2008年12月9日火曜日

THE NEW MASTERSOUNDS LIVE at SHIBUYA CLUB QUATTRO


イギリスが誇るファンクバンド「ニューマスターサウンズ」の来日公演に行ってきた。
現在のファンクシーンの代表的な存在のバンドである。
今年はフジロックにも来たらしいが、東京への来日は2年ぶりとのこと。

このバンドはオレがスクービーとかオーサカ=モノレールとかを知って、ファンクにちょっと興味をもった2年前に丁度タワレコでプッシュされてて購入したのがきっかけだ。それ以来新作とかはけっこう買ってる。
とにかく聴きやすいんだよな。
ウルサすぎず、音が上品でなめらかなんだよな。白人のファンクとでもいおうか。(ベースは黒人だが。)
でもちゃんと踊れる。
とってもいいバンドだと思ってた。

そんでもって今夜の来日公演、これが予想通りの素晴らしさ。
今年行ったライブの中でもなんだか別格の完成度だった気がする。

まずはクアトロのあるパルコに到着。すると1階入り口付近にナガイケジョーに似た男を発見。
その隣にはアフロヘアーの男が。どっからどう見ても、モビーである!間違いなくスクービードゥーである!!!
コヤマはいなかったけど、リーダー、ナガイケ、モビーの3人がそろっていた。
客として観にきたのだ。そりゃ来るわなあ。ファンカリズモだもんな。たしかニューマスターサウンズの2年前の来日時はオーサカ=モノレールとスクービードゥーとが共演したらしい。
オレは思わず、「すいません大ファンです」とだけ言って握手を求めた。
かなり怪しかったとおもうがモビーは「ありがとう」と笑顔で対応してくださった。
図に乗ってナガイケ、リーダーにも握手を求めた。返してくれたけどあの二人はやっぱロックンローラーって感じでクールだった。ナガイケジョーはやっぱかっけーよ。
調子にのってモビーに「コヤマさんは来ないんですか?」と聞くと、これまた笑顔で「後できますよ」と答えてくださいました。モビー、いい人です。

そんなこんなでライブ前から生スクービーと握手を交わしたオレはすっかりハイテンションに。

クアトロに入ると満員の客でにぎわっていた。

開演前のBGMのファンクミュージックに体を既に耐え切れずにゆっさゆっさと揺らしている観客多し。
今夜集まっている観客のファンク度は極めて高いのだ。

19時ちょっとすぎにメンバー登場。
ギターでありリーダーであるエディー・ロバーツがカッコよすぎ!!!
1曲目は「Miracles」だったことは覚えてる。
あとは全然順番は覚えてないけど、「Land of nod」「Hole in the Bag」あたりはやってたな。
「Thirty Three」とかも。・・・曲に全く自信なし。
とっても音がキレイ。そして4人のプレイに全くの気負いがない。
海外のアーティストってプレイが力んでないんだよな。楽しんでやってそう。
ハイクオリティでだけど聞きやすくて、踊れるなんとも贅沢な時間。
まるで水のように滑らかで、それでいて濃厚なグルーブのファンクミュージックの連続に観客はみな笑顔に。
とりあえず1時間やって第一部は終了。
ここまででもうすっかり満足だ。

20分くらいの休憩のあと再びメンバーが登場。
そしてゲストボーカルであるディオンヌ・チャールズが登場。
早速「Looking for an answer」を実にソウルフルな力強い歌声で熱唱。
いやーCDもいいけど生のソウルシンガーの歌声は体にぶるぶるくるね。最高だ。
その後も新作の彼女のボーカル曲はほとんどやっていたと思う。
その後もステージ上に彼女は残りつつもメンバーはインスト曲も次々と披露。
「You got it all」がヤバかったなあ。
このスピード感と流れるようなグルーブがたまらん。
そしてオレの大好きな「Idris」にはもう感動。ソウルナンバーのカバーらしいんだが、
この昔のジャズのようなギターの音色とスピーディーなギターテクの素晴らしさは言葉にできない。
エディ・ロバーツって懐深いよなあ。

ラストのほうはまた熱いグルーブが湧き上がり、
1回のアンコールをして怒涛のライブは終了。
たっぷり2時間以上やってくれて驚き。もうおなかいっぱいだ。

繊細で熱く、濃厚で滑らか。
これぞ現代を代表するイギリスのファンクミュージックだ。
ホントに観てよかったよ。

いい音楽って素晴らしいな
なんて当たり前の事を痛感した夜であった。

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