2012年1月22日日曜日

「ヒミズ」鑑賞。

2012年日本映画 園子温監督
今日はすばらしい1日だった。
エイリアンフィギュアが届いたこともあるが、
それよりも川崎で観た「ヒミズ」が実に素晴らしかったのだ。
涙がでそうになるほど感動。これはホントにココロにきた。
ワタシの中で今年の最高傑作になりそうだ。
とはいっても最近そこまで映画を観てないのだが。

相変わらず役者が素晴らしい。
主演の2人、染谷将太と二階堂ふみは特にすごい。
染谷将太のあの目。ずっと彼の目から目がはなせなかった。

前半は園子温らしい乱暴な物語展開で、不要な場面も多い気がするのだが、終盤になると主人公2人の純愛が物語の軸となってくる。そしてラストシーンへの流れはほんとにすばらしい。

この映画の原作は2001年から2003年まで雑誌で連載されていたマンガなんだそうだが、
映画化にあたっては震災後の日本という設定に書き換えられている。
震災後に上映された日本映画でこれほどまでに震災についてを織り交ぜた作品が他にあったであろうか?その点の志の高さも評価したい。

とにかくラストシーンが素晴らしすぎて、映画を観てここまで打ちのめされたのは久々の体験であった。
鑑賞後は言葉にすると陳腐なのだが「明日からもがんばって生きていこう」と本気で思った。
園子温はホントにすげーと思う。
震災後のいまを生きるすべての日本人に観てもらいたい作品だ。

以上!!!
(生涯730本目の作品)

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