2012年11月5日月曜日

トゥルー・ロマンス

相かわらず忙しい、イヤ、「リア充」な1日。

早く寝て明日の仕事に備えるべきだが
こんなときこそ、ブログを書いて息抜きがしたい。

ということで今夜は好きな映画の紹介だ。
昨夜久々にみたのがこれ。
「トゥルー・ロマンス」
93年トニー・スコット監督作品。
トニー・スコットはリドリー・スコットの弟であるが、
なんと最近自殺してしまったという。
残念&合掌。
 
この作品はブームが沸き起こる直前のクエンティン・タランティーノの脚本をハリウッドが制作した作品だ。
タランティーノらしいオタクな趣味や、クールなセリフが随所にちりばめられているが、最終的にはトニー・スコットの演出によりひじょーにバランスのよい娯楽作に仕上がっている。
他のタランティーノ作品よりも大変観やすい。 
 
役者もいい。
主役はクリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエット。
どちらの俳優も最近はめっきり姿を見なくなったが、この映画では若さ爆発の演技で、多少ムリのあるストーリー展開でも、観る者を納得させてしまう勢いがある。
このヒーローとヒロインを取り囲む登場人物達がこれまたいい。
 
まず最初に登場するディープキャラが、
 
ゲイリー・オールドマン演じるポン引きのドレクセル。
ゲイリー・オールドマンはこの悪役を完全に楽しんでいるかのよう。
レオンの刑事といい、90年代のゲイリー・オールドマンはマジで変態悪役専門役者だった。

 
主人公クラレンスの父親役は、いまは亡きデニス・ホッパーが演じている。
元警官という設定。
これまた安定感のある演技で脇を固めている。
そのデニス・ホッパーを拷問するマフィアの幹部がこれまた名優クリストファー・ウォーケン。
このホッパーVS ウォーケンのシーンはただならぬ緊張感であり、何回みても色あせることのない伝説の場面である。
個人的にはこの作品のクライマックスだと思っている。
「トゥルー・ロマンス」を観るとき、
それイコール、ホッパーVSウォーケンのキワキワなアノ感じを味わいたいときなのである。
 
 
あと、このころはまだ中堅俳優だったブラッド・ピットも脇役ながら強烈な印象を残す役で出演している。
相変わらずの過剰演技で、このころから彼の演技は大して進歩していないと思う。
 
というわけで、物語にはほとんど触れていないので、あまり解説になっていないが、「トゥルー・ロマンス」は何度観ても面白いのだ。
 
 まだ観ていないキミは、すぐに観よう!!!

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