2007年12月6日木曜日

SPECIAL OTHERS LIVE at LIQUIDROOM


8月末のSUN SET以来のスペアザのライブに行ってきた。
3ヶ月ぶりだったが、
予想以上に音が力強くなってて驚いたな。
でもスペアザらしさはちゃんとそこにあって期待通りのライブだった。

リキッドルームには椅子がある。会社帰りで疲れていたので今回は開場とともにステージ正面の椅子を確保。のんびりと座りながら、満員の観客でパンパンになったフロアを眺めながらライブを楽しんだ。

まずは「Star」でスタート。宮原氏のドラムが以前よりも力強い気がした。その結果音全体が非常にガッシリしていて太くなっているようであった。その後はひさびさに「random」。ピアノの軽快な音が印象的なこの曲もこれまで以上にセリザワ氏の鍵盤が強く激しいサウンドになっていたように感じる。そしてまってました「Ngoro Ngoro」。この曲はいつもどおりの繊細さとやさしさでうっとりしてしまった。ヤナギシタ氏のギターのここちよさったらもう言葉にできないのだ。
その後は「Aului」「Mambo No5」と続き「Sunshine」でそのサウンドの強度はクライマックスへ。
そしてmcをはさんでから新曲「Laurentech」。タワレコ限定シングルとして11月に発売したものの瞬時で売り切れたというこの曲が実にポップでキュートでせつないまさにスペアザの真骨頂的な曲であった。シングルを購入していなかったことが大変悔やまれたが、最近配信でリリースしたとのことなのでなんとか購入したいと思う。

スペアザのワンマンはいつも2部構成でありここで1部は終了。
そして10分ほどの休憩をはさんで2部がスタート。
いつも思うのだがこの休憩がクセものであり、ここで観客の緊張感は当然ながら1度切れてしまう。そしてリキッドは特に前回7月のワンマンでも思ったのだが、休憩で酒を呑んだせいか2部から非常にうるさい客が多くなる。なにがうるさいって演奏中もずっとしゃべっているのである。ザワザワしていて繊細なスペアザのサウンドが台無しだ。この点は多いに問題だと思う今日この頃だ。
そんな不満を感じながらも2部はスタート。

まずは大好きな「Srudo」でしっとりと始まり、その後はキラーチューン「IDOL」!!私が最もスペアザの中で好きな曲だ。サビの4つうちになる部分が特に好きで、まるで光が放射されるような感覚なのだが、今回のライブではついに照明もこの曲のすごさに合わせた形になっており、サビではストロボのような強烈なフラッシュの連続となっていたのが印象的であった。目がチカチカしたよ。そんなサウンドもそして照明もまさに光の放射そのものであった「IDOL」を終えてから代表曲「Aims」へ。この曲にやはりオーディエンスは狂喜。フロアは一瞬にしてタテノリのいわゆるロックフェス的なノリと化した。前回のワンマンでも感じたが私的にはこのノリがどうも気にくわんのだ・・。スペアザって「みんなで一緒におどろう」ってサウンドではないと思うのだ。まあライブの楽しみ方は個人の自由なんだが、あまりの盛り上がり方になんか冷めてしまった。
その後は1年ぶりに「Yagi&Ryota」でヤナギシタ氏の驚愕のギタープレイを堪能。いやーこの人のギターはやっぱすごい。凄いことをすごいと思わせないで滑らかにポップにやってしまう点がすごいのだ。「Yagi&Ryota」はそんな彼のギタープレイの凄さが集約された佳作であると思う。
そしてその後は「Good Morning」で無難に盛り上がり本編ラストはこれまた切なく大好きな「Uncle John」。これ聴くと「生きててよかったなあ」なんて思ってしまうのだ。
アンコールはやはりというか期待通りの「BEN」。デビューアルバムの1曲であるこの曲がライブのラストを飾ることは多い。この曲こそ成長し続けるスペアザの現在の姿そのものといっていい。この日の「BEN」は特にヤナギシタ氏のギターソロがすさまじかった。ロックしていたといってもよいくらいアグレッシブでソリッドだった。そして終盤の宮原氏のドラムソロの応酬も凄かった。「BEN」は一番古い曲であるが、ライブで聴くと一番新しいスペアザが分かる曲だと思う。曲のラストでギターとベースの2人がゆっくりとアイコンタクトをとりながら終わりを告げてライブは終了。

サウンドの強度は増しつつもそのスタイルは変わることなくスペアザらしさをいかんなく発揮したライブであったと思う。15日の横浜追加公演も行く予定である。

以上

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