2008年2月28日木曜日

the ARROWS LIVE at SHIBUYA CLUB QUATTRO


アロウズのワンマンに行って踊りまくってきた。
やっぱオレ、アロウズ好きだ。大好きだ。
そう痛感したすばらしい夜だった。

会社を17時半過ぎに出て渋谷へ。
夜の渋谷の町はまさに「ブレードランナー」。
センター街をぬけてパルコの4階にあるクラブクアトロへ。

19時過ぎてライブがスタート。以下詳細レポだが例によって曲順には全く自信なし。
1曲目は新作「GUIDANCE FOR LOVERS」の1曲目である「EPICUREAN」。
決して派手ではないが、静かに盛り上がっていくこのナンバーは、ライブの1曲目には実にぴったりだった。
サポートのドラムはカウントダウンジャパンのときと同じ城戸氏。シャープでタイトなドラムで今日のライブをグングンひっぱていたのが印象的だった。最初はちょっと音が固すぎかなと思ったけど、最終的にはいまのアロウズにはピッタリなんじゃないかと思った。
歌詞の一言一言を全力で顔をくしゃくしゃにしてダンスしながら歌う坂井竜二の姿を観て、「アロウズやっぱいいわ~」と早くもここちよい感動につつまれる。そこには人間の生きるあたたかい生命力そのものがあるのだ。2曲目はキラーチューン「マストピープル」。観客は「待ってました!」とばかりに大盛り上がりをみせ、皆笑顔で踊りまくる。オレはホントにこの曲が好きなんだよな~。終わってしまうのが悲しいくらい好きだ。その後は久々に聴く「恋する摩天楼」。岩原氏のギターが、これまたいいんだよ。この曲にはこのフレーズなくしてありえない!!って感じの、ど真ん中なフレーズを次々と生み出すんだよね。その後は新作から「渚でKISS」。やっぱ新作は曲の内容がとってもいい!だから今日のライブも当然のごとくいい内容になるんだよ!その後も休むことを知らずに「男達はFeel So Nice」へ。激しいビートに踊りまくる。サビではメンバーに合わせて「パオ!!」と叫びまくった。この時点ですっかり満足なオレ。アロウズを好きでよかったと痛感。その後は大好きな「ロックンロールダンシングガール」。これも終わるのが悲しいくらい好きな曲なのだ。笑顔で踊りまくったね。
この曲が終わるとすこしヘビーで落ち着いたナンバーが続く。「まだまだみなさんの知らないアロウズを聴いてください」という坂井氏のMCのあと「六月は眩暈」。
緊張感と透明感のあるシンセサイザーの音に、ギターの激しいリフが突然入り込む感じはレディオヘッドっぽい。やはりこの曲もメロディがいい。その後は割と静か目なダンスビート・インストナンバー「アゲハ」へ。山内氏のアコースティックギターがここちよいビートを奏でる。そのまま音が鳴り止まずに曲は「雨燕」へと変わった。これがまた、ダンスビートの上に極上のメロディが乗っかるという隠れた名曲なのだ。くどいようだが「新作はいい曲ばっかやね~」という事をまたまた痛感した。
このあとは新曲「夜明けのラプソディ」を披露。ちょっとクールな雰囲気のダンスナンバーだった。その後は「ONE NIGHT STAR」で無難に盛り上がる。そしてしっとりと「さよならミュージック」。この曲は聴くたびに良く感じるね。とってもシンプルなので聴き流してしまいそうだが、実はかなりの名曲だ。
そしてこの後からまた盛り上がるダンスナンバーが続く。
まずは踊らずにはいられないダンスビート・インストナンバー「DRAGON BEAT」。この曲でがっつり盛り上がったところで必殺の「ナイトコール」!!!手拍子しながら踊りまくった。「マストピープル」「ナイトコール」「ロックンロールダンシングガール」この3曲をライブで聴くたびに、オレは自分がいかにアロウズが好きなのかをいつも思い知るのだ。その後もまだまだといった感じで「ロックンロールファンファーレ」。あれ、なんかCDよりキー低くないか?やっぱ高すぎたからキー下げたのかな。でもそんなのどうでもいいくらい盛り上がったね。この怒涛の3曲を終えてから、坂井氏の真面目なMCが。

「いくら唄っても、自分にはいつも埋められないさみしさみたいなものがあって、それが一体何なのかを知りたくて、自分自身に質問を色々してみた。するといままで知らなかった嫌な自分が、心の中に沢山いることに初めて気づいた。そんないま、こうしてみんなとライブで歌えることがとても力になっているし、幸せです」

みたいな感じだったと思う。
そして曲は勿論「月光の街」。問答無用の名曲だ。激しい演奏、坂井竜二の「君にね 君にね 君にね あいたんだ」という心の痛切な叫びがたまらなく切ない。この曲はいやがおうにも聴く人の心のドアを激しくノックするのだ。周りに涙する女子そして男子を発見。アロウズはただの「唄って踊れる楽しいバンド」では決してないことを雄弁に物語っていた。
オレ的にはこの後も「月光の街」の余韻にしばらくひたりたかったのだが、これがラストではなく、この後すぐに「誇リズム」へ。これまた名曲だ。「誇リズム」とは心臓の鼓動なんだろう。いつかは生命にも終りが来る。それに向けて心臓はリズムを刻んでいる。限られた人生だからこそ何かをやらなきゃいけない。そんな解りやすく前向きなメッセージが胸に心地よく響く。この曲で本編は終了。
アンコール1曲目は新曲で、今年東京で雪が降ったことを元に書いた曲で、雪に関する歌(タイトル忘れた)だった。
そしてラストはアロウズのワンマンの定番である「プレイボーイは憂いボーイ」。「ラ~ラララ~ラ~ラ~」の合唱で明るくラストを飾った。

いやあ、サイコーだった。
やっぱり新作「GUIDANCE FOR LOVERS」がバラエティに富んで充実していたからこそ、ライブも当然のごとく充実したすばらしい内容になったんだと思う。

坂井竜二の全力で踊って、全力で歌を伝えようとする誠実さが、いままで以上によく伝わってきた。
あとあのどこか浮遊感漂う独特の甘い歌声は、激しいギターの音がかぶさると時々聴こえなくなってしまうんだけど、でもそれでこそアロウズだと思うし、オレは坂井竜二のあの歌声が大好きだ。ああいう声で歌うロックバンドのボーカルってあんまいない。
あとギターの岩原氏が実に巧いことに気づかされた。どの曲にもぴったりのフレーズを連発していた。
彼なくしてアロウズの曲はないといって過言ではないのでは。
サポートドラムの城戸氏もシャープでタイトでスリルがあり、アロウズのダンスナンバーにぴったりでいい仕事をしていた。正式なメンバーになればいいのになんて思った。

長々と書いたが、最後に一言、

「アロウズ、大好きだああああ!!!」

以上。

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