2009年4月23日木曜日

安藤裕子「THE BEST'03-'09」


通勤時はもっぱら安藤裕子のベストばっか聴いてる。
いいっすよ。
この人は思うがままに、まさしくあるがままに歌を作って歌ってるんだろう。

1曲の中のメロディの数がどう考えても多い。
「Aメロ→Bメロ→サビ」という既存の楽曲にありがちな構成に慣れてしまっていると、
安藤裕子の曲はどうにも掴みどころがないかもしれない。

アルバムに同封されていた彼女自身の手記によると、
デビュー前に、あるアレンジャーから
「一曲の中に五曲分の構成を詰め込むのはやめてくれ」
とよく言われていたという。ムリもない。

メロディ数に比例して1曲の中で感情の浮き沈みがあるのも面白い。
ゆらゆらとただよう波のようにどことなく不安定であり、弱いかと思うと、時には強い。
それこそが人間の心だと思う。

一番好きなのは「聖者の行進」かな。
6月のライブが楽しみだ。

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