2007年11月29日木曜日

SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at SHIBUYA AX


先週の大阪ワンマンに引き続きソイルのワンマンである。
世界も含めて全14公演のツアーファイナル公演だ。ファイナルにふさわしい堂々とした佇まいの素晴らしいライブだった。
左前方の元晴、みどりんゾーンで鑑賞。以下詳細レポである。

1, Dawn
まずは大阪同様しっとりとスタート。この曲ではステージにカーテンのような透明な幕がかかったままだった。
2, Suffocation
「Dawn」が終わると同時に早くも秋田ゴールドマンの不穏なベース音が刻まれて「サフォケーションだ!」と興奮。サックスとトランペットが最初のサビの爆音を放つと同時に透明な幕が落ちソイルのメンバーがその姿を現した。大阪では終盤に披露されたこの曲でタブゾンビが全く吹けなくなってしまっただけに、今回冒頭で早くもこのキラーチューンがスムーズに聴けたのは嬉しかった。観客の興奮がすさまじく、前方はモッシュとダンスの嵐となり気づけば最初にいた位置よりもかなり後ろへ流されていた。インプロ短めでCDと同じくらいの長さで終了。もうちっと聴きたかったけどまあいいか。
3, 閃く刃
そのまま「閃く刃」へ。
4, Pluto
観客の興奮がさめぬままタブゾンビがイントロを吹き始めて「Pluto」へ。元晴のソロはやはり笑うしかないすごさであった。
5, We Want More!!!!!!
ここまででもかなりの盛り上がりだが、まだとばすのかよって感じで「We Want More!!!!!!」。
6, Low Life
その後は照明も暗くなって打ち込みのダンスミュージックのような冷たい音でクールダウン。気づけば「Low Life」だった。大阪でもやっていたがアレンジがかなり違うため飽きない。今回のライブはこのような工夫が随所にあったのもまた良かったとおもう。
7, J.A.M
この日のJ.A.Mは大阪と同じくわりとゆったりとしたテンポの踊りやすいナンバーだったが、丈青の序々に盛り上がっていく鍵盤が大阪公演よりも勢いと繊細さと広がっていくような高揚感があって素晴らしかった。
8, マクロケ feat.JxJx(YSIG)
その後6人が集まり「マクロケ」!曲の中盤で社長が鍵盤を叩きまくる場面で突然社長が2人に!?よく観ると社長の格好をしているが社長よりも細身で背も高い。すさまじいテンションで鍵盤を叩きまくっているその男が、歯で鍵盤を叩いているのを観て「こいつはユアソンのオルガンのヤツだ!」と分かった。そうYOUR SONG IS GOODのサイトウジュン氏であった。この演出もまたおかしくそして観客のテンションをより上げるものであったと思う。
9, マシロケ
サイトウジュン氏がかなり長く騒ぎまくった後にようやくお決まりの「マクロケ」から「マシロケ」の2段攻撃である。この2曲が続く瞬間が最近のソイルのライブではオレが一番楽しくて好きな瞬間なのだ。笑顔で踊りまくった。
10, Sahara
みどりんのリズムで社長が観客にかなりの時間を合唱させてからそのまま超定番「Sahara」へ。いつ聴いても安定していて踊りやすい名曲である。会場は完全に一つになった。
11, Summer Goddess
その後も大好きな「Summer Goddess」。丈青のピアノソロがいままでに聴いたことないくらいラテン色が濃厚なものになっていてとても面白かった。今回のツアーはずばりいままでになかった小技が随所にあるので前からよくライブでやっている曲でも飽きることがないのだ。
12, The Party
その後は「The Party」。この曲は踊りにくいのでそこまで好きではない。テキトーにこなした。
13, The Slaughter Suite
ラストは 「The Slaughter Suite」。見所はなんといっても丈青のショルダーキーボードでの暴れっぷりである。そしてタブゾンビのトランペットを使ったエアーショルダーもなんだがかわいい。この二人が背中合わせになってショルダーキーを弾く場面がオレはとてつもなくおかしくて好きだ。
このあとそのまま「殺戮のテーマ」へ続いて本編は終了。タブゾンビの調子も安定していて本当に楽しいライブだった。
【ENCORE】
14, 新曲
アンコールはファンにはたまらない新曲の初披露であった。とてもキャッチーで分かりやすい曲で初披露にもかかわらず終盤では観客はすっかりリズムを掴んで踊っていた。
15, Crush!
このあと「Crush!」が来るとは思わなかった。超感激であった。「今日はほんとおに楽しいなあ!」そう思いながら踊りまくった。
16, 殺戮ニューウェイヴ
アンコールラストの「殺戮ニューウェイヴ 」でフロアの前方はまたモッシュの嵐に。激しい「ソイル!」コールでツアーファイナルは終了。

ファイナルに相応しすぎる楽しさのステージだった。メンバーのみならず観客の盛り上がりもまた凄かったのが大きな原因といえる。
AXの広いステージ上で演奏する6人の姿がとてもかっこよかったのが印象的だ。
「音を楽しむ」とかいて「音楽」ならソイルは「音楽」そのものだなと改めて思った。
理屈はいらない。ただ笑顔で踊り狂うのみなのだ。
気づけばオレにとっての今年のソイルライブはこれで終了。
来年もまた彼らのライブに通うことは間違いない。

以上最高の夜だった。

プレゼン終了。


新高島平にある先方の本部にて16時半からプレゼン実施。
30分しゃべった。
先方からも好評価いただき、おおむね成功だったと思う。
2週間かけて作成した提案書なので内容は体にしみついており、さすがにしゃべるのに苦労はしなかった。
今回こういう機会を与えてくれた得意先様、そして会社の方々に感謝である。

充実した気持ちで新高島平を後にしオレは渋谷へ向かった。
そう、ソイルのワンマンライブである。

2007年11月28日水曜日

開戦前夜。


写真は会社のPCである。
ここ2週間くらいずっと作成していた提案書がついに完成。
50ページ近いページ数でかなりの内容だ。

明日はこの提案書を用いて得意先へプレゼンである。
先方本部へ赴き16時半から10人ほどの前で約30分しゃべる予定だ。
うまくいってもそうでなくても疲れるに違いない。

その後は19時半より渋谷AXでソイルのワンマンライブ。
どんなライブでもきっと楽しいに違いない。

なんと濃い1日なんだろう。

まさしく、
オレいま、開戦前夜のあのカンジ。

以上。

2007年11月27日火曜日

フィッシュマンズに包まれる夜。


最近家でよく聴いているのはフィッシュマンズのベストだ。
忙しい生活の中でフィッシュマンズのサウンドと歌声は聴いた瞬間にとてもここちよい浮遊感を味わうことができる。
フィッシュマンズを聴いているときに思うのは、「聴く」というよりは「音に包まれる」といった感じで、
そのサウンドのここちよさに身をゆだねるといった感じだなということ。
疲れた1日の終わりに聴くとなんともいえない至福な瞬間を味わうことができる。

さて今夜も聴くかな。

2007年11月26日月曜日

「図鑑に載ってない虫」鑑賞(2度目)。


昨日三木聡監督「転々」を観終わったあとその足で行った映画館の横のタワレコでオレが購入した邦画DVDは、いうまでもなく三木聡監督の「図鑑に載ってない虫」である。
(詳細は6月25日のブログを参照願いたい。)

というわけで2日間連続で三木聡の笑えてくだらなくてちょっぴりせつない世界を堪能。

いやー、やっぱこの映画は三木聡ワールド全開の快作だ。

ディティールもけっこう凝っていて見ごたえ十分。

この人の作品にはおしつけがましくないんだけど人間や映画への「愛」を感じるんだよな。

こんな独特の映画を生み出している三木聡の評価が今後高まることは間違いない!

と勝手に思っている今日この頃だった。


以上。

2007年11月25日日曜日

「転々」鑑賞。


2007年 日本映画
三木聡監督

ずっと観たかった「転々」を川崎で観て来た。
11月の午後に観るにはぴったりな作品だった。

前作「図鑑に載ってない虫」では過剰で下品な小ネタのオンパレードだったが、今作はゆったりとしたテンポで割と丁寧に作品は進む。
なにしろストーリーの大部分はオダギリジョーと三浦友和が東京を散歩するというただそれだけの事だからだ。

オダギリジョーと三浦友和のコンビの演技のよさがこの作品の大部分を占めているといってよい。
ゆったりとした世界に三木聡独特の小ネタが入り込む。時に浮いているネタもあり消化不良な部分もあったが、作品全体は家族愛をそれとなく織り交ぜて切ない佳作となっていた。
三木聡作品にはかかせないふせえりと若松了、そして松重豊がスーパーの従業員役で登場。この3人がでてくるだけでもうニヤリとしてしまう。とくに若松了の演技は一言しゃべるだけでもう面白すぎて笑ってしまう。
「ちょっときいてよ~、さっきレジの女の子に『つむじがくさい』っていわれちゃってさ~。まいったよね~」
これが今作の若松了の最初のセリフだ。期待通りの面白さでニヤリとしてしまった。
前半物語が感傷的になるのを、この3人のコミカルな演技が防いでいて効果的であった。

全体的には三浦友和の散歩にでるまでの事情や過去の描写がいまいち浅く、観終わった後にあと一歩カタルシスがほしいところであったが、こういう作品も作れるとはやはり三木聡はタダモノではない。
冷静に考えれば三木作品はどれも「笑えて切ない」映画だった。そういった意味では本作も変わらないのだ。
今後の作品にも期待大である。
(生涯607本目の作品)

2007年11月24日土曜日

終わりなき旅 その2


披露宴自体が押していたので2次会で新郎新婦が登場したのが21時半過ぎ。
そこから1時間以上たって、23時前にフェンダームスタングをアンプにつないでお二人へ1曲お贈りした。

曲はミスチルの「終わりなき旅」である。

9年も前の曲だがこの曲はバラードなのだがエレキギターがメインでリズムを刻んでおり今回のフェンダームスタングの音色とよくマッチした(と勝手に思っている)。
ザクザクと単調にストロークを繰り返して、リズムを刻みながら歌った。
そんな難しくないのだ。



←熱唱。
燃え尽きた。




以上いまは正確には日も変わって夜中の1時半だ。
とりあえず歌も気持ちよく歌えたので満足な1日だった。
Hさんにはボードもとても喜んでいただき嬉しい限りだった。

忘れてはいけないのは、ボードも歌も依頼してくれる方、もらってくれる方がいてこその作品だという事だ。
ボードをこころよく承諾してくださったHさん、
そして2次会で歌を依頼してくださったNさん,そのほか幹事の皆様に深く感謝である。

今後も自分の楽しみで他人が喜んでくださるのであれば、ボードにしろ歌にしろ積極的にかつ謙虚な姿勢で表現していきたいと思う。

最高の1日だった。しばらく眠れそうにないな。
以上!

終わりなき旅 その1


大学剣道部の先輩Hさんの結婚式に披露宴から出させて頂いた。
今回ウェルカムボードを描いた。
今年に入って3枚目のボードである。
披露宴ではHさんの会社の方や剣道部の面々が集まった。
ビールをほどほどにのみながら久々にお会いする諸先輩方へ挨拶して回った。








←式場のボードである。
自分の描いたものが式場に飾られているのは当然だが嬉しいことである。
披露宴は非常によい会で20時過ぎに終了。

ギターとアンプをもって2次会会場へ向かった。

2007年11月23日金曜日

大阪観光。


9時前に起床。当然のごとく二日酔い。
昨日の司馬遼記念館に触発されたので、今日は私のワガママでKさんと大阪城を観にいくことになった。
10時に大阪城公園駅でKさんと待ち合わせ。
二人で大阪城へ。とにかくデカイ。
大阪城は豊臣家が敗れた「大阪・夏の陣」で炎上しその姿を消した。
その後徳川幕府によって2度目の建設がされるが、これも後に落雷をうけて炎上。
現在の大阪城は3度目の建設で昭和6年に建てられたものなのだそうだ。

外堀から城につくまででかなりの距離だ。
城の中に入り最上階の天守閣まで階段を登る。


天守閣からみた大阪の街並み。
金のシャチホコがゴージャスだった。
その後は各階にある大阪城そして豊臣家にまつわる貴重な資料の数々をじっくりと見学。
なかでも「大阪・夏の陣」の激しい戦いの模様を事細かに描いた絵は圧巻だった。
秀吉の力で勢力を拡大して立派な城を建てた豊臣家も結局「夏の陣」で徳川家に敗れてしまう。どんなに強大な一族でもその繁栄は決して長くは続かないわけで歴史ってなんか切ないなあとそんなことをぼんやりと思った。





というわけで大阪城をじっくりと堪能し満足したあとは、


新大阪駅へ向い、駅の地下街のお好み焼き屋で昼食。
うまれて初めて「ネギ焼き」を食べた。二日酔いでもとっても美味しかった。

その後Kさんと別れて13時19分発の東京行き新幹線に乗り込み大阪の旅は終わった。
とても楽しく充実した2日間であった。

Kさん色々とお世話になりました。ありがとうございました。
12月30日に幕張でお会いしましょう!

2007年11月22日木曜日

大阪の夜。


ソイルのライブが終わったのが22時前。

その後はBIG CATの前で会社の先輩で7月から関西へ異動となったKさん夫婦と4ヶ月ぶりに感動の再会。
Kさんたちはこの日なんばでPOLYSICSのライブを観た後だった。
心斎橋の居酒屋へ移動し久々の再会を祝して生ビールで乾杯。
ソイルのライブもよかっただけにビールがとっても美味い!

そしてそのあとは仕事や会社の話は一切なしで、濃厚な音楽トークを5時間近く続けた。
「スクービードゥーがいかに素晴らしいバンドであるか」「小山シュウがいかに素晴らしいエンターテイナーか」など、熱く語り合った。
共通の趣味をもっている人同士でしかできないステキな時間だったな。
生ビールが進んで5杯くらい呑んで、気づけば午前3時前。
やっぱこういう話ができる先輩っていいな思った。

Kさんたちと別れ3時過ぎにホテルに戻って眠りについた。
ステキな夜だった。

SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at OSAKA BIG CAT


半年ぶりのソイルワンマンは最高だった。
やっぱワンマンはいい。大阪まで観にいった甲斐があった。

司馬遼太郎記念館から心斎橋のホテルへ行き一休み。18時頃ホテルをでてアメリカ村のど真ん中にあるBIG CATへ。キャパはリキッドルームくらいだろうか。ただしステージだけは広く天井も高くてAXのようだった。
左前方の元晴ゾーンで最前列付近で観た。
このツアーからリズム隊のメンバーのポジションが変わっており、いつも左側にいるピアノの丈青が右側へそして中央にいたドラムのみどりんが左側にきていて中央にベースの秋田ゴールドマンといったポジションだった。結論的にはこっちのほうがみどりんのドラムと秋田ゴールドマンのベースがじっくり見えて良かったと思う。

まずは「Dawn」でしっとりとスタート。ライブで聴くのは初めてだっただけに嬉しかった。丁寧な演奏でライブの始まりを繊細に飾った。その後は丈青のピアノのイントロで「A.I.E」。ここからが本番!といった感じに暴れまくるメンバー。途中元晴のサックスのソロで転調する場面は特にすさまじく、相変わらずこの人の体力はすごいなと驚愕しながら観ていた。
その後は「マクロケ」「マシロケ」の2連発攻撃。この2段攻撃は何度聴いても楽しすぎるのだ。
あまりに楽しすぎてここまでの4曲でかなり踊り疲れてしまった。
続いて安定したリズムで踊りやすい定番曲「Sahara」で会場は1つにまとまりその後は「Low Life」でクールダウン。
そしてソイルワンマンの中盤にはこれがかかせない丈青、秋田ゴールドマン、みどりんのトリオによる「J・A・M」。この日の「J・A・M」はソウル、ファンクよりの腰にくるリズムのわりとゆったりとした曲で踊りやすかった。いつもテンポの速い曲ばっかだったからたまにはこういう「J・A・M」もいい。
春のツアーでもよくやっていた「Hype of Gold」は切なく、大好きな曲なので嬉しかった。この曲のおわりにタブゾンビがソロを吹き、それがそのまま聴き慣れたフレーズへ変化して曲は「Pluto」へ。この曲をライブで聴くといつも元晴の凄さを思い知るのだが、この日の「Pluto」の元晴は特に凄かったな。一体何分吹き続けるんだというくらい長い長いソロを爆音で慣らし続けていてもう笑うしかなかった。
その後は2月のライブ以来聴いていなかった「Crush!」。いやーこの曲もすごい好きだったから久々に聴けて嬉しかったね。その後はこれまた定番「Summer Goddess」。面白かったのは最初のソロを元晴とタブゾンビのどっちがやるか打ち合わせ不足だったようで、曲が始まってから2人が向かい合って相談しだした事だ。社長がすかさずMCで「どちらがソロをやるか打ち合わせしてます。譲り合うのではなく、二人ともやりたがっているので、どっちがやってもすごいソロになるはず!!」とフォロー。さすが社長だ。結局元晴が最初のソロを吹き出して曲は進行していった。この曲でオレが特に好きなのは丈青のピアノソロにドラムとベースのリズム隊がのっかってスウィング感が出るところである。あの瞬間まさに心が躍って「オレやっぱソイル好きだわ」と改めて実感した。大盛り上がりで「Summer Goddess」が終わると秋田ゴールドマンの不穏なベースが鳴り響いた。キラーチューン「Suffocation」である!がしかし出だしのソロでタブゾンビが全くトランペットを吹けない!今日のライブはタブゾンビにしては非常に安定していたのだが、最後の最後で限界がきたらしい。ゆっくりシャツを脱いでタンクトップ1枚になって気合を入れた。がしかしやはり吹けない。その間も淡々と演奏を続けるリズム隊。結局元晴が助ける形でなんとか演奏をしたがかなりボロボロな演奏でこの曲がもつ性急なグルーブとスリルが断絶されてしまったのは否めなかった。まあこれもライブならではのハプニングだと思う。あんな演奏2時間持つ事のほうが超人だと思うし。
本編ラストは「The Slaughter Suite」で終了。この終わり方もまた新鮮だった。
アンコールはおなじみ「Mature」。この曲ではタブゾンビがんばる。終盤のソロでなんと呼吸をしながらトランペットを数分間も吹き続けるという驚愕のプレイを披露!
そのまま秋田ゴールドマンのソロへ行ったかと思うと聴き慣れたフレーズが。「The Party」だ。今日のライブはこういったように曲のつなげ方にこれまでにない工夫があってとっても面白かった。
ラストは「殺戮ニューウェィブ」の「ソイル」コールで終了。

「Suffocation」がちょっと残念だったけど、
全体的にはじっくりとためてきかすようなとっても丁寧なライブだったと思う。丈青が昨日まで高熱を出しており本日病み上がりだったということもその要因ではないかと思った。
メンバーのポジションが変更したりこれまで以上に曲と曲のつなぎ方が凝っていたりしてマンネリ化を上手く防いでいる。
長々と書いたがやっぱソイルのワンマンは楽しい!!
来週は渋谷AXだ!
また1週間後に観れると思うと幸せだ。

以上

司馬遼太郎記念館へ。


今日から会社を休んで大阪へ1泊2日の小旅行である。
メインは大阪BIG CATでのソイルのライブである。
せっかくなんで最近読んでいる司馬遼太郎の記念館が大阪から近いとのことなので行ってみることにした。

10時発の新幹線で東京をでて13時10分には新大阪へ着いた。
その後乗り換えを繰り返しながら近鉄奈良線で14時前には八戸ノ里駅へ。
駅から徒歩で「司馬遼太郎記念館」に向かった。
記念館は司馬遼太郎の自宅の庭を通り抜けて入り口へ入る経路となっており、途中司馬遼太郎の書斎が死の直前のままの状態で保管されているのを見ることができた。
記念館には司馬遼太郎のこれまでの作品が全ておかれておりその多さに圧倒。
また生前の司馬遼太郎が映っているビデオの放映もあり、なぜ歴史小説を書くようになったかについて本人が語っているシーンもあった。それによると敗戦時に司馬が大本営の上層部に深く絶望し、「昔の日本人はもっと凄かったのではないか」と思ったことが歴史小説に興味を持つことになったきっかけだという。

またこの他に大阪城についてのビデオ放映もあり、観ているうちに大阪城への興味がふつふつと沸いて行きたくなってしまった。

記念に物販コーナーで今読んでいる「坂の上の雲」の3巻を購入。
記念館オリジナルカバーでありいい記念になった。
記念館入り口や館内にはボランティアの方が数多くいらして和やかな雰囲気が漂っていた。

平日の午後にゆったりとしたいい時間をすごして満足しながら記念館を後にし心斎橋のホテルへ向かったのだった。

2007年11月20日火曜日

寒い日にぴったりなアルバム。


すっかり寒くなって通勤にコートを着るようになった。

もう冬みたいだ。

こんな寒い日にはエレカシがいい。

「明日に向かって走れ」は大好きなアルバムだ。

全曲が名曲で捨て曲なし。

シンプルでストイックなバンドの演奏と宮本のボーカルは冬によくあう。

この作品は名プロデューサーの佐久間正英を迎えており実に聴きやすくいい曲ばかりだ。

個人的には「風に吹かれて」が大好きだ。

リリースから10年たってもいいものはいいね。

以上。

2007年11月19日月曜日

「ブラッド・ダイヤモンド」鑑賞。


エドワード・ズウィック監督
2006年アメリカ映画

見ごたえ十分の作品。衝撃的で深刻すぎる内容ながらとっても観やすく面白い。
ディカプリオの演技も良い。オススメである。
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦とそこから産まれるダイヤモンドの密輸について描いた社会派映画。

始まって数分で衝撃的な殺戮が起こり画面に釘付けになった。
そのあとも「こんなことがほんとにアフリカでは起こっていたのか・・」という驚愕と恐怖の連続であった。
まだ幼いにもかかわらず革命軍に洗脳されて銃を持ち殺戮を繰り返していく少年兵の姿は実にリアルでなんともいえない恐怖とせつなさを感じた。全編にわたって打たれる銃弾と流される血と涙の量はハンパない。しかし、いかにもハリウッド的な派手な戦闘シーンや家族愛を適度に盛り込み、テンポのよい展開でエンターテイメント性も忘れていないため結果として実に観やすい映画となっている点は見事である。
そんな本作を一段と観客にとって観やすいものにしている最大の要因はディカプリオの軽快で適度にユーモラスな見事な演技力にほかならないのではと思う。主演が彼でなかったら正直しんどい作品になっていたと思う。個人的にあんまり好きな役者でもないのだが今作のディカプリオは最高だ。

地球上でおきている衝撃の事実を基にしながらも、そこにエンターテイメント性も織り込んで見事で観やすい映画として仕上げたズウィック監督の手腕と気迫は賞賛に値する。

ダイヤモンドに興味がある方には是非見ていただきたい作品である。
以上

(生涯606本目の作品)

2007年11月18日日曜日

赤いギター


9月末に購入したフェンダームスタング。
急遽来週の24日に人前でお披露目することとなった。

昨夜「ブレードランナー」を観に新宿の街を歩いていたところケータイに見慣れない番号の着信が。
出ると大学時代の1年上の剣道部主将であったN先輩からだった。

「こんどの結婚式2次会でいつものように1曲ライブお願いできない?」

来週24日にやはり1年上のH先輩の結婚式がありN先輩がどうやら2次会の幹事らしい。
先輩から頼まれたからにはやらないわけにはいかない。
むしろ断る理由などないわけで

「ぜひやらさせていただきます!」

と即返事をした。

H先輩には高校時代から大変お世話になっており、今回の結婚式には私がウェルカムボードを作成して最近郵送したばかりだった。ボードも作ったし歌はいいだろと思っていた矢先の依頼であった。

というわけで、今日は24日に備えて部屋でムスタングをアンプにつないで弾き語りしまくった。
ムスタングには「フェイズ」という機能がありこれを使えばエフェクターがなくても音がやわらかく深みのあるものになるのでバラードの弾き語りにも悪くないと思う。
何を歌うかは24日のブログにて報告したいと思うが、最近よくムスタングをガシャガシャとストロークしながら歌っているあるバラードがあったので丁度よかった。内容的にも結婚式に歌っても違和感ない歌だと思うし。
上手く歌えるか少し不安だがいまから24日が楽しみでしょうがない。


以上。

2007年11月17日土曜日

「ブレードランナー ファイナル・カット」鑑賞。


2007年アメリカ映画
(元は1982年の製作)
リドリー・スコット監督

新宿バルト9にて「ブレードランナー ファイナル・カット」を観てきた。

内容は「ディレクターズカット版」とほとんど変わらなかった。
細かな変更点はあるのだろうが、マニア中のマニアしかどこを再編集したのか気づかない仕上がりだと思う。それでも大好きな「ブレードランナー」の世界を大画面でかつ高音質で楽しめただけでもう満足だった。

役者も改めてみるとカッコよいね。
ハリソン・フォードは正直たいして存在感ないんだが、
ルドガー・ハウアーがちょーコワイ。
ショーン・ヤングは大画面でもちょー美しい。
物語は退屈なんだけど役者の演技がそれをカバーしてる作品だと思う。

この映画は25年たっても全く古くならない。
とくにヴァンゲリスの音楽はまだ新しくさえ感じる。

今夜鑑賞した「ファイナル・カット」のDVDはもうすぐ出るらしい。
どうせ買っちゃうんだろうな・・。

(生涯605本目の作品)

2007年11月16日金曜日

やはり怖い本。


3話目のオチが怖すぎた。
4話目はちょっと分かりにくいかな。

というわけで今週1週間で読み終えた「きつねのはなし」。
予想以上の作品だった。
繊細な文章が不気味な雰囲気をよくかもして出していたとても怖かった。

森身登美彦をますますすきになったね。

さて明日は「ブレードランナー」を観るぞ!!

2007年11月15日木曜日

リアルな本。


仕事が忙しくネタがあまりないので今日も「きつねのはなし」。
3話目「魔」には剣道部の高校生達が登場する。

道場で高校生同士が試合をする場面があった。
私、高校大学と7年間剣道をやっていたのだが、この場面が実にリアルで感心した。
一方の学生が「引き面」(相手から下がりながら面を打つ)をうって1本をとるのだ。
それを観ている主人公は剣道未経験のために1本になったことがわからない。
審判の手があがったのをみてなんとなく理解する。

負けた高校生を評して観ている別の学生が言う。
「(彼は)悪い癖がいっぱいある」
「余計なものが身体にくっついたらどうしようもない」

この一連の描写とセリフが実にリアルでおどろいた。
まるで剣道経験者が書いたかのようだ。

「きつねのはなし」あなどれないリアルさである。

2007年11月14日水曜日

切ない本。


昨日に続き「きつねのはなし」。
2話目「果実の中の龍」を読んだ。
今度もすこし怖かったけど
それ以上に面白くそしてとっても切ない!!
ティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」を思い出したな。
「きつねのはなし」、ただの怪談集ではない。
あなどれない面白さである。
さて3話目を堪能するかな。

2007年11月13日火曜日

怖い本。


8月に購入しておきながら全く読んでいなかった森見登美彦「きつねのはなし」。

笑いはいっさいなし。むしろ怖い。
現代の京都を舞台に幻想的な雰囲気が漂う怪談短編集といった感じであり、
森見作品の中ではかなり変わったタイプの作品だ。

まだ一話目しか読み終えてないのだが、とっても怖かった・・。ホントに。

秋の夜長に小島麻由美をBGMに聴きながら読むにはうってつけな作品である。
こういう森見もまた良い。

2007年11月12日月曜日

「バベル」について追記。


以下はすべて私の妄想にすぎない。事実関係の裏付けは一切ない。
それをご了承の上読んでいただきたい。
昨日鑑賞した「バベル」についていろいろ考えた。そしてとある説がオレの頭に浮上した。
それは、
「アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督はミスチルのファンではないか説」
である。
(←イニャリトゥ監督)

昨夜渋谷でのライブからの帰りに電車の中でオレはバベルについてあれこれ考えていた。
「本来愛しあうべき人間達がなぜか理解しあえずに傷つけあう。ん?なんかこの映画のテーマにすごくあった歌詞の歌があった気が・・・」
あ!そうだミスチルの『掌』だ!」

♪抱いたはずが突き飛ばして
包むはずが切り刻んで 
撫でるつもりが引っ掻いて
また愛を求める♪

理解しあうべき人間が傷つけあう。これ「バベル」っぽいだろ!
いやもっと「バベル」っぽい歌詞があった気が・・
そうだ『タガタメ』だ!

♪子供らを被害者に加害者にもせずに
この街で暮らすためまず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
出来ることといえば
涙をながし 瞼を腫らし
祈るほかにないのか?♪

このサビの歌詞はどう聴いても「バベル」じゃないか!
モロッコの羊飼いの一家は子供が加害者になり、そして終盤には被害者になってしまう。
ブラット・ピットの妻はそのモロッコの子供の被害者だ。ブラピは夫としてただただ妻を守るため泣き叫びながら介護にあたる。そのブラピ夫妻の子供はメキシコのベビーシッターが砂漠で見捨てたことで被害者となり、ベビーシッターは子供を守りきれなかった自分を加害者として責めて泣き叫ぶ。
タガタメのクライマックスの歌詞は以下の通り

♪でももしも被害者に加害者になったとき
かろうじて出来ることは
相変わらず 性懲りも無く
愛すこと以外にない♪

どうみてもこれ「バベル」だろ!
「バベル」のラストは登場人物たちがみな激動の嵐をぬけてお互いの愛すべき人を深く抱擁しあう場面が多い。なんだかんだいっても最後はただただ相手を抱きしめて、つまり「愛する」以外に道はないという事だろう。
つまりまとめると・・

人はなかなか分かり合えない。
そしてときに傷つけあう。
特に現代においてはときに故意ではなくても暴力をもって加害者にまたは被害者になってしまう。
もし自分の子供(あるいは妻)がそうなってしまった場合、
結局のところは抱きしめて愛するしかない。


この通り「バベル」と「タガタメ」の趣旨は見事に一致するではないか!
←このブラピが子供に電話して泣いている場面なんていかにも「タガタメ」的だろう!
これが偶然なのか?そんなわけない!

というわけでイニャリトゥ監督はずばりミスチルの大ファンに間違いないのである。
日本でロケするくらい日本が好きなんだから当然ミスチルの存在も知っているに違いない!



というのは全て私の妄想にすぎないのであるが
あまりに一人で盛り上がってしまい気持ちが抑えきれないのでこの場で書かせていただいた。
事実とは関係ない点を重ねていっておく。
以上!!

2007年11月11日日曜日

凛として時雨 LIVE at SHIBUYA AX


突然変異型バンドと称される凛として時雨のライブに行ってきた。

8月末のアルバム購入時にその内容があまりに衝撃的だったのでそのまま勢いでチケットをとったのであるが、今日のライブに行って思ったことは
「・・オレの求めているサウンドではない・・」
という結論だった。

間違いなくバンドの核でありテクニカルに転調を繰り返すドラム、
アルペジオをたくみに使いながら独特の世界をシャープに攻撃的に刻むギター、
紅一点でありながらあなどれないベース、
バンドのスリリングな魅力と圧倒的な勢いは十分伝わった。
観客の盛り上がりも尋常じゃなかった。
が、中盤からどうにもこうにも飽きてしまった・・。

こういう性急なビートでギターをジャカジャカかきならすジャンルってもう苦手なのかもしれない。もっとゆったりとしたリズムで踊れるような音楽がいまの自分は好きなんだなとそんなことを痛感した夜だった。

以上。

「バベル」鑑賞。


2006年アメリカ映画
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督

夜中の0時から部屋で観た。あっという間にラストとなった。
期待通りの作品。「面白い」とかそういう感想ではなく力作であり間違いなくこれまでになかった映画だ。
この映画の主役はイニャリトゥ監督自身であることは間違いない。

モロッコ、メキシコ、日本、を舞台に1つの猟銃をきっかけに国籍の違う人間達が微妙に連鎖して事件にまきこまれていく。
別々の人生を送っていた人間が微妙にリンクしていく様はイニャリトゥ監督のこれまでどおりの手法であるがもはやそのテクニックは他の映画でも多く使われておりさほど重要とはいえない。
むしろその事件の中でそれぞれの登場人物達がもがき苦しみ生きたいと泣き叫ぶ様が圧倒的に熱い生命力を感じさせて感動的なのだ。

「お互いを理解できない」という苦しみが「暴力」につながっていく。この2つはこの作品で頻繁に登場する。その一方で時に「理解」しあい「愛」を確かめ合う場面もある。他人と理解しあうことが少なく争いが絶えない世界の中で、時に理解しあい愛を手に入れた瞬間はとても感動的である。
そういった苦しみと喜びが現代の世界には溢れているんだというなんとも大規模かつ普遍的な物語を多少強引にせよここまでリアルな作品として作り上げたことは賞賛に値する。だって現代の日本とモロッコを同時にここまでリアルに描く作品なんていままであったか?

今作は「アモーレスペロス」「21g」と毎回重厚な作品を生み出してきたイニャリトゥ監督の集大成的作品といえる。神の視点で世界中の愛と暴力を描いてしまったわけで、これを作ってしまったら今後一体なにを撮るのか不安になりさえした。

以上。
(生涯604本目の作品)

2007年11月10日土曜日

「ゾディアック」鑑賞。


2006年 アメリカ映画
デヴィット・フィンチャー監督

まあまあ面白かった。
アメリカを恐怖に陥れた連続殺人鬼によるゾディアック事件を映画化。
史実に忠実に基づいているのでトリッキーな展開や衝撃的な映像は少ない。物語は事件をおって淡々と進む。

デヴィット・フィンチャー監督の暗くてシャープな映像は未解決なゾディアック事件の不穏な雰囲気を引きたてており効果的である。
映像は繊細なのに、脚本とセリフは雑で物語の展開もかなり乱暴なのがフィンチャー監督の特徴であり弱点でもある。観ていて途中分かりにくい場面がちょこちょこあった。
結局この監督は人間を描くのがヘタなんだと思う。今作はそういった弱点を俳優達の演技力に助けられた感じがする。ジェイク・ギレンホールもマーク・ラファロもロバート・ダウニー・jrも決して繊細とは言いがたいセリフを言わされながらも見事な演技で作品をよりよいものにしていたと思う。
物語の終盤にはいって警察が機能しなくなりジェイク・ギレンホールが単身事件の解明にハマリだしてからはセリフだけで物語が進むような感じになる。この辺りはのんびり見ているとおいてけぼりを食らうだろう。
ラストも大きな仕掛けはとくにない。なんともいえない嫌な後味を残して物語は終わるがこの不穏さがいいのだと思う。

というわけで「ゾディアック」は雑な脚本と乱暴な物語展開をセンス溢れる映像と役者の素晴らしい演技でなんとかのりきったそこそこの作品である。
フィンチャー監督はがんばっても結局このくらいのレベルなのだなあと痛感。
映像のみならずもっと落ち着いて人間を描いてほしいところである。

(生涯603本目の作品)

2007年11月9日金曜日

上野にてバンプを大いに歌う。


茨城時代に仕事で知り合った親友K氏と1年半ぶりに上野であうことになった。
K氏には3年前に茨城で出会い大変御世話になったのだが、お互い音楽という共通の趣味があったので、仕事以外でもよく一緒にライブにいったりして遊んだものであった。

まずはアメ横の中にある台湾料理屋「新東洋」で夕食。
台湾料理を食べながら久々の再会を生ビールで祝った。
仕事の話、そして音楽の話で大いに盛り上がった。
K氏はバンプ・オブ・チキンの大ファンである。この日もニューシングルや最近のライブについてなどあれこれ語りあった。K氏の熱いバンプトークを聴くたびにオレはいつも藤原基夫がいかにすごい男であるのかを思い知るのであった。





途中から青島(チンタオ)ビールを呑んだ。すっきりしていて呑み易い。
そして21時頃店をでて向かった先は・・











いうまでもなくカラオケである。

3年前に水戸でK氏とバンプだけで2時間カラオケを歌ったことがあった。
この日も勿論バンプオンリーの2時間となった。写真は「ガラスのブルース」である。
歌った曲は、
「メーデー」「乗車権」「ハイブリットレインボウ(ピロウズのカバー)」「オンリーロンリーグローリー」「embrace」「ラフメーカー」「title of mine」「グングニル」「ランプ」「花の名」「リリィ」「ダイヤモンド」「グロリアスレボリューション」「車輪の唄」「ガラスのブルース」「ノーヒットノーラン」「sailing day」「バイバイサンキュー」「涙のふるさと」「アルエ」
以上20曲を二人で熱唱。
泥酔しながらも藤原基夫はホントいい歌詞書くよなあと痛感した夜だった。

K氏とはまた会うことを約束し上野で別れた。
またあいましょう!

以上楽しい夜であった!

2007年11月8日木曜日

「ブレードランナー ファイナル・カット」公開決定!!


昨夜は「エイリアンVSプレデター」について触れたわけだが、
エイリアンシリーズの第1作はリドリー・スコット監督である。
そのスコット監督が「エイリアン」公開から3年後の82年にその映像美をいかんなく発揮したSF映画が「ブレードランナー」だ。SF映画の金字塔的作品である。
いまから25年つまり四半世紀も前に作られた映画だが、その未来都市の映像は今観ても想像をこえる凄さであり、現代の新宿や渋谷の町並みはまさしく「ブレードランナー」が描いた世界そのものに近づいているといってよい。

今日ぴあを読んで知ったのだが、その「ブレードランナー」に監督自ら再編集、デジタル処理をした「ファイナル・カット」の公開が決定した。ファンにはたまらない事である。

「ブレードランナー」は物語がどうとかではなくて、未来都市の映像と役者の抑制がききつつ迫力ある演技と独特の緊張感がたまらない。ヴァンゲリスの音楽もクールだ。
感覚的に楽しむ映画といえよう。
この作品を映画館のスクリーンで観たらそのどっしりと暗い世界にさぞ陶酔できるに違いない。
これまでビデオやDVDでしか「ブレードランナー」を堪能したことのない私にとっては実に良いチャンスだ。
17日から公開とのこと。
観にいくぞ!!

2007年11月7日水曜日

夜のタクシーにて。

仕事を終えて21時すぎに大森駅に着くと事故で京浜東北線が止まっていた。
仕方なくタクシーで蒲田駅まで行くこととし、車に乗り込んだ。

前方座席の後ろについている小さな情報紙をなにげなく見たらなんとこんなものが!!


「エイリアンVSプレデター」の続編じゃないか!!
12月28日公開らしい。

ここで言っておくと私は「エイリアン」シリーズの大ファンである。それぞれもう何回観たか分からない。
特に「3」のデヴィット・フィンチャーのセンスが光る映像なんて大好きで50回は観ていると思う。

3年前に公開された「エイリアンVSプレデター」ははっきりいってエイリアンシリーズとはクオリティが全く比べものにならないシロモノであり、幼稚なつくりの完全なB級アクション映画であった。いわば「番外編」扱いである。
そうはいってもつまらなくはない。エイリアンとプレデターが惜しげもなくわんさか登場する映像はワクワクするし、「これは本編とは違うんだ」と割りきってみればそれなりに楽しめる。

そんな作品の続編が出ることをまさか夜中のタクシーの中で知るとは驚くと同時に嬉しかった。

そうはいっても劇場まで観にいかないとは思うけどね。

2007年11月6日火曜日

小島麻由美「パブロの恋人」


最近のおやすみBGMは小島麻由美の「パブロの恋人」。

これいいっす。

演奏も歌もうるさすぎず、静かすぎずでまさしく夜にぴったりなCDだ。

聴くたびに思い知らされるんだが、

小島麻由美の歌声はズバリ「エロい!!」


以上!!

2007年11月4日日曜日

日曜日。


午後から大学の先輩で今月ご結婚される予定のHさんのウェルカムボードの作成にとりかかった。
夕方までに8割は終わった。
やはり昔から知っている人ほど描き易いものだ。
Hさんは高校から13年もお世話になっているのだが、ボードの似顔絵はいたって簡単に描くことができた。
さて来週末もボードの作成だ。
自分の持っている表現欲求を形にする、これは何事にも替えがたい喜びである。

2007年11月3日土曜日

土曜日。


今日は諸事情により早稲田学祭へは行かないことになった。
まず昼間は蒲田のユザワヤへ行き額縁2枚と紙を購入。
そう、ウェルカムボードの作成なのだ。
なんと11月中に2枚のウェルカムボードを作成することになっている。
一人は大学の先輩、一人は大学同期である。
これに加えて会社の先輩で12月に結婚する方の似顔絵もかくことになっている。
嬉しい限りである。






夜は事情により大学同期のE氏と男2人で自由が丘の中華料理屋「秦興楼」で夕食。
自由が丘のオシャレでおいしい飲食店が立ち並ぶ通りにあるこの店は、良心的な値段と気取らない雰囲気でおいしい中華料理を堪能できる。
オススメである。
E氏と色々語りながら中華料理を喰らった。



以上いまは自宅でライムスター宇多丸のラジオを聴いている。
悪くない土曜の夜だ。

2007年11月2日金曜日

森見登美彦「有頂天家族」


森見登美彦最新作「有頂天家族」。
読む前は主人公が人間ではなく狸だと聞いてかなり不安だったが、期待通りに面白かった。
現代の京都に住む狸の5人家族を中心に、狸と天狗と人間が入り乱れて沸き起こる破天荒な物語だ。

独特のスピード感と浮遊感とイマジネーション溢れる原色豊かな世界は森見登美彦ならではもので、洒落ていて可笑しく上品な味わいがある。
そこに今作はほどよい程度の「家族愛」が加わっているおかげで主人公が狸といえども読者の共感しやすいものとなっている。

今作は空を飛ぶシーンが多いのも個人的には好きなポイントだ。
やはりスタジオジブリっぽい!!

最終貢を見ると早くも続編が決定しているとのこと。
いまから楽しみである。

2007年11月1日木曜日

You Tubeに感動!

11月に入り今年もあと2ヶ月となったが全く成長してないオレは、今日も10年前のように「ゲット・アップ・ルーシー」を毎朝聴いて目を覚まし、「バードメン」をBGMに歯を磨いている。
そんなミッシェルジャンキーのオレが最近発見してえらく感激したのが「You Tube」のミッシェルさんたちのライブ映像である。You Tube、もっと早く知っときゃよかったよ・・。
いちよー左に下の2つのYou Tube映像へのリンクを貼っておいたので興味のある方はぜひごらんになっていただきたい。

まずは伝説となった98年豊洲での第2回フジロックフェスでのステージから「ゲット・アップ・ルーシー」。
この時どの音楽雑誌も「最も地面がゆれたのはミッシェルだった」ってレポをしてたのがとても嬉しかったんだよなあ。
まさかこのときの映像を観ることができるとは感激である。
アベが興奮しすぎでギターソロが原曲より長すぎて、それをキューがシャウトで強引に終わらせている部分がカッコよすぎる。
客の興奮もダイレクトに伝わってくる。これ観れば当時のミッシェルの勢いが分かると思う。






続いて感動したのがフジテレビ「HEY!HEY!HEY!」に出演時の映像から「バードメン」。
演奏前のダウンタウンとの絡みも観ることができる。
言葉足らずながらも一生懸命トークしようとするチバとそれにつっこむ松本の様子が面白い。
演奏の凄さもハンパない。
この頃は「チキン・ゾンビーズ」モードでもっとも勢いと余裕があって瞬発力がある時ではないだろうか。


色々書いたが実際のYou Tubeの映像を観ていただければそれで全てが分かると思う。
ヒマな方はぜひ!!
「ロックンロール」ってなんなのかがすこしは分かるとおもうよ。