2012年7月7日土曜日

ビンビールズ 90分ライブ

高円寺MISSIONSでアラフォーサラリーマンバンド「ビンビールズ」の90分ライブ。
例によってライブイベント「オルガズム」である。
思えばワタシが最初にビンビールズを観たのはいまから3年前の4月のオルガズムで会場も高円寺MISSIONSであった。
感慨深い。

そしてこの日のライブはまさにその3年間の集大成的なベストな選曲であった。
セットリストは
「レ・コード」
「ザ・ベスト」
「ロック54」
の3枚からがほとんどであった。

90分ライブは2部構成で
第一部は「サラリーマン編」と題して、メンバー全員がYシャツ&ネクタイ姿で登場。
1曲目は「東京」でいきなり熱くスタートである。
2曲目は「ロック54」からヘヴィーなオープニングナンバー「パーマネント」。
こうして重厚に2曲どっしりと演奏したあとは
Cコードがちょっと切ないバラード「迷信と科学」。
わりと早く終わってしまうこの曲、好きっす。

その後はさとしこさんが不穏なベースイントロを奏でて「ハイライト」
スカのリズムが心地よく、新作の中では一番踊りやすい曲だ。体が自然と動いてしまう。
その後は「NEVER」でまたしてもどっしりとしたリズムが炸裂。
「サイボーグのデストロイヤー」の連呼が好きっす。
「黄色い太陽」「バカボンド」の歌詞のセルフパロディー的な要素を含みつつ、熱いメロディーが覚えやすい「my tube」を披露してから、圧巻だったのは「黎明」。
昨年の震災後に急遽歌詞を変えたという裏話のあるこの曲はこの日のライブのクライマックスといってもいいくらい感動的であった。
「始まりも終わりも無く 続いているんだ」というラストのフレーズは魂に響いた。
このあと狂気の踊りナンバー「バカボンド」で1部は終了。

衣装替えがあるということでメンバーはいったんステージから姿を消して、待ち時間はスクリーンにビンビールズの結成からこれまでの歴史的な映像が映し出された。BGMは毛ガニ氏が歌う「想い出がいっぱい」。
会場は微妙な笑に包まれていた。

そうこうしている間に第二部「怒りの高円寺編」が始まった。
登場BGMは「牛乳瓶の底」。そしてそこに生演奏で「牛乳瓶の底」をかぶせるというやり方でライブが始まった。これ、5月の連休の時もやってたけどえらくかっこいいんだよなあ。
2曲目は冬限定の「ゲートクラッシャー」が特別に披露された。
終盤のまんぷく氏の熱い叫びが印象的であった。

3曲目は「オルガズム」の主催者である有留ひろし氏をリスペクトするということで
サザンオールスターズの「そんなヒロシに騙されて」がカバーされた。

このあとからは怒涛の5曲であった。
「ハチミツハニー」でサビの前で叫び、
「黄色い太陽」でガッツリ踊らされ、
「すきま」でちょっとゆったりとしてからは
キラーチューン「スリーコード」で熱唱とハンズクラップをして、
「ロマンズ」で手を左右に振って第二部が終了。

アンコールは予想通り「エアーヨーヨー」で終了。

実際は90分ではなく100分近い時間であった。
長時間、数々の名曲を思う存分堪能できて大変楽しかった。
それに加えて単純に「ビンビールズを好きでよかった」という想いが胸にこみあげてきて涙が出そうになったのであった。

以上、高円寺の熱い夜であった。
これからもビンビールズを応援したいと思う。

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