2007年6月27日水曜日

伊坂幸太郎「グラスホッパー」


むしょうに本が読みたくなって購入した伊坂幸太郎「グラスホッパー」。

伊坂幸太郎はこれまで「砂漠」「ラッシュライフ」「死神の精度」の3作を読んだが、とても読みやすく、適度に面白い。読み終わったあと大きな感動を覚えるわけではないのだが、物語の展開、伏線の張り方が上手いのであっという間に読んでしまうのだ。

彼の作品中には必ずといっていいほどロックやジャズなどの「音楽」が登場する。
それも変に通ぶっていないのがよい。

「砂漠」ではロック好きな友人が周囲にパンクロックの入門編としてラモーンズについて熱弁する場面がある。ちなみにこの友人はどう読んでもサンボマスターのボーカル山口隆がモデルになっているのが明らかだ。

ジャズならキース・ジャレットが「ラッシュライフ」に登場したと思うがキース・ジャレットはにわかジャズファンの私も大好きなピアニストである。

こういった点も音楽好きな私からすれば非常に好感をもてるのだ。

「グラスホッパー」、まだ40ページしか読んでないのだが、これが凄く面白い。
冒頭からもう一気に引き込まれてしまうのが分かる。
私、本を読むスピードが大変遅いのだがこの作品はあっという間に読み終えてしまいそうである。

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