2011年4月17日日曜日

SCOOBIE DO,SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at UNIT


スクービードゥー主催のROOT&UNITEDもかれこれ15回目である。
そしてこの日はオレにとって震災後初のライブ。
そしてなんとこの日のメンツはソイルである。
「やっぱ音楽は素晴らしい」
そう再認識した幸せな夜であった。

会場はいつになくパンパン。
最近このROOT&UNITEDはソールドアウトすることが多くなってきた。

まずはソイル。
いつものBGMが鳴り響き、メンバーが登場。

タブさん、ひげ長いっす。
社長は観るたびに痩せてきている気が。
丈青はいつみても変わらん。
元さんは相変わらず派手な衣装。

1曲目は「マクロケ」。
そのまま「マシロケ」。
うーん、いいんだけどでもいつものソイルの熱さや狂気ではないなあ。

そのあとは「POP KORN」だったかな。
社長のあおりで客もサビの社長のダミ声メロディーを合唱。
そのあとは久々にきいた「WALTZ FOR GODDESS」。
これも良かったけど、2006年の頃のすごさには及ばないんだよなあ。
っていうかあの頃のソイルはほんとすごかったんだよな。特に元さんが。

でそのあとは「PRAISO」。これも久々だなあ。
かっこいい。

クライマックスは「SAHARA」。
こんときの丈青のピアノはやばかった。
この人ほんとすごいっす。

ラストは「SATSURIKUニューウェイブ」。
掛け声は「ソイル!!!ソイル!!!ソイル!!!」ではなくて、
「スクービードゥー!!!、ソイル&ピンプ!!!」でした。

こうしてソイルは終了。

いつも通りのカッコよさではあったがイマイチ熱くなれなかったなあ。
ソイルのライブはいつも観ていてグワッーってアガる瞬間があるんだが
この日はそれがなかった。
社長の煽りもいつもより少なかった気が。
いつもだったら「もっとお前らの声が必要なんだよ!!!」って吠えてたと思う。
自粛か?

あとはやっぱ昔に比べて元さんの体力が落ちている気がしてしまう。
4、5年前みたいな熱さはもう味わえないのだろうか。
そんなことを考えてしまうライブだった。

でもって長い長い転換を終えてスクービーの登場。
始まりはROOT&UNITEDのお決まりで「PLUS ONE MORE」。
おお、これだよ、これ!!!
会場中が波打って踊りまくり。
すげーわ、スクービー。
お客さんも震災からずっとスクービーの音を待ち焦がれていたんだよな。
でそのままリーダーが聴きなれたイントロを弾きだした。
でた「真夜中のダンスホール」!!!
コシにガンガンくるグルーヴ。
サビでは客が全員横のりでステップをふむ。
こんなライブができるのはスクービーだけだよ。
3曲目あたりから順番に自信なし。
「バンドワゴンアゴーゴー」だったけな。
そのあとは元晴とタブゾンビが出てきて
「やっぱ音楽は素晴らしい」を披露。これは楽しかった。
ライムスターのラップのとこはちゃんとメンバーがフォロー。
マミーDパート→リーダー
DJ JINパート→ナガイケ
宇多丸パート→MOBY
という割り振りでこれが実に良かった。
これ1曲でソイルのホーン隊は下がった。
そのあとはしっとりと「最終列車」。
震災後のこの時代にとっても沁みたニャー。泣きそうになったよ。

この日のコヤマのMCがまた秀逸で、
「地震によって音楽どころじゃないヤツもいる。ライブにこれないヤツラもいる。
でもそいつらがいつでも戻ってこれるようオレとアンタらでロックンロールし続けるんだ。」
ということをさかんに言っていた。
で、最終列車を終えたあとはいつものド定番。
「トラウマティックガール」→「TIGHTEN UP」→「BACK ON」というノンストップの3曲。
ここでいうコヤマのいう「ノンストップ」という言葉は
「止まらない」という意味と、「どんどん加速していく」という意味の
2つの意味を持った便利な言葉なんだそうだ。
「トラウマ~」が始まった時点で「ああ、またこのパターンか、あの3曲だ」とわかってしまうんだが
それでも楽しいんだからすごい。
このあと「夕焼けのメロディー」。いつもよりもギターを熱くかき鳴らすリーダー。
泣けるギターだ。
この日のスクービーはメンバー全員いつもより気合入ってたよ。

で、アンコールはというと、
まずはナガイケがブリブリなベースを弾きだした。
そう、「A Chant For Bu」である!!!
元晴とタブゾンビがサックス、トランペットを吹きながら登場。
これは2006年6月の伝説の日比谷野音以来、実に5年ぶりの演奏ではないか!!!
これはアガったねえ。
そのほかのソイルのメンバーも登場。
そのあとはセッションが始まった。
でそのまま「Funk-a-lismo!」!!!
これも超久々だ。リーダーのギターがヤバイ。
ソイルホーンもヤバイ。

これで終わりかと思いきや、アンコールを求める声はやまず、
またまたスクービー&ソイルがステージに登場。
曲は「What's goin' on」。
この曲のソイルホーンとのコラボはこれまた日比谷野音以来だ。
ラップはなしバージョン。
こうしてライブは終了。

ソイルとのコラボなど
見どころが満載の内容に加えて、コヤマの熱いMCにも胸を打たれた。
「スクービーはほんとにいいバンドだなあ。
これからも彼らのライブに行こう」そう思った素晴らしい夜だった。

やっぱ音楽は素晴らしい!!!

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