2011年8月13日土曜日

SUMMER SONIC 2011 レポ。


サマソニってやっぱり微妙なフェスだよなあ。
まず、自然の中じゃないから雰囲気が良くない。
そのせいか客同士が他のフェスよりもギスギスしてる気がする。

メッセとマリンスタジアムの移動も、もうちょっとなんとかならんのだろうか。

あとマリンスタジアムの客数の1日の変化も極端すぎる。
結局開演直後はどんなに人気のあるアーティストが来ても、みんな11時までにマリンにたどり着いてないからいっつもガラガラ。
夕方になると急に混みだす。アーティストの実力はあんまし関係ないわけで、システムそのものに問題がある。
こういった諸問題を毎年抱えながら主催者側は大して改善もせずに、客もそれを承知でコンクリートに囲まれた灼熱の中で無理やり音楽を楽しんでいるんだよな。マゾとしか思えん。
とはいいつつそんなサマソニ、嫌いじゃない。
まだ2回しか行ってないけどね。

というわけで、本日のレポを細かく書いておく。
まず自宅を7時に出て、海浜幕張駅には8時半前に到着。
そのままマリンスタジアム側へ向かいリストバンド交換をすませてからは、ビーチステージへ。
暑い。

①THE LOVE人間
定刻通り10時にライブがスタート。
予備知識ほとんどなし。
それでも演奏が始まった瞬間に涙が出そうになった。
1曲目は「これはもう青春じゃないか」。
ソカバンを観ているときに似ているような高揚感。
ボーカルの金田氏はMCで曽我部恵一に見いだされたみたいなことを言ってた。
バイオリンの音がこのバンドのカギだな。
「砂男」「大人と子供~初夏のテーマ~」の2曲はヤバイ。
今年のサマソニで一番の発見だったかも。
音源はほとんどがアナログでCDは出ていない模様。
CD化してくれ~。

このあとビールを1杯飲んでからマリンスタジアムへ移動。

②SHARKS
マリンスタジアムのトップバンドをスタンド席でまったり鑑賞。
うーん、あんまし演奏にやる気が感じられん。
この時間だとマリンの客少ないしなあ。

③ONE NIGHT ONLY
続いて出てきたのがONE NIGHT ONLY。
ボーカルとドラムは上半身は裸である。ボーカルは頭に日の丸の鉢巻きをしてて笑えるルックスだった。
どれもわりとゆったりとした感じのメロディアスなロックで演奏も上手かった。
マリンスタジアムにぴったりな感じで好感がもてた。
まさにスタジアムロックって感じ。

このあとがボウディーズなんで、アリーナで観ようと思い、
そろそろ準備をするかということでONE NIGHT ONLYのラスト曲のときにスタンド席を出た。
水分を買っておいた方がいいと思い、ポカリの900mlペットボトルを購入。
音がやみ、ONE NIGHT ONLYが終了した模様。
息いさんでアリーナ席入口に向かうと、「人工芝保護のため水以外の飲料は持ち込み禁止」とのこと!!!
しかたないので、買ったばっかのポカリ900mlをオレはその場で全量飲み干した。
意外に飲めたね。そんくらい暑かったんだね。

④THE BAWDIES
こうしてポカリを瞬時に900ml摂取したオレはマリンのアリーナへ。
前方ではなくあえて後方ブロックへ行った。
人気あるからけっこう客来るかなあと思ったけど、客数はONE NIGHT ONLYのときとさほど変わらない模様。
後方ブロックなんてスッカスカである。
しかしマリンのアリーナは暑い。焼けるようだ。

ボウディーズのライブを観るのは初めてである。
正直彼らのことはそこまで好きではない。
今日はどんなもんか観てやろうじゃないかという興味本位での鑑賞である。
セッティングが始まった。
というか、チューニングなどをすませたスタッフのあとに結局ボウディーズのメンバーが全員でてきてリハーサル形式で1曲まるまる演奏。
うーん、あんましこういうことするバンド好きじゃないんだよなあ。
横には狂喜する女子ファン。キャーキャーいってる。
アイドルのノリに近いんだよなあ。
このリハでテンションややダウン。

そして定刻になりライブがスタート。
このバンドはベースボーカルだったのか。ギターは2人なのね。
箇条書きだが感想は下記の通り
・ベースとドラムがかみあってない=リズムがしっかりしてない
・1曲ごとにMC入れるからライブのスリルが全くない
・MCが説明しすぎでコヤマシュウの劣化版といった感じ
・右のギターの男は暴れすぎであんまし弾いてないように感じた。
・ボーカルのしゃがれ声は意外に声量がない
ということで、期待以上のものが全くなく残念なパフォーマンスだった。
これくらいのレベルのバンドがマリンスタジアムで演奏していていいのかと思ってしまった。
失望の中マリンを後にしてダラダラと幕張メッセへ移動。

⑤昼飯
マリンのアリーナで炎天下にボウディーズを観たらかなり体力を消耗したようだ。
暑かったもんなあ。ハラへった。
14時頃にメッセで遅めの昼食。
まぐろ茶屋で中落ち丼(1200円)を買って食べた。
あっという間にたいらげたが、まだまだハラが減っているので熊本ラーメンも食べた。
おなかが満たされてからジャックダニエルジンジャーハイボールを飲んで本日2杯目のアルコールを摂取。
そのあとはとくに目当てがないのでそのままソニックステージへ。

⑥NICO Touches the Walls
NICO Touches the Wallsについて全く予備知識なしで観たがなかなかよかった。
演奏超うめー。特にギター。
ボウディーズよりは絶対上手い。
歌もうまいね。歌謡曲ロックといった感じ。

⑦RIP SLYME
眠くなってきたんでNICO Touches the Wallsのラストの曲でマウンテンステージへ移動。
マウンテンステージではRYE RYEがやってた。
M.I.Aに似てるなあなんて思いながら後方でゴロンとなって昼寝。
15分くらい寝たかな。
RYE RYEが終わってから起きてリップを観るために右サイドへ移動。

定刻ちょっとすぎてライブがスタート。
かっこよかった。
前半は新しめの曲(?)ばっかなんだが、それでもアッパーな感じでグイグイと進めていく。
MCも少なめでいいね。
後半はヒット曲に徹してガッツリ盛り上げる作戦。
「ONE」、「楽園ベイベー」、布袋のトリビュートで「バンビーナ」、
そして「JOINT」!!!タオルを振り回して大騒ぎだ。

しかしリップの時は隣にいた女がやたらとデジカメで撮影しまくっててちょっとイラっときたな。
サマソニは客のマナー悪すぎ。
とはいえ大満足でマウンテンを後にして再びマリンスタジアムへ移動。

⑧木村カエラ
マリンスタジアムへ到着。
お目当てはストロークス。でももうアリーナで立ってみるのはキツイなあと思い、ここからラストまではスタンド席でまったりとみることにした。ステージでは木村カエラがやってた。なかなかいいパフォーマンス。
「banzai」と「Magic Music」の2曲のみ聴くことができた。少なくともボウディーズよりは良かった。

⑨BEADY EYE
夕方になってBEADY EYEの登場。
リアム・ギャラガー率いるバンドだ。
グラサンかけて緑のアーミーコート着てる。まさにリアム・ギャラガーだ。
この暑いのにコートとは・・・。
両手を後ろ腰にあてて、顔をマイクによせてダルそうに歌うあの歌い方だ。
まさにリアム・ギャラガーだ。
でも曲はオアシスの曲を6掛けした感じのクオリティで単調この上ない。
観客の反応も薄い。本人は割と上機嫌みたいだったけどね。
というわけで特に何も感じずにBEADY EYEは終わった。

⑩THE STROKES
ファーストアルバムしか持ってないオレだが、そんなオレでも十分すぎるほど感動したライブだった。
なぜならファーストアルバムの曲をじゃんじゃんやってくれたからだ。
いきなり「Is This It」だ!!!すげーかっこいい。
世界のロックシーンを変えたあのアルバムの1曲目がマリンスタジアムに響いた瞬間はなんとも感動的だった。ジュリアンのボーカルは深みがあってセクシー。演奏も安定してる。
そのまま「NEW YORK CITY COPS」だ!!!これまたファーストアルバムの曲。
赤い照明で盛り上がる。
言葉にできないカッコよさ。
3曲目でようやく新作から「Under Cover Of Darkness」。
結局ファーストの曲はほとんどやってた。
「The Modern Age」「Someday」「Alone Together」「Last Night」(これが一番聴きたかった!!!)
「Hard To Explain」は確実にやってたな。
本編ラストは「Take It Or Leave It」だったと思う。
結局この日はファーストアルバムの1曲目で始まり、ファーストアルバムの最後の曲で終わったわけだ。
この曲の終盤のところで花火が打ち上げられたときの感動といったら!!!

最後まで見ると規制退場とかが面倒くさそうだったので、アンコールは聴かずにスタジアムを後にした。
21時30分頃には海浜幕張駅に到着。家に着いたのは23時前。
なんだかんだで都内に住む人にとっては移動が楽なのがサマソニの魅力だ。

こうして2011年のサマソニが終わった。
チラ見も含めると全部で9アーティストを観た。

ライブ中の撮影は禁止っていってるのに、客は終始ケータイやデジカメで撮影しまくりでイライラしたし、
会場内の移動も面倒くさいし、空気もよくないし、いろいろとストレスが多いのだがそれがよくも悪くもサマソニなんだろう。
来年も行こうかな。

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