2008年1月29日火曜日

「旅順」


相変わらずのおそさで、ようやく4巻目に突入の司馬遼「坂の上の雲」。
日露戦争の真っ只中だ。
舞台はロシア軍が要塞をかまえる旅順。
強固な旅順要塞を前に多くの日本陸軍兵士が血を流し死んでいく。その数なんと二万人!
筆者の「旅順要塞」での戦いにかける情熱も熱い。

「『旅順』というこの地名は単に地名や言葉というものを超えて明治日本の存亡にかかわる運命的な語感と内容をもつようになった」(本文より)

まさに運命のクライマックスであることがわかる。
面白い!!

0 件のコメント: