2012年3月13日火曜日

大井町「八幸」

この日は取引先の方、会社の後輩と計5人で呑み会の予定であり、幹事だったので大井町の名店「八幸」を予約しておいたのだが、主役のS氏が急きょ参加できなくなってしまった。結局5人での呑み会は延期となり、ワタクシと取引先のOさんと2人だけでサシのみをすることにした。

Oさんが仕事で遅れたため、始まったのは20時45分頃である。
お店には当日夕方に電話を入れて5人から2人に減ってしまったのでカウタンーをとっておいてもらうよう依頼しておいた。
まずはビールで乾杯。
しめ鯖。八幸はおでん屋という看板ではあるが、食べ物は何でもバランスよく美味しい。

小松菜のおひたし。

山うど。
Oさんとは同じ年である。
30も越えて、
お互い肉には興味がなくなってきて、
魚に野菜をつまむ程度で、ビールよりも日本酒を楽しむようになってきた。かなりオヤジである。
生ビールのあとは日本酒「浦霞」を2合頼んで2人で呑んだ。
話は仕事の話が中心。
1年前のことを思い出す。
2011年3月10日、震災の1日前、ワタシはOさんと仕事で北海道へ行っていた。http://ishiken79.blogspot.com/2011/03/blog-post_10.html
この日の朝、羽田から飛行機に乗ると座席は窓際であった。
窓の外を観るとそこには東京の町があった。
この日は天気が実によくて、
雲がまったくないので、
お台場やディズニーランドなどがはっきりとわかり、しばらく目が離せないほど綺麗に見えた。
やがて飛行機は北上していく。
千葉、茨城に入ると山林の中にぽっかりと平地がのぞくことが多くなり、それらがゴルフ場であることがわかった。
あまりの綺麗さにしばらく外を観ていた。
「日本ってこうなってんだなあ」
天気が良くて実に平和な日本を飛行機から見下ろしていたのだ。
飛行機から降りて女満別空港で同じ飛行機にのってきたO氏と会う。
偶然だが彼も窓際の席だったらしく、ワタシと同じく、景色にみとれていたという。

出張自体は16時頃には終わり、
18時半頃の飛行機で女満別を飛び立ち、
羽田に20時20分について無事出張は終わった。
実に平和で充実感のある出張だった。

あの飛行機からみた日本。
今思うと文字通り「嵐の前の静けさ」のような独特な雰囲気があった。

なんてことをしみじみ語りながら後半は揚げ物を。
白子の天ぷら。
これは日本酒が合う。美味い。
写真だとただのフライにしか見えないが、鳥レバーカツである。
八幸は鳥レバ刺しが名物だ。しかし鳥レバーを生で食べるというのはかなりのリスクでもある。なので加熱済みのこちらをオーダー。新鮮な鳥レバーをサクっと揚げてある。これまた美味い。
ラストはおでんで占めた。

Oさんはいわき出身であり、被災者でもある。
震災の話、仕事の話に夢中になって時間を忘れ、気がつけば23時半。
4月にまた飲むことを誓い大井町駅で別れたのであった。

血圧
朝 上146 下98 脈拍67
夜 上126 下79 脈拍79

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