2012年2月7日火曜日

THE BOOMとくるり ほんとにロックなバンド論


本日は就業時間後にくるりのベスト盤を買ってやろうと思っていた。

仕事を終えて、まずは大森駅のBOOFOFFに行ってみた。
くるりのアルバムはほとんどそろっていたが、なんとベスト盤だけがない。
中古で買おうなんて魂胆が甘いのかなと思い、

続いて蒲田駅のヴァージンメガストアへ。
ここはオレにとっては「ほしいCDがいっつも置いてない店」だ。
案の定ここにもベストはなかった。
東急プラザの新星堂にも行ってみたがやはりなかった。

結局家帰ってアマゾンで予約した。

昨日はりつけた、くるりのYOUTUBEを観ていて思ったことがある。
くるりとTHE BOOMは類似点が実に多いということだ。

これは言い換えれば岸田繁と宮沢和史に共通する点が多いということかもしれない。

どちらもボーカルの岸田と宮沢が主な曲の作詞作曲を手掛ける。
創作面ではバンドの実質的なリーダーといえる。

デビュー当時はどちらかというとオーソドックスなバンド編成であったが、
活動するにしたがって音楽性が貪欲なまでに雑食性を帯びてきて、
アルバムごとにサウンドをどんどん変えていく点も似ている。
が、サウンドのみならず、シンプルな「メロディー」と「うた」を重要視することも決して忘れない。
追求するサウンドにメンバーの演奏力では物足りず、他のサポートメンバーを積極的に参加させたりして、バンドとしての絆は一見危うい感じもするが、気づけば解散はせずにしっかりと活動を続けている。

BOOMは89年のバンドブームの最中にデビュー、
そしてくるりは98年のギターバンド全盛期にデビューしている。
バンドブームでデビューしたバンド(ユニコーンとか)が数年後に次々と解散する中、BOOMはその音楽性を変化しつづけることで常に次なる課題を模索し続け、結果デビューから23年を迎えている。

これはくるりも似ている。98年ごろといえばミッシェルガンエレファント、ブランキージェトシティといったギターサウンド中心のバンドが君臨し、実に多くのギターロックバンドが活動していた。
が、2000年頃から多くのバンドはバンドサウンドで奏で続けるということに限界を感じ、打ち込みなどを導入しつつも失速していき、最終的には解散していった。プリスクール、スーパーカー、ナンバガール、いいバンドがたくさんいたよなあ。そんな中でもくるりはいまもって健在である。(ドラムは変わったが)。

そう考えると、この2バンドが矢野顕子とコラボしているのも偶然ではなく必然だと思った。

早い話、岸田繁と宮沢和史、どちらもかなりのひねくれ者ではなかろうか。

やれ解散だ、活動休止で騒いだとおもったら、
数年後にはちゃっかり再結成しているバンドが最近多すぎるような気がする。
常にスタイルを変えつつ生みの苦しみともがきつづけながらもいまもって一度も解散はしていないTHE BOOMとくるりをオレは改めてリスペクトする。

本日の血圧
朝 上134 下92 脈拍61
夜 上135 下82 脈拍58

130台をキープしてきた。
やはりここ最近飲酒がひどかったんだなあと思う今日この頃。
明日は新潟です。







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