2010年11月14日日曜日
SOIL&"PIMP"SESSIONS LIVE at LAFORET MUSEUM ROPPONGI
ラフォーレミュージアム六本木にてソイルのワンマン。
ステージは360度のセンターステージ。
観客がステージの周りを囲む形式である。
いい点、悪い点いろいろあったのでじっくりレポしたいと思う。
まず会場フロア内の飲食は禁止のくせに
ワンドリンク制にするのはいかがなものかと思ってしまった。
仕方ないからビールをロビーでグビグビ飲み干した。
ステージのあるフロアへ向かう。
うーん、どこから観ようかマジで悩む。
ピアノとドラムとベースの位置はわかるのだが
それ以外はわからないのだ。
迷った挙句、ベースのある位置で前から3列目にスペース確保。
そういえばステージの周りは客に囲まれてるけど、
メンバーはどこから登場するんだ?
そんな疑問がわくなか、いつものローディーさんが楽器のセッティングやマイクチェックを終わらせて
19時10分くらいにライブはスタート。
メンバーは観客席の中を通路をつくってプロレスラーのように登場していた模様。
喜ぶ観客。
なんたって360度ステージを客が囲んでいるわけで、客の顔が実によくみえるのだ。
最前列にいる女性はわりと美人が多かったきが。
そしてメンバーが定位置につく。気になる配置はというと・・・
おいおい、秋田ゴールドマンが背中むけてるよ。
丈青は完全な死角。全く姿が見えん。
はっきりとみえるのは嬉々としてドラムを叩くグラサンかけたみどりんだけ。
1曲目は「FULLER LOVE」。最近よくやるね、この曲。
しかし元晴がこちらにケツむけてサックスをふいている。
ちくしょう、なんでだれもかれもケツむけるんだああ。
「・・・この場所、失敗じゃん・・。」
そして肝心の演奏だが、
まず「FULLER LOVE」は立ち上がりという感じでメンバー同士が様子をうかがいながら慎重に演奏しているように感じた。
元晴とタブゾンビのフロント2人が自分のいる方と全く逆方向にいってしまうと、姿が全く見えない。
みどりんのドラムプレイと秋田ゴールドマンの背中だけを見ているしかないのだ。
うーん、これは冷静になってしまうなあ。
なんかスタッフになった気分というか、裏方にまわってる感じすらする。
メンバーからは客席がよくみえても、オレからはメンバーが全く見えんのよ!!!
そんな不満がつのる中、
2曲目はウッドベースがお決まりのフレーズを奏でて早くもキラーチューン「Suffocation」。
でもやっぱメンバーが見えないから、どうも燃えないのだ。
一生懸命サックスふいてても、背中しか見えないんじゃねえ。
こっちでも吹けよ!!!不公平だぞ!!!なんて思ってしまう。
演奏はというと、やはり本調子ではない気がした。いつもの「Suffocation」の性急さがない。
やはりメンバーも360度ステージに慣れてないんじゃないか?そんなことを感じてしまう。
そのまま定番の「閃く刃」へ。
このあとは久々に「マシロケ」「マクロケ」の2曲!!!これは大好きなんだよねえ。
うれしかった。
順番は自信がないが、「Mo' Better Blues」もやった。
いつもの社長のMCで「男が女を愛する」「女が男を愛する」「男が男を愛する」っていうセリフがあるのだが、この「男が男を愛する」ってとこで元晴氏は堂々と手を挙げていた。さすがゲイをカミングアウトしただけのことはある。かっこええ。
「Mo' Better Blues」はトランペットの音色が実によろしい。
このあとはたしか「A WHEEL WITHIN A WHEEL」だったと思う。これは好きだねえ。
この2曲でちょっとしっとりしたあとは
「GO NEXT!」だったかな。
そのあとは最近のド定番、元さんが爆発する「PAPA'S GOT A BRAND NEW PIGBAG」だった。
ここまでかなりオレ好みの選曲だったにもかかわらず、
オレはいつものライブよりもノリきれていなかった。
やっぱ場所が悪いし、今日はこのままこの感じで終わるかな、なんて思ったよ。
しかしこのあと流れは大きく変わった。
「FANTASTIC PLANET」である。
客が「ラーラーラー」と大合唱する歌である。
そして今日の客はステージを囲んでいる。
必然的に歌声もステージを囲むようになる。すごい歌声だった。
満面の笑みで熱唱しているたくさんの客の顔がはっきり見えるのもまたよかった。
これこそバイヴレーション!!!
メンバーもマジで感動しているようだった。
このあとそのままの勢いで「POP KORN」。
今度は手拍子がすごい。
なるほど、観客参加型の曲をやるといつものステージよりも倍近い熱量になるのだね。
これこそセンターステージの効果だ。
このあとはド定番「SAHARA」。いつもより短めの演奏だった。
そしてここにきて「SUMMER GODDESS」。観客の歓声がすごい。
このあとがラストの「SATSURIKU ニューウェイブ」。
これで本編は終了。
メンバーがほんとうにうれしそうだった。
元さんは感極まって泣いてた気がする。
アンコールの1曲目は12月にでるカバーアルバムから
「I Belive In Miracles」を演奏。
で、そのあとはスペシャルゲストとしてホセ・ジェイムズが登場。
「RED CLAY」にのせてラップを披露していた。
このセッション、正直だるかったなあ・・・。
んで最後の最後はなぜかここにきて「MASTER OF PIMP」。
いまさらこれですか・・・微妙・・・。
というわけで2時間半にもおよぶセンターステージライブは終了。
場所がよくなかったなあ。
明らかにメンバーの立ち寄り率が低い場所だった・・・。
でも観客の喜ぶ顔とか、観客のすごい歌声とか、
センターステージならではのソイルへの客からの愛情を逆に思い知ったりして
これはこれでいいライブだったと思うよ。
たまにはまたセンターでもいいかもな。
そんときは場所に要注意だが。
色々書いたがやっぱソイルは色気があってかっこいいわ。
今後も彼らのライブには通うと思う。
以上!!!
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