2008年1月7日月曜日

「パラダイス・ナウ」観賞。


ハニ・アブ・アサド監督
2005年 フランス/ドイツ/オランダ/パレスチナ映画

イスラエル占領下の町ナブルスを舞台に、自爆攻撃に向かう二人のパレスチナ人青年を描いた問題作。

イマイチだった・・。

観始めてからあっという間に終わってしまった。
正直「もう終わりかよ!」と思ってしまった。

イスラム教徒の青年2人が失敗を繰り返しながらも自爆テロへと走るその姿が描かれているのだが、
物語のテンポが速いうえに作品全体が90分くらいしかないのでイマイチドラマに深みがなく軽すぎる気がした。もうちっと時間をかけて各登場人物の葛藤や悲しみを深く描いてほしかったな。
題材は重くシビアなだけにもったいない。

あとこういう紛争ものは侵略される側のみを一方的に描いていてもどうにもこうにも内容の浅いものになってしまうと思う。侵略する側、される側の双方を描くとより重厚なものになるのではなんて思ったりした。
「シリアナ」みたいにね。

(生涯613本目の作品)
以上。

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