2011年9月19日月曜日

吉村昭「海の祭礼」

吉村昭3冊目。

これまた面白い。

鎖国を続ける日本が、アメリカやイギリスなどの大国から開国をせまられ、
通商条約を結んでいく中で
攘夷論が沸き起こり、最後には幕府が崩壊するという激動の時代を、当時の通訳として外国との交渉にあたった重要人物である森山栄之助の半生を中心に見事に綴っている。

ペリーのとったアメリカの軍事力を最大限に武器にした高圧的な姿勢など、小学校の歴史の授業からはわからなかった当時のリアルな状況がひしひしと伝わってくる。



次は何を読もうかなあ。

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