若松節朗監督
2009年日本映画
原作は読んでません。
小説も映画もフィクションではあるが、
内容は明らかに日本航空をモデルにしている。
映画の冒頭は実際には1985年におきた日航機123便墜落事故の場面で幕を開ける。
オープニングからあの悲惨な事故を再現した場面なのだ。
(事故時の実際の状況と照らし合わせるとかなり正確に再現しているのがわかる)
観る者の心をわしづかみにするはじまり方だ。
あとはもう黙って見続けるしかなかった。
労働組合と役員側の対立、社内派閥、政治家との癒着などなど
はっきり言ってこれ観るとフィクションとわかっていても
日本航空のイメージはがた落ちだ・・・。渡辺謙が良かったな。
この作風の主人公にぴったりな演技と存在感。
そのほかの役者も抑えたほどよい演技で好感がもてた。
登場人物がかなり多いが、誰にも感情移入しずぎることなくバランスよく描いていたのが印象的。
三浦友和、良かった。
松雪泰子も良かった。だんだんと「幸薄」女優になってないか?
香川照之はこういう役ばっかだなあ。「幸薄」男優?悲惨な結末になるのが観てて予想がついたよ。
202分もあったらしいがあっという間に終わってしまった。
中だるみすることがなかったのはすごいとしか言いようがない。
夏休みだし、この映画観といて損はなしです!!
以上。(生涯709本目の作品)
0 件のコメント:
コメントを投稿