2008年5月25日日曜日

SPECIAL OTHERS LIVE at SHIBUYA AX


スペアザのアックスでの初ワンマン公演。
チケットは完売。

2年前から彼らを応援してきたオレとしては実に感動的なライブであった。

ライブは例によって2部制。
1部はアルバム同様「NIGHT PARADISE」でスタート。
アックスの広い舞台でも彼ら4人のただずまいは昔となんらかわらない。
コの字型に並んで、お互いの顔でコンタクトをとりながら、音と戯れるようにしてピースフルな音楽を生み出していく。ただそれだけだ。
続いて定番「NGORO NGORO」。大歓声が沸き起こる。
この曲のあとドラムのリョウタ氏よりMC。
「今日は特別な気持ちでやります!」
そりゃそうだろう、なんたって初アックスでチケット完売だもんな。
そのコメント通り堂々とした気合のこもった演奏が続いた。「Khechi Khechi」、「AROUND THE WORLD」、「JOHNSON」と続いて、前半のクライマックスは「STAR」。最近のスペアザの中ではダントツで好きな曲である。鋭く、優くて、そして濃厚。こんな曲はスペアザ以外にはムリだと思う。
そして前半の最後は最新アルバムタイトルでもある「QUEST」で終了。

やっぱスペアザっていいよな。いい意味で「変わらない」からいいんだろう。
なんて思ってるうちに2部が始まった。
これが1部よりもはるかにやばかった。
まずは「Mambo No.5」。
そして2曲目でなんと「BEN」!
これまで必ずラストにもってくるこの曲が早くも登場!
そしてこの曲が始まると同時に4人の後ろにはってあった幕が開かれてアックスの奥行きのある広いステージがあらわになった。ここまでは意図的に広いステージを隠して、狭く見せていたのだ。
この展開はまさにスペアザが、アックスの広いステージでやってもなんの遜色もないバンドに成長したという事実をドラマチックに表現しており、圧巻であった。「BEN」ってほんとに大好きなんだよね。
ヤナギシタ氏のギターソロ、セリザワ氏の鍵盤ソロ、そしてミヤハラ氏のドラムソロがみな「オレが一番なんだよ!」って感じですげープレイの連発なんだよ。この曲をライブで観るたびにスペアザのパワーが増していっていることを痛感するのであった。
その後も「Laurentech」で観客は大歓声。
そして間違いなくクライマックスであったであろう「AIMS」。
フロアではすさまじいモッシュの嵐が。オレも今夜は嬉しすぎたんで、積極的にモッシュの嵐に身を投じた。
いままでは「スペアザのライブでモッシュはおかしい」と批判していたくせに、今日ばかりは嬉すぎて、そんなことどうでもよくなってしまったのだ。
汗だくになったところで静かに「ACN」でクールダウンした後、2部のラストは「Good Morning」。

アンコールで登場して演奏する前のメンバーのMCがこれまたとっても感動的であった。
とくにギターのヤナギシタ氏の「俳句コーナー」がヤバかった。
単に「5・7・5」で面白い事をゆうだけのコーナーなんで、最初はウケねらいにくるのかなと思ってたら、

「今日だけは いわせてほしい ありがとう」

なんて言ったのでもうヤバい!本気で涙でそうになったね。
ミヤハラ氏も
「次は武道館2デイズがみえてきた!」
なんて言っちゃったり、ベースの又吉氏も
「今日は家帰ってから泣きます!」
って言っていて、とにかくアックスまで来たというこの事実を喜んでいる様子がひしひしと伝わってきた。
そしてアンコールは長い長いジャムをはさんで「IDOL」。
アックスの広い天井からはなたれる照明がやばかった。
この曲こそ光そのものだ。
あー幸せ。そう思わずにはいられないキラキラ感。
やっぱ個人的にはスペアザで一番すきなのは「IDOL」だな。

というわけでアックスまでたどり着いたスペアザの、堂々たる存在感と実力を見せ付けられた夜であった。
おめでとう!と言いたい。
そしてこれからもオレは彼らを応援し続けるだろう。

以上、スペアザ最高!!!
 

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