
オレが生涯で最も好きなアルバムかもしれない。
もう何回聴いているのかわからない。
リリースからちょうど10年が経とうとしているがいつ聴いても10年前と同じ興奮がよみがえるのだからスゴイ。
このアルバムでオレが好きな部分はズバリ1曲1曲のクオリティではなく、
全体を通した「疾走感」である。
このアルバムは1曲がどうこうではなく全体で1曲のような印象が強い。
正直1曲1曲のクオリティはかなり微妙な曲が多いと思う。
しかしアルバムを通して聴くとすさまじい興奮を味わう事ができるのだ。
冒頭の「ロシアン・ハスキー」で「ちゅどーん!」と爆発してからどんどアガっていき「ゲット・アップ・ルーシー」→「バードメン」の怒涛の2連発でクライマックスを迎えて、その後は8分に及ぶミディアムテンポの名曲「ブギー」で何もかもが手遅れかのようなけだるい現実を味わう。この流れの凄さはもう言葉にできない。
しつこいようだが「ゲット・アップ・ルーシー」→「バードメン」→「ブギー」この3曲がこの順番で並んだ時点でこのアルバムが名作であることは確立されているようなものだ。
ハイテンションな疾走感のみならず、せつなさやけだるさといった感情も味わうことができる「ロックンロール」の名作だ。
そしてこのアルバム以上に疾走感を感じるアルバムにいま現在出会ったことがないのであった。
2007年10月29日月曜日
「亀は意外と速く泳ぐ」鑑賞(2度目)。
「嫌われ松子」に続いて「買ったけどまだ観てないDVD」シリーズ第2弾!
今年6月にレンタルで観てあまりのおもしろさに8月末にDVDを購入したんだけど、購入後まだ観ていない「亀は意外と速く泳ぐ」を、4ヶ月ぶりに2度目の鑑賞。
細かい感想は6月14日のブログを参照願いたい。
2回目でもとにかく「おもしろかった!!!」
2度目のほうが映像やギャグなどのディティールをより楽しむことができて何度も笑ってしまった。
三木聡監督のセンスは好きだな~。
登場人物もみなどことなく切ないのがいい。
中でも一番のお気に入りは・・
要潤演じる「加東先輩」だ!
ネタバレになるので詳しくは書かないがこの要潤は一見の価値あり!
セリフといいパフォーマンスといい面白すぎる!
この役は出番が短いながらも強烈なインパクトを残す。
おいしすぎるよ要潤!
ということで「亀は意外と速く泳ぐ」は紛れもない名作である。
オレにとっては・・。
2007年10月28日日曜日
「嫌われ松子の一生」鑑賞(2度目)。
2007年10月27日土曜日
「東京地方に大雨が降り続けて 部屋の中に居続けることもあるさ」
今日は家から一歩も出ない1日であった。
部屋で聴いていておどろくほど今日のシチュエーションとマッチしたのが、
フィッシュマンズ「宇宙 日本 世田谷」である。
2曲目の「WEATHER REPORT」、
「♪東京地方に大雨が降り続けて 部屋の中に居続けることもあるさ
まるで魚になった気分だよ まるで水槽の中の魚
まるで泳がない魚♪」
この歌詞が今日のオレの全てを代弁しているといってもよい。
そんな「泳がない魚」状態であったオレだが、部屋でゴロゴロしながら読書くらいはした。
森見登美彦の最新作「有頂天家族」。
主人公は人間ではなくなんと「たぬき」の家族だ。
「人間が主人公じゃないとちょっとな~」なんて思っていたのは最初だけで、これがとっても面白い!!
この想像力は一体どこからくるんだろう。
オレ的には登美彦氏の作品はいつも頭の中でスタジオジブリのアニメとなって展開しているのだが、それくらい彼の作品のスピード感と浮遊感と原色豊かなカラフルな世界はジブリの世界と非常に合うと誠に勝手ながら思う今日この頃なのである。
昨今伊坂幸太郎の小説が2作品も映画化されたりと、現代小説の映画化がさかんであるが登美彦氏の作品についてもし映画化されるようなことがあった場合、私は断固として実写ではなくアニメ化(できればジブリで)を希望する。
この世界を実写で映画化できるほど想像力のある日本映画監督はいないと思うのだ。
さて、続きを読むかな。
2007年10月26日金曜日
買ったけど観てないDVD。
昨年の秋にレンタルで観て衝撃を受けたのが「嫌われ松子の一生」である。
こんなに勢いがある日本映画は久々だった。
それから数日後におもわず「愛蔵版」DVDを購入した。
が、それから1年近くたったが特典映像は観たものの結局本編はまだ観ていないままだ。
この作品は観るのにそれなりの覚悟が必要だと思う。
懸命に生きて愛をもとめればもとめるほど、どんどん人生を堕落していく主人公松子の生き様はなんともしんどいのだ。
登場人物たちも全員が愛をもとめるのに必死で生きており観る者に強烈なインパクトを残す。
クドカンが演じた作家とか怖いくらいにすごい。
これだけ登場人物が多くても、みなしっかりとそれぞれの役割を背負っておりムダがないのはすごい。
そしてそんなドロ沼劇を中島哲也監督は独特の映像世界で派手なミュージカル映画に仕上げた。
力強く派手な映像はこの作品の勢いや登場人物達のあらゆる情念とエネルギーをより一層濃いものにしており見事である。
「下妻物語」もそうだったけど、一見映像が派手すぎるようだが、実は「物語」がしっかりとあって映像はそれを盛り上げるための小道具にすぎないのが中島監督とほかの映像だけで中身のない日本映画監督との決定的な違いなんだと思う。
物語のスピード、派手な映像、登場人物の多さなどありとあらゆる面で実に「濃い」作品だ。
それだけに観るのにはそれなりの労力が必要なのだ。
だから購入してもなかなか「また観よう」という気にならずに1年経ってしまったわけだ。
そろそろ観てみようかなと思う。ちょっと怖いけど。
誰がなんといおうと「名作」であることに間違いはないのだから。
2007年10月25日木曜日
司馬遼太郎「坂の上の雲」
2007年10月24日水曜日
BUMP OF CHICKEN 「花の名」
2007年10月23日火曜日
待望の新作!!
バンプ・オブ・チキンがシングルを2枚同時リリースした。
思えば彼らのCDは3年前の「ユグドラシル」以来購入していなかった。
その間シングルがリリースされているがなんとなく購入しなかった。
どちらにせよアルバムはもう3年以上も出ていない。
彼らの活動はいたってマイペースであり、なにかとスピードが早い現代において自らの作品が「消費」されることを避けている事は間違いないのではと思う。
先週の「ぴあ」で藤原基央は「自分達のやりたい音楽はロックではなく童謡だ」と語っていた。
なるほどなと思う。
実際に童謡なのかどうかは別として、彼らの曲は言葉を非常に大事にしていてそこに普遍的なメッセージを丁寧に乗せてあるのは間違いない。
この2枚も消費するのではなくじっくり丁寧に聴こうと思う。
2007年10月22日月曜日
'JAZZ QUINTET -60'
2007年10月21日日曜日
「恋愛睡眠のすすめ」鑑賞。
2005年 フランス映画
ミシェル・ゴンドリー監督
「エターナル・サンシャイン」で一躍脚光を浴びたミシェル・ゴンドリーの最新作である。
主演は人気上昇中のメキシコのガエル・ガルシア・ベルナルと、フランスの大御所セルジュ・ゲンズブールの娘のシャルロット・ゲンズブール。
このクールな配役だけでも「エターナル・サンシャイン」が好きな人は期待せずにはいられないだろう。
が、結論からいえば、「エターナル・サンシャイン」にはかなり劣るものだった。
主人公のステファンは母親が住むパリに新たな仕事をしに久々に帰って来る。帰ってきて早々隣人のステファニーに恋をするが、彼女は「いまは恋人はいらない」と素っ気無く、ステファンの思い通りにはならない。ステファンは現実とは別に夢の中でも自ら思い通りの恋愛を進めていくが・・。
つい先日DVDがリリースされ、話題作だけにタワレコなどでは店頭でかなり目立つように陳列されていおり、個人的に購入しようかかなり迷っていたのだが、結局レンタルで観た。
そして観終わったあと、「買わなくてよかった・・」と思ったよ。
ゴンドリー監督の持ち味であるファンタジックな妄想場面は前作以上にメルヘンチック。クラフトやビニールなどのやわらかな素材を駆使したその妄想世界は「エターナル~」よりもあたたかみがあってキュートであり現実を忘れるには良い作品だと思う。監督の力は存分に発揮されてはいるがややマスターベーションに終わってしまっている気がする。妄想場面に対して現実の物語がついていってないのだ。
「エターナル~」はヒーローとヒロインの双方の感情がしっかりと描かれており、かつ物語もスリルがあった。そしてラストには見事なカタルシスがあった。
しかし、この作品は、終始ステファンが思い通りにならない片想いに悪戦苦闘して、辛くなるとすぐ眠って現実逃避するというただそれだけが描かれており、観ていて物語にまったく盛り上がりを感じなかった。ヒロイン、ステファニーの感情描写が雑なのである。
映像に凝って、物語や人物描写がおろそかになるという監督は多い。
「エターナル~」がそうでなかっただけに「恋愛睡眠のすすめ」は残念な出来としかいいようがない。
ゴンドリー監督の次回作に期待したい。
(生涯602本目の作品)
バナナ・リパブリックの革ジャン購入。
2007年10月20日土曜日
渋谷でエナメルシューズ購入。
2007年10月18日木曜日
一杯のつけめん~思い出の茨城~
今日は水戸にある茨城営業所へ出張であった。
昼前に上野から特急に乗って水戸駅へ。
茨城県 水戸市は私にとって第2の故郷である。
私は茨城営業所に02年から05年までの3年間いたのだ。
人生で初めての一人暮らしであった。
行ってしばらくは、なれない土地でなれない仕事と一人暮らしにおわれる日々が続いた。
水戸は東京に比べると当然娯楽も少ない。2年間くらいは東京の実家や横浜へ帰るのがとても楽しくて、そして水戸に帰るのはなんとも切ない気分だった。
しかし04年くらいから仕事にもなれて余裕がでてきた。そこで私は「もっと水戸を愛そう!」と決意。水戸のライブハウスや映画館へ積極的に行くようになった。結成間もないZAZEN BOYSを水戸ライトハウスで観たのはいい思い出である。水戸の映画館で観たティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」は涙がでそうなくらい感動した。
04年の終わりになると水戸でも音楽を通じて友人ができた。みんなでSONICというライブハウスでオールナイトでDJイベントをやったり、昼間に水戸市街でCDJを使って好きなCDをかけたりして遊んだ。
そんなこんなで遊びも仕事もかなり充実してきて「水戸も楽しもうと思えばいくらでも楽しいじゃないか!」
なんて思っていたある日、
突然ある病気になってしまった。
これが変な病気で、1ヶ月くらいは入院する事となった。
両親と相談して実家の側の東京の病院に入院することとなった。
水戸駅のすぐそばにはマルイがある。ここでよく服やカバンを買ったものだった。
マルイの10Fはレストラン街で04年の秋にリニューアルされ、東京の名店「中華そば青葉」ができていた。私は当時月に2回はマルイにいって青葉の「特製つけめん」900円を食べていたと思う。それほど好きだったのだ。
入院のため東京に帰る日、会社を午前中に出て水戸駅へ向かった。
私は「しばらく水戸にはこれないな・・」と思いマルイに向かった。そして青葉のつけめんを食べた。
このときいうまでもなくかなり体調が悪かったのだが、それでも青葉のつけめんは魚介の味が効いていてパンチがありつつもラーメンと違ってすっきりしていてツルツルっと食べやすく、あくまで儀式的に食べたにもかかわらず予想以上に美味しかったのを覚えている。
そして私は水戸を後にした。
それから東京の病院で入院生活を送ったわけだが、思った以上に長引いてしまい、最終的に2ヶ月も入院し、そのあとさらに実家で1ヶ月自宅療養して3ヶ月も会社を休む事となってしまった。その間茨城営業所の所長と家族とで話し合い、「水戸でもとの仕事は難しい」ということになった。
そして05年9月から東京勤務となった。
そして今日に至るわけである。
かなり前置きが長くなってしまったが、
今日12時47分に水戸駅についてから、私はまずマルイへ向かった。
思えば今日着ているスーツも、履いている革靴も、持っているバッグも全てこの水戸のマルイで買ったものであった。
そのままエレベーターで10階へ。
2年前と変わらない販売機で食券を買った。
そして2年ぶりに青葉の特製つけめん900円を食べた。
やはりタレは魚介のとんがった味にまろやかな豚骨のコクがほのかに漂い、そしてめんはさっぱりとしていてのどごしもよかった。パンチがあるけどあっさりしている。
文句なしに美味しかった。
2年前は病気だったけどいまはなんとか健康に近い状態でいることに感謝しながら食べた。
その後営業所へ行って仕事。
夜は営業所の方々と食事をした。
営業所の方々といっても3年も一緒に仕事したので、私にとっては家族のようなふしぎな関係である。
特に所長は何事も負けず嫌いな方であり、この日の夜も久々にその闘志あふれる言葉を沢山聴くことができてなんか懐かしかった。
短い時間であったが色々話して盛り上がった。
不本意な形で水戸を離れてしまったわけだが、
水戸での3年間は間違いなく私にとって大きな財産である。
現在の仕事についての取り組み方や考え方の基礎も、ここでの所長を初めとした色々な方々との出会いで培われたといってよい。
早い話「水戸での3年間がなかったら、いまの私はない」ということだ。
これからもこの3年間に常に感謝の気持ちを忘れずにいたいと思う。
2007年10月17日水曜日
Mr.Children「HERO」
オレがミスチルで最初に買ったCDが「HERO」である。
あれは03年の12月のこと。
小田和正の「クリスマスの約束」という番組で桜井和寿と小田和正がセッションし「タガタメ」「HERO」の2曲を熱唱する場面があった。
「なんていい曲なんだ!!」
素直に衝撃を受けたオレは早速コードを覚えてアコギで練習しまくった。
その後CDを買った。
その翌年の3月に会社の先輩の結婚式2次会でギターを抱えて披露をこころみたがあえなく失敗した・・。
それ以来人前では歌っていない。
いつか歌いたいものだ。
あれから4年近く経ち、今日までずっとこの曲は「プロポーズ」の曲に違いない!と確信していたのだが、先ほどあるサイトをみて驚いた。
この曲は子供にむけて父親として作った曲らしいのだ。
そうだったのか・・。
まあ名曲には違いないからどっちでもいいや。
2007年10月16日火曜日
Mr.Children「シフクノオト」
ミッシェル追悼キャンペーンも一段落し、
今日じっくり聴いたのはMr.Children「シフクノオト」。
先週の土曜に泥酔しながら会社の同期K氏と「シフクノオト」について熱く語り合ったので、ついつい聴きたくなった。
購入当時は「シングルが多いな~」とか「『タガタメ』、理屈っぽいなあ~」なんて思ったけど今じっくり聴くと理屈ぬきで名作だ。
「PADDLE」「掌」「くるみ」の名曲3連発でもうおなかいっぱい。もうシフクだ。
個人的に非常に心にしみる「Any」もアレンジが実に美しい。
そして「タガタメ」。
「この世界に潜む 怒りや悲しみに あと何度出会うだろう それを許せるかな?」
という歌詞は争いや悲しみが絶えず、むしろこの作品のリリース時の2004年よりも増えているかのようなこの2007年に聴くとなおさら胸に響く。
そしてラストは問答無用の「HERO」。
土曜のブログでも書いたが、サビについて1番と2番はしっとりと裏声で歌ってるくせに、クライマックスは思いっきり地声で「♪でもひーろーになりたいい~♪」と堂々と熱唱する桜井の歌唱法が
「声出るじゃんかよ、このやろう!!」
と心憎すぎるのであった。
でもってオレはこの歌のサビは高すぎて裏声でしか歌えないのであった・・。
2007年10月15日月曜日
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN」
この時期になると必ず観るのがミッシェル解散ライブDVDである。
しかしこのDVDはファンからすれば色々と不満の残る作品でもある。
ミッシェルさんたちはラストアルバムリリース前からレコード会社をユニバーサルへ移籍したのだがこのユニバーサルの作るものが前会社のトライアドに比べてどうにもこうにもセンスレスなのだ。そしてこの解散ライブDVDもその例にもれず「おいおい」と思ってしまう場面がどうしてもある。
まずオープニングの登場SE「ゴッドファーザー愛のテーマ」がない。過去にトライアドのライブDVDは必ず登場SEから漏れなく収録されていた。この日のメンバーの登場とそれに対するオーディエンスのすさまじい歓声がないのはどうかと思う。
カメラアングルがイマイチ。4人の顔のアップがやたらと多いのだがどうも単調で肝心なところを捕らえていない。最たるものはラスト「世界の終わり」でアベフトシが自らギターの4弦を引きちぎるシーン。チバの歌う姿を延々と映していてアベの姿は全く映っていない。横で聴こえる「ギュイーン」という妙な不協和音でそれと感じとるしかなくなってしまっている。
などなど不満は残るのであるがいざ観てしまえば、やはりあの日のあの出来事がよみがえりなんともいえない気分になるのであった。特にラストのアベの「ありがとう」の笑顔は観るたびに失神しそうになってしまう。(チバの歌声を除けば)画質と音質は文句なしの出来なので初めてミッシェルのライブを観る方にもオススメのDVDである。
2007年10月14日日曜日
2007年10月13日土曜日
♪呑んで呑んで呑まれて呑んで♪
19時半より浜松町にて会社の同期結婚式の2次会であった。
私、諸事情により6月から一滴も酒を飲んでいないのであるが、別に呑んではいけないというわけではないのである。しかも最近は体調もよく、また今日は休日ということで疲れていないゆえに・・
「呑もう!!今日はとことん盛り上がろう!!」
と江口洋介の妻のごとく決意。ビールを飲み続けた。
久々にあう地方の同期と多いに語り合い盛り上がった。
22時前には終了。22時頃から男3人で居酒屋へ移動した。
4ヶ月ぶりの生ビールを堪能。
男3人で会社の現状についてなど生意気にも熱く語り合う。
ここで唯一の既婚者親友M氏の終電を考慮して23時過ぎには店を出た。3人で京浜東北線に乗り込み、おとなしく帰るつもりが、M氏が品川で降りたあとにK氏より
「・・もうすこし呑まない??」
とありがたきお誘いの言葉をいただいてしまったので、もう帰るわけにはいかなくなり、
結局蒲田で1時間近く呑む。実はK氏と呑むのはなんと今日がはじめてであったのだが、音楽という共通の話題で意気投合。というかほとんどオレが一方的にしゃべっていただけに近く、今思い出すと恥ずかしい限りだ。
最も盛り上がった話題はミスチルの超名曲「HERO」の桜井和寿のサビの歌唱法についてである。
1番2番は裏声のくせにクライマックスは普通に発声しており、つまり「ホントは声、最初からでるんじゃねーか!」というこの憤り。これは「HERO」を熱唱しようとしてちゃんと聴いた人にしかわからん話なのであり、お互いこの話題で多いに盛り上がった。
そんなこんなで日も変わってたどり着いたのは・・
いうまでもなくカラオケである。
この辺になるとあまり記憶がないが写真を見る限りK氏がバンプの「ハルジオン」を熱唱していたことがわかる。
このあと3時頃に終了してK氏と別れ徒歩で蒲田から自宅まで帰ったのだった・・。
私、諸事情により6月から一滴も酒を飲んでいないのであるが、別に呑んではいけないというわけではないのである。しかも最近は体調もよく、また今日は休日ということで疲れていないゆえに・・
「呑もう!!今日はとことん盛り上がろう!!」
と江口洋介の妻のごとく決意。ビールを飲み続けた。
久々にあう地方の同期と多いに語り合い盛り上がった。
22時前には終了。22時頃から男3人で居酒屋へ移動した。
4ヶ月ぶりの生ビールを堪能。
男3人で会社の現状についてなど生意気にも熱く語り合う。
ここで唯一の既婚者親友M氏の終電を考慮して23時過ぎには店を出た。3人で京浜東北線に乗り込み、おとなしく帰るつもりが、M氏が品川で降りたあとにK氏より
「・・もうすこし呑まない??」
とありがたきお誘いの言葉をいただいてしまったので、もう帰るわけにはいかなくなり、
結局蒲田で1時間近く呑む。実はK氏と呑むのはなんと今日がはじめてであったのだが、音楽という共通の話題で意気投合。というかほとんどオレが一方的にしゃべっていただけに近く、今思い出すと恥ずかしい限りだ。
最も盛り上がった話題はミスチルの超名曲「HERO」の桜井和寿のサビの歌唱法についてである。
1番2番は裏声のくせにクライマックスは普通に発声しており、つまり「ホントは声、最初からでるんじゃねーか!」というこの憤り。これは「HERO」を熱唱しようとしてちゃんと聴いた人にしかわからん話なのであり、お互いこの話題で多いに盛り上がった。
そんなこんなで日も変わってたどり着いたのは・・
いうまでもなくカラオケである。
この辺になるとあまり記憶がないが写真を見る限りK氏がバンプの「ハルジオン」を熱唱していたことがわかる。
このあと3時頃に終了してK氏と別れ徒歩で蒲田から自宅まで帰ったのだった・・。
2007年10月12日金曜日
いい仕事してます。
4年前に解散したミッシェルさんたちだが、当然のごとく多くの音楽雑誌が解散についての記事を載せた。
その中でも群をぬいて深い愛情が感じれらたのがシンコーミュージック出版の「音楽と人」である。03年12月号はなんと50ページをさいて彼らの最期のツアーである「LAST HEAVEN TOUR」全公演に密着した詳細なドキュメントを掲載している。全公演のライブレポ、セットリストはもちろんのこと貴重なオフショットがこれでもかというほどに満載であり、ファンなら永久保存版といっても過言ではない。
広島公演の楽屋にてブーツをぬぐアベフトシ。
こんな笑顔を見た日にゃファンはもうたまらないわな。
そんじょそこらの雑誌じゃこんなショットは撮れないんじゃないかと思う。
10月11日の幕張ライブ終了直後の楽屋の様子。
すべてを終えて固い握手をするミッシェルさんたち。
この笑顔がなんともいえない。
というわけでこの号はとにかく笑顔のミッシェルさんが沢山写っていて良い写真が満載だ。これぞまさしく「いい仕事してます」だ。
これに比べて当時ロッキン・オン・ジャパンはあれだけミッシェルを支持しておきながら、解散記事はかなり貧弱でがっかりしたのを覚えている。その後ロッキン・オンはジャパンとは別にLAST HEAVEN TOUR全公演に密着した写真集「LAST HEAVEN」を出したのだが、これがなぜか新聞紙のような紙でホッチキス止めというひどいクオリティの代物であり、購入してすぐにページがはずれる始末。コストを意識したのか??商業主義的に解散するバンドにはもう興味がないのか?いまもってロッキン・オンのミッシェル解散への姿勢は疑問が残る。
まあそれはさておきミッシェル・ガン・エレファントはやはりカッコいいことに間違いはないのであった。
以上!!
2007年10月11日木曜日
2003.10.11
4年前の出来事を書く。
2003年10月11日は土曜日だった。
当時茨城に住んでいたオレは午後からライダースの革ジャンを着て特急電車にのって東京へ向かった。
東京に着くと今度は京葉線に乗って千葉へ。目的地は海浜幕張駅であり、そこであるロックバンドの解散ライブが行われるのであった。
海浜幕張駅で降りて駅で友人を待った。駅の改札は黒いTシャツや革ジャンを着た人達が次から次へと降りてくる。友人が大幅に遅刻して到着。二人で幕張メッセ国際展示場へ向かう。すでに会場からかなりの距離の場所に長蛇の列。なにしろこの日3万7000人の観客がメッセに集まっているのだから無理もない。ディズニーランドのアトラクションのようにダラダラと歩いてようやく会場内へ。
これから始まるすさまじいライブに上着やカバンなどの荷物が邪魔なのは分かりきっておりロッカーを探すが当然のごとく全て使用済みであった。ロッカーの周りは入らない人が放置した荷物の山で溢れており、それだけでもかなり異様な光景なのだがこの際仕方なく自分もライダースを脱ぎ捨てロッカーの上に放置した。
友人とライブ会場へ。40000人近い観客がオールスタンディングでブロック分けされているその光景は圧巻であり観客の期待と興奮ですでにフロアはただならぬ熱気が充満していた。我々はB1ブロックへ入場可能であったがどこがB1なのかも分からないままとりあえずBと書かれたブロックの人ごみの中へ入り込んだ。そのまま開演を待つも周りは人、人、人ですし詰め状態でありステージは全く見えない。開演待ちのBGMはローリング・ストーンズやヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどいわゆるロックンロールの大御所的なバンドの曲がかかっていた。そして曲がドアーズの「ジ・エンド」になってしばらくしたそのとき客電が静かに消えたのだった。登場SEである「ゴッドファーザー愛のテーマ」が会場に響き渡るとともにフロアは激しい叫び声やらわめきやら怒声やらで包まれた。もちろんステージは微塵も見えない。しかしステージ両サイドに設置された巨大スクリーンにはバンドのメンバーがいつものようにいたってクールに登場する姿がはっきりと映っていた。
1曲目はわりとゆっくり目な曲であり観客もみな歌詞のとおり「ブラブラと」体を揺らしていたが2曲目からはこれでもかというほどにアップテンポなキラーチューンの連続であった。すでに2曲目でブロック内はモッシュの嵐となり友人とは瞬時にはぐれてしまった。その後オレは踊り狂いながらも、すさまじい熱気と人ごみの中をできうる限りブロックの前へ前へと力づくで移動をした。あまりの熱気と激しさで途中具合の悪くなった女子がネズミが逃げるかのごとく人ごみの中を逆流してブロック後方へ逃げていく様が印象的であった。そして8曲目の途中でこちらを向くセキュリティスタッフの顔が見えたときにオレはなんとか自力でこのブロックの最前まで来たことが分かった。はるか前方のステージ上には1ミリほどのベーシストの姿がかろうじて観え「こんなに遠いのかよ!!」とその会場のデカさに衝撃を受けたのをいまでも覚えている。それでも悔いのないようオレは残された時間をひたすら踊りまくった。
中盤では感傷的なムードになる切ない曲が続く場面もあった。
2回目のアンコールでやった正真正銘ラストの曲のタイトルは「世界の終わり」であまりにできすぎていた。
その曲の途中でギターの弦が切れた。
演奏が終わるとこれまでのライブでもステージ上ではめったにしゃべらなかったギタリストが最期の最期で「ありがとう」となんともいえない笑顔で37000人の客に礼を述べた。
「これが最期なんだ」と思わせるセンチメンタルな場面はたしかにあった。
しかし2回のアンコールを入れて全24曲が終わったときにオレはあまり悲しくはなかった。むしろカッコよいまま全力疾走で最期を飾ったこのバンドを益々誇りに思ったのだった。
ロッカー前で放置しっぱなしの荷物を取ってはぐれた友人と待ち合わせした。着ていたTシャツは汗でビショ濡れで仕方なくグッズ売り場で解散Tシャツを買ってその場で着替えざるをえなかった。
終わってから判ったがオレたちがいたのはB1ではなくB2ブロックだった。もうすこし前で観ることができたのだがあれだけ全力で最期まで楽しく踊ったので全く悔いはなかった。
京葉線に乗って帰った。
「楽しかったな。」
お互いそう感じていた。
五反田でとんこつラーメンを食べてから友人と別れて東京の実家に泊まった。
次の日になってもやはり悲しくはなかった。
ミッシェル・ガン・エレファント。
最近思うのだが、4年前に解散してもいつもオレの心の支えになっていることには変わりないのだ。
なのでいまでも解散をあまり悲しいとは思わない。
完全燃焼で消えていった彼らは誰がなんといおうともオレにとって永遠のロックンロールヒーローなのである。
以上。
2007年10月10日水曜日
読書の秋。
ずっと読んでいた司馬遼太郎「夏草の賦」は先週下巻を読み終えた。
四国統一をめざし、後には全国統一までもを夢みていた長祖曽我部元親は、豊臣秀吉の圧倒的な力の前になすすべもなく降伏し結局土佐一国の主で終わってしまう。後半は長年の夢にあっけなく挫折し、それでも生きていくしかない元親の哀愁漂う姿が実に悲しい。
しかしそれだけでなく、信長や秀吉などの登場人物達が己の権力を拡大するために頭脳と交渉力を駆使してのし上がっていく、または敗れていくその様は実に面白くて魅力的であり読み応え十分だ。
最近思うのは読書というのは最も「費用対効果(コストに対してどれだけの効果があるか)」の高いエンターテイメントではないかということだ。
文庫本ならせいぜい500円か600円くらいで実に多くのことを学ぶことができる。しかも読書は場所を選ばない。しかも音楽や映画と違って本は己の脳をつかって「読む」という主体的な行動をしなければならない。これは言い換えればそれなりの労力を伴うことではあるが、間違いなく「自分から考える」という行為であり、この訓練をしている人としていない人では感性どころか物事の考え方や頭の回転にも大きなレベルの差がでてくるのではといまさらながら思う。
というわけで続いては明治時代が舞台の「坂の上の雲」に突入だ。
とはいってもこの小説は8巻まであるので読み終えるのは相当な時間がかかるだろう。
しかも現在私は森見登美彦の「有頂天家族」も読んでいるので全8巻を今年中に読み終えるかどうかも分からないのであった。
2007年10月9日火曜日
2007年10月8日月曜日
2007年10月7日日曜日
「それでもボクはやってない」鑑賞。
2007年 日本映画
周防正行監督
「おもしろい!」とか「つまらない」とかそういうレベルの感想を持つ作品ではなかった。
ときに感情的になり、ときに衝撃的な恐怖を覚え、観終わったあとにはなんともいえない疲労感が残った。
とはいえ紛れもない傑作であり、全ての日本人、とくに平和に暮らしている一般市民の方こそ他人事とは思わずに是非見ておくべき作品だと思う。
「刑事裁判は99・9%が有罪」「刑事裁判で裁判官は無罪は出さない。それは国家権力にたてつくことと同様だからだ。」「弁護士は常時200件くらいの裁判をかかえておりそれをいかに早く『処理』するかで評価される。」などなど色々な意味で大変勉強になるセリフが盛りだくさん。
役者もみな気合が感じられてすばらしい限りだが、得に凄かったのが裁判官を演じた小日向文世。
もうほんとに何年も裁判官やってるんじゃないかって思うほど冷静でわざとらしさが一切なくそれでいて深みがあって強烈な印象を残していた。
ラストはネタバレになるので詳しくは書かないが、これから満員電車に乗るときは要注意だなと思ったね。
以上!
(生涯601本目の作品)
「ハンニバル・ライジング」鑑賞。
2007年アメリカ映画
ピーター・ウェーバー監督
つまらん。作んないほうが良かったと思われる作品だ。
「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士がどのように殺人鬼になっていたのかを描く作品。
後半からは単なる復讐劇となる。
全体的に深みにかける。それは役者のせいだろう。名優が皆無なのだ。
ギャスパー・ウリエルの演技も単調だ。
コン・リー、すっかりハリウッドに定着したようだがこの作品にはふさわしくないな。
レクターに東洋的な美学を教える役とでもいいたのだろうが、ムラサキっていう意味不明な名前とか、剣道をやるシーンとかホントに剣道経験者からいわすと、もうカンベンしてほしい。結果的にはレクターが殺人を犯していく上での最大の武器となる日本刀を与えただけじゃないか。
レクターとの関係も中途半端だし。レクターの殺人をとがめながらも警察には言わないし。
作品のテンポもよくない。影を重視した映像は暗すぎて観にくい。
伝説のままでよかった物語を安っぽく作ってしまった失敗作だと思う。
以上!
(生涯600本目の作品)
2007年10月6日土曜日
トップランナー森見登美彦出演!
大好きな作家、森見登美彦氏がトップランナーに出た。
しかし余談だがトップランナーの音楽ってオープニングからなにから全部ソイルになってて驚き。
森見氏は予想通りの理論的な方であった。
そのしゃべりは穏やかながら確固とした芯があることが伝わってきた。
印象的だったのは物語展開の考え方だ。
最初から「起承転結」があるわけでは全く無く、まずは思いついたありったけのエビソードを無理やり詰め込むのだ。そうして混乱させて破綻寸前までなった状態をなんとか苦労してつなぎ合わせて1つの物語に纏め上げるという。非常に労力がかかる「苦し紛れ」のやり方らしい。そのほうが出来上がったものは「熱気」の多いものになるという。「夜は短し歩けよ乙女」の3話目の学祭話は正にそうだ。
こうして彼の作品の独特の熱気とスピード感が生み出されているわけだ。まったくもってスマートではない。そこが魅力だな。
さてコサキン聴こうっと。
2007年10月5日金曜日
THE BAYS,SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at LIQUIDROOM
会社帰りにリキッドルームへBAYSとソイルを観に行ってきた。
この1週間かなり忙しかったので疲れており、体が重い。
リキッドはサイドと後ろに椅子があるので今日はそこに座ってゆっくりと見物しようと思った。
ステージ左サイドの椅子に座ってMOODMANのDJの音をガンガンに浴びながらソイルの出番を待った。
①SOIL&"PIMP”SESSIONS
サイドの椅子に座ってフロアを眺めながら「傍観者モード」で観るソイルもまた面白い。
いつものオレは最前左側の元晴ゾーンで踊りまくりなのだが、今日はおとなしくステージ全体を眺めていた。いつもはあまり観ないみどりんのドラムの凄さが良く分かったな。
まずは「PLUTO」。もうこれは元晴のための曲といっても過言ではない。
元晴のサックス自体が最近違う。東京JAZZのときもそうだったけど以前使っていたやつよりも細身で光沢のある楽器だ。このせいか音も鋭さが増している。ソロも絶好調でホントに疲れを知らん男だ。対するタブゾンビのトランペットも今日は好調そうでなかなかいいライブになる予感がした。
続いてメジャーファーストアルバムから「LOW LIFE」。ライブで聴くのは初めてだ。意外な選曲にびっくり。そのまま「閃く刃」へなだれ込んだ後はソイルといえばこれ、「SAHARA」。最近のライブは中盤のクライマックスは必ずこの曲を持ってきてフロアを1つにまとめあげるのが彼らのライブのやり方になりつつある。この曲は私が思うにソイルの中でもっとも踊りやすい曲だ。BAYS目当ての観客もここまでですっかり彼らの迫力にヤラれた模様。ノリノリで踊る客を眺めながらのライブもまた面白い。
そして久々に「SCOOP OUT」。丈青のショルダーキーボードが唸りを上げる。タブゾンビが対抗してエアーショルダーを狂ったようにやっていたのが面白かった。SUN SETでもやってたな。
曲が終わると社長のMC。するとその最中に社長の横に小さな鍵盤がセッティングされた。「これは『マクロケ』→『マシロケ』の2連発に違いない!」今年6回のソイルライブ経験からそう判断したオレはもう我慢できなくなりフロアへ降り立った。予想は見事的中しオレは疲れを忘れていつものように踊りまくった。しかし「マシロケ」ってほんとに楽しい曲だなとつくづく思う。メロディアスで性急でポップなんだよな。しかしこの頃になるとタブゾンビの体力は限界にきたようで序盤の好調さは消えてしまい、トランペットを吹けなくなる場面が多く見受けられた。対して元晴は相変わらず好調だった。まあこれもまたソイルのライブの醍醐味だよな。
その後は「SATSURIKUニューウェイブ」の「ソイル」コールで終了するはずも、客のコールがイマイチだったらしく、「このままじゃ終われねえよ!」と社長。「なんか明るい曲やろう!パーティやろう!」ということで急遽「THE PARTY」をやって終了。おとなしく観るつもりが結局いつものように楽しんだのだった。
ベイズ目当ての外国人が「サイコウデス!サイウコウデス!」と叫んでいたのがおかしかったな。
②THE BAYS
ベイズ、すごかったよ・・。
イギリスのバンドだ。演奏開始直前にバンドについて説明のナレーションがあった。
「BAYSはレコードを作らない。リハーサルをしない。演奏する音はこのライブ限りのもの。BAYSはライブをみなさんとのコミュニケーションの場と考えている。」
このナレーションにどよめきのような歓声が湧き上がるフロア。
なんと約90分間、休みいっさいなしで音が鳴っていた。このバンドの核はドラムかな。ときに繊細にときに力強く、どんなに熱くなっても安定したままの演奏であった。この集中力をドラムを叩いたまま90分間も持続するのは並大抵の力ではないはずだ。
演奏開始直後はメンバー同士が様子を伺っている様子で、客も踊りにくく、ユラユラと体を揺らす程度だったが、30分くらいで最初のクライマックスがきて4人の生み出したダンスミュージックの洪水がフロアにどっと流れ出して観客は狂喜!!その後もドラムが微妙にリズムを変えながらもグルーヴは絶やすことなく、ぶっというねりと音の光をフロアに送り続けた。終盤ではドラムンベースのように強烈なリズムになったりして観客からは何度も狂喜の雄叫びが沸き起こった。椅子から観てても体が勝手に動いた。
この魅力を言葉にするのが大変難しいが早い話「グルーヴの洪水」だったんだよ。しかも90分間ノンストップで!このノンストップってのがポイントだ。酒でも飲んで踊って、しかもDJではなくバンドの生音が90分も止まなかったらこれは相当くるに違いない。今度はいつか酒のみながら、踊りまくりながら観たいなあって思ったよ。
次回来日が望まれるバンドだ。
また観たい!
相変わらず楽しかったソイル、驚愕のダンスミュージックの洪水をぶちまけたベイズ、いやはや疲れているのが悔やまれる金曜の夜だった。
2007年10月4日木曜日
MO'SOME TONEBENDER「C.O.W」
赤いフェンダームスタングを買ったオレが今週買ったCDはもちろんモーサムの新作だ。
まだそんなに聴きこんではいないけど、今回はドラムの藤田氏がトータルプロデュースでありなんと全曲の作曲を手がけている。
このアルバムのポイントは2曲目の「Bad Summer Day Blues」であることは間違いない。
バリバリの打ち込みにノイズのようなギターとドラムの生音がのっかってすさまじい高揚感のリズムをこれでもかと叩きつける。アンダーワールド+ギターロックみたいな感じだ。
ある意味「やったもん勝ち」な曲だ。
「ダンスミュージックとロック」の融合とかそんなカッコいいレベルじゃないんだよ。
もっと節操ないというか、「とりあえず楽しけりゃいいだろ」的な衝動でできた曲なんだと思う。
短いインタールードを挟んで4曲目の「L.O.V.E」はうってかわってギターブリブリのハードロックで、百々氏の尋常じゃないテンションが冴え渡るアドレナリン全開の曲だ。このボーカルは思わず笑ってしまうほどすごい。
ミディアムテンポの曲もあるが全体的にシンプル、悪くいえば単調なリズムの曲が多い。その結果アルバムを通して流れるような一貫性を感じる作りになっている。この辺は藤田氏のプロデュースによる効果といえるのではないだろうか。したがって寝るときのおやすみBGMにもよさそうだ。もっともテンションあがって逆に眠れなくなるかもしれんが・・。
ということで無党派ロックバンドである彼らの魅力が満載のアルバムだ。
しかし「無党派」ってカッコいい表現だな。
オレも「無党派」がいいななんて思う今日この頃だった。