2012年2月20日月曜日

昨日買った本。

相変わらず吉村昭ばかり読んでいるのだが
少々飽きてきた。
そこで気分転換にということで昨日購入したのがこれ。
馳星周「煉獄の使徒」。
帯には「オウム真理教事件にインスパイアされた、」とあるが、最初の数ページだけ読んでもわかるのは、インスパイアどころか、この作品がオウム真理教の一連の事件そのものについて書いているということだ。
オウム真理教についてはこれまでノンフィクションものばかりを読んできたがこういうフィクションがあったことを初めて知った。

オウム事件については事件当時に個人的に大変興味を持ったため、当時の新聞はいうまでもなく、そのほかにも裁判傍聴記やかなりいろいろな本を読み漁ったので、この「煉獄の使徒」を読んでいてもダレがダレだか全部わかってしまうし事件についても知っていることばかりなのだが、それでも十分面白い。
まだ130ページしか読んでないがオウムとヤクザとのつながりなど、日本の報道がタブーとしてきたことも描写している点には筆者の「本気」が伝わってくる。

また、オウム側(作品では「真言の法」という団体)のみならず、警察からの視点も織り交ぜているのがこの作品のポイントだといえる。

誰かがこれを映画化すれば日本の映画史上に、いや世界の映画史上にも残る大作になることは間違いない。
園子温あたりがやってくんねーかなー。
でもオウム事件はいろいろと報道されなかったタブーの部分があるから無理かねえ。

では続きを読みます。

本日の血圧
朝 上149 下90 脈拍53
夜 上140 下86 脈拍52

週末は酒そんなに飲んでいないのだが。
先週との違いは昨日ジムで10キロ走ったことくらいか。


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