2008年7月14日月曜日

ガガガSPドキュメントDVDを観る。


ふぬけになっていた昨夜、部屋で久々に観たのは、
ガガガSPのツアードキュメントDVD。

これ最高なんですよ。

ぬけがらだったオレに、ガッツリ気合と笑いと感動を与えてくれた。

03年のツアーを追ったもので、なんとこのツアーは全部で68公演!
この「東日本編」は後半からツアーファイナルまでの全公演の様子をつぶさに追ったもの。

最初に言っておくとこれは「ライブDVD」では決してない。
あくまでも「ツアードキュメントDVD」だ。
ライブ映像自体は非常に少なく(1曲通して映っている曲は1つもない!)、移動風景や打ち上げやリハーサルなど「本番以外」の映像がメインなのが特徴だ。
最初は「ライブの映像がほとんどがないじゃねーか!」と怒りを覚えるのだが、
観ていくにつれ、そこに一つのツアーを回るバンドの男達が感じる喜怒哀楽が実に生生しく映っていることに気づくのだ。そしてそこにはライブ映像とはまた違ったむき出しの面白さと感動があるのだ。

ツアーが後半に進むにつれて疲れていくメンバーの様子がリアルでホントによい。
時にかっこよくて、でもなさけなくて、おかしくて、
これこそ「何かを必死でやりとげようとしている人間」そのものなんだと思う。

機材トラブルも次から次へとつづく。
長期のツアー中、ストラップにカビがはえるベーシスト。
ギターのピックアップが壊れて音がでなくなるギタリスト。
ドラムを思うように叩けなくなって終演後楽屋で落ち込むドラマー。
ノドの調子を気にしながら曲順を必死に決めるボーカルコザック前田。
観ているうちに彼らのツアーに同行しているスタッフのような気分になる。
ガガガSPはどんなに疲れて極限状態になってもメンバーみなが笑顔を絶やさないのが素晴らしい。
このバンドは間違いなく仲がいいんだろうなと思うよ。


というわけで、ふぬけになっていたオレは5年前のガガガSPの映像に気合をもらったのだった。

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