2008年1月3日木曜日

「絶対の愛」観賞。


キム・ギドク監督
2006年 韓国映画

今年1発目に観たのがキム・ギドク監督「絶対の愛」だ。
キム・ギドク作品にはずれなし!
あいかわらずの「狂った愛」が暴走しまくりラストまで目が離せない。

つきあって2年になるカップルのジウとセヒ。いつしかセヒは病的な嫉妬をジウに抱くようになり、「顔を変えればジウに飽きられなくなるのでは」と考え整形手術を受け姿を消してしまう。
6ヵ月後にジウの前にスェヒと名乗る美女が現れるのだが・・。

冒頭からセヒが喫茶店で暴れだす場面で「この女性もうヤバいじゃん・・」と圧倒されてしまった。
ギドク監督作品につきものの「狂った愛」が全開だ。

韓国って実は「整形大国」らしい。この作品みたいなことも実際起きてもおかしくないななんて思った。
ラストは救いようがなく後味も悪いのだが、見ている間はハラハラドキドキの連続で目が離せない。何度も何度も主人公達が大暴れしてケンカをしている喫茶店が出入り禁止にならないのがおかしいなど細かいツッコミどころは満載だが、巧い作品であることは間違いない。
ヘタなハリウッドサスペンスよりも面白いと思う。

(生涯610本目の作品)

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