2008年4月20日日曜日

曽我部恵一BAND「キラキラ!」。


まだ4月だけど、個人的に間違いなく今年のベスト5に入る名盤に巡り合ってしまった!
曽我部恵一バンドの実質的なデビューアルバムである「キラキラ!」である。
これ最高!!
狂ったように毎日聴いてる。

タイトルからしてすごい!「キラキラ!」だ。

昔ある方がおっしゃっていた。

「オレは映画や音楽、なんでも『キラキラしているもの』がすきなんだ」と。

なるほど、見事な表現だなと思ったね。そしてオレもそうだなと共感したのだった。
そう「キラキラ」こそが、音楽や映画を愛するオレが日常生活で求めている要素そのものなのだ。
岩井俊二の「リリイ・シュシュのすべて」もデビット・フィンチャーの「セブン」も絶望ばかりでまったくもって「キラキラ」してないわけよ。そんなものに用はないんだよ。オレが求めているのは「キラキラ」している音や映画であり、それは言い換えればくだらない日常を少しでも前へ動かすための情熱の輝きなのだよ。

そんな「キラキラ!」がタイトルのこの曽我部バンドの作品はもうヤバイっす。
12曲で35分!これってパンクロックの初期衝動そのものの分数だ。
演奏もシンプルな直球しか投げてない。
「バンドでロックンロールしてる」その事への喜びが満ち溢れている。
これこそバンドサウンドだ。
曽我部バンドのライブは2度ほど観たことあるけど、やたらと曽我部氏のテンションが高いんだよ。
この作品はそのテンションをそのまま詰め込んだようなポジティブなエネルギーが凝縮されている。
歌詞もいいんだよ。
「青春狂走曲」の歌詞とかもう最高!

♪そっちはどうだい うまくやってるかい
こっちはこうさ どうにもならんよ
今んとこはまあ そんな感じなんだ♪

このサビのフレーズが今後しばらくオレの心の支えとなりそうだ。

というわけで「キラキラ!」を絶対支持している今日この頃なのだった。
以上!!

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