2009年8月24日月曜日

森見登美彦「宵山万華鏡」


森見の「恋文の技術」は正直悪ふざけ感しか感じなかったから途中で読むのをやめてしまった。

けどこの「宵山万華鏡」は面白かった。
こういう和風ファンタジー系の物語を書くととっても怖くて面白い。
イマジネーション豊かな男だね。

前半と終盤はちょっと幻想的な和風ホラーって感じでかなり怖いけど、
中盤はそれこそ森美のもう1つの得意ジャンルである、ダルい大学生達のどうでもいい青春群像劇。
つまり1冊で2つの森見を存分楽しめるわけだ!!!

おすすめです。どんよりとした暗い空のいい今年の夏にぴったりです。

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