2012年1月13日金曜日

吉村昭「桜田門外ノ変」

正月休みに読み終えた本。
吉村昭の桜田門外ノ変。
とっても面白かった。
これ読むと、当時の水戸藩の藩士にしても、薩摩藩の藩士にしても、
、そして、外国に対して開国していかなければならないとおもっていた幕府にしても、
各々が本気で、死ぬ気で日本の将来のことを考えながら猛烈に熱い精神で生きていることがわかる。
この本は桜田門外ノ変で幕府の井伊大老を襲撃する際に現場指揮をとることになった水戸藩の藩士、関鉄之助を主人公として、終始水戸藩の目線で物語が進む。鎖国をやめようとする幕府とそれに抵抗する水戸藩や薩摩藩、どっちがいいとか悪いとか一概にはいえないのだが、この桜田門外ノ変で大きく歴史が動いたことは間違いない。
現代の政治家に読ませたい1冊である。

そして、現在は「戦艦武蔵」を読んでおります。
吉村昭は素晴らしい。






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