2007年11月29日木曜日

SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at SHIBUYA AX


先週の大阪ワンマンに引き続きソイルのワンマンである。
世界も含めて全14公演のツアーファイナル公演だ。ファイナルにふさわしい堂々とした佇まいの素晴らしいライブだった。
左前方の元晴、みどりんゾーンで鑑賞。以下詳細レポである。

1, Dawn
まずは大阪同様しっとりとスタート。この曲ではステージにカーテンのような透明な幕がかかったままだった。
2, Suffocation
「Dawn」が終わると同時に早くも秋田ゴールドマンの不穏なベース音が刻まれて「サフォケーションだ!」と興奮。サックスとトランペットが最初のサビの爆音を放つと同時に透明な幕が落ちソイルのメンバーがその姿を現した。大阪では終盤に披露されたこの曲でタブゾンビが全く吹けなくなってしまっただけに、今回冒頭で早くもこのキラーチューンがスムーズに聴けたのは嬉しかった。観客の興奮がすさまじく、前方はモッシュとダンスの嵐となり気づけば最初にいた位置よりもかなり後ろへ流されていた。インプロ短めでCDと同じくらいの長さで終了。もうちっと聴きたかったけどまあいいか。
3, 閃く刃
そのまま「閃く刃」へ。
4, Pluto
観客の興奮がさめぬままタブゾンビがイントロを吹き始めて「Pluto」へ。元晴のソロはやはり笑うしかないすごさであった。
5, We Want More!!!!!!
ここまででもかなりの盛り上がりだが、まだとばすのかよって感じで「We Want More!!!!!!」。
6, Low Life
その後は照明も暗くなって打ち込みのダンスミュージックのような冷たい音でクールダウン。気づけば「Low Life」だった。大阪でもやっていたがアレンジがかなり違うため飽きない。今回のライブはこのような工夫が随所にあったのもまた良かったとおもう。
7, J.A.M
この日のJ.A.Mは大阪と同じくわりとゆったりとしたテンポの踊りやすいナンバーだったが、丈青の序々に盛り上がっていく鍵盤が大阪公演よりも勢いと繊細さと広がっていくような高揚感があって素晴らしかった。
8, マクロケ feat.JxJx(YSIG)
その後6人が集まり「マクロケ」!曲の中盤で社長が鍵盤を叩きまくる場面で突然社長が2人に!?よく観ると社長の格好をしているが社長よりも細身で背も高い。すさまじいテンションで鍵盤を叩きまくっているその男が、歯で鍵盤を叩いているのを観て「こいつはユアソンのオルガンのヤツだ!」と分かった。そうYOUR SONG IS GOODのサイトウジュン氏であった。この演出もまたおかしくそして観客のテンションをより上げるものであったと思う。
9, マシロケ
サイトウジュン氏がかなり長く騒ぎまくった後にようやくお決まりの「マクロケ」から「マシロケ」の2段攻撃である。この2曲が続く瞬間が最近のソイルのライブではオレが一番楽しくて好きな瞬間なのだ。笑顔で踊りまくった。
10, Sahara
みどりんのリズムで社長が観客にかなりの時間を合唱させてからそのまま超定番「Sahara」へ。いつ聴いても安定していて踊りやすい名曲である。会場は完全に一つになった。
11, Summer Goddess
その後も大好きな「Summer Goddess」。丈青のピアノソロがいままでに聴いたことないくらいラテン色が濃厚なものになっていてとても面白かった。今回のツアーはずばりいままでになかった小技が随所にあるので前からよくライブでやっている曲でも飽きることがないのだ。
12, The Party
その後は「The Party」。この曲は踊りにくいのでそこまで好きではない。テキトーにこなした。
13, The Slaughter Suite
ラストは 「The Slaughter Suite」。見所はなんといっても丈青のショルダーキーボードでの暴れっぷりである。そしてタブゾンビのトランペットを使ったエアーショルダーもなんだがかわいい。この二人が背中合わせになってショルダーキーを弾く場面がオレはとてつもなくおかしくて好きだ。
このあとそのまま「殺戮のテーマ」へ続いて本編は終了。タブゾンビの調子も安定していて本当に楽しいライブだった。
【ENCORE】
14, 新曲
アンコールはファンにはたまらない新曲の初披露であった。とてもキャッチーで分かりやすい曲で初披露にもかかわらず終盤では観客はすっかりリズムを掴んで踊っていた。
15, Crush!
このあと「Crush!」が来るとは思わなかった。超感激であった。「今日はほんとおに楽しいなあ!」そう思いながら踊りまくった。
16, 殺戮ニューウェイヴ
アンコールラストの「殺戮ニューウェイヴ 」でフロアの前方はまたモッシュの嵐に。激しい「ソイル!」コールでツアーファイナルは終了。

ファイナルに相応しすぎる楽しさのステージだった。メンバーのみならず観客の盛り上がりもまた凄かったのが大きな原因といえる。
AXの広いステージ上で演奏する6人の姿がとてもかっこよかったのが印象的だ。
「音を楽しむ」とかいて「音楽」ならソイルは「音楽」そのものだなと改めて思った。
理屈はいらない。ただ笑顔で踊り狂うのみなのだ。
気づけばオレにとっての今年のソイルライブはこれで終了。
来年もまた彼らのライブに通うことは間違いない。

以上最高の夜だった。

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